「実行制御」の使用による単一および複数POVの計算の実行

Profitability and Cost Managementアプリケーションのグローバル・コンテキスト、ルール・セットおよびルールは、視点(POV)ごとに固有です。

これは、同じ名前のルール・セットまたはルールが複数のPOVに存在する可能性があるが、そのルール・セットまたはルールの各インスタンスは一意のアーティファクトであり、一意の定義を持つ可能性があることを意味します。特定のPOVのルールを実行すると、そのルール・セットまたはルールの定義はそのPOVに存在するかのように実行されます。基本計算を実行する際には、データとルールを含む単一のPOVを選択し、それに対して独自のルールを使用して計算を実行します。元々は、ナビゲータを使用した単一POV計算の実行で説明されているように、これは「ナビゲータ」を使用する場合のみ可能でした。現在は、「実行制御」機能を使用して単一POVや複数POVの計算を実行できます(あるPOV内のデータを別のPOVのルールを使用して計算したり、1つのPOV内のルールを複数の異なるPOV内のデータに対して使用するなど)。

注:

POVは、一度計算されたら、別のモデルPOVを使用して計算するには、まずクリアする必要があります。特定のPOVに対して、一度に1セットの計算結果しか存在できません。

POVの計算結果をクリアするには、ステップに従ってエクスプレス計算を実行し、ステップ5で「計算済データのクリア」を選択します。

「実行制御」機能を使用して計算を実行するには、次を参照してください。

注意:

アプリケーションを計算する前に、コストおよび収益データがロードされていることを確認してください。そうでない場合は、空のデータ・セットを使用して計算されます。