データベースのデプロイ

ディメンションの追加や変更、またはその他の構造的な変更を行った場合は、アプリケーション・メタデータを含むデータベースをデプロイする必要があります。

Profitability and Cost Managementデータベースを最初にデプロイする際は、「データベースの置換」を選択して、データベース全体を作成する必要があります。最初のデプロイメントの後、計算用データベースの再デプロイメントが必要になったときには、すでにキューブにあるデータを保持するか再構築時に破棄するデプロイメント・オプションを選択できます。

デプロイメントでエラーが発生した場合は報告されます。

注意:

重複メンバー・アウトラインで作成されたアプリケーションでは、「データの保持」が選択された状態でデータベースがデプロイされた場合、名前変更または親変更されたメンバーに関連付けられているデータは保持されません。

Profitability and Cost Managementデータベースをデプロイするには:

  1. 「ナビゲータ」ボタン「データベース」の順にクリックします。

    「データベース」画面が表示されます(図10-1)。

    図10-1 「Essbaseデプロイ」画面


    デプロイ画面に、次のステップで説明する情報が表示されます。
  2. 「Essbaseデプロイ」タブが選択されていることを確認します。
  3. 「Essbase情報」の下で、次の情報を確認します:
    • 「クラスタ」には、アプリケーションが含まれるOracle Essbaseデータベース・サーバーの名前が表示されます。

    • 「計算用アプリケーション」には、デプロイされるアプリケーションの名前が表示されます。

    • 「計算用データベース」には、アプリケーションがデプロイされるEssbaseデータベースの名前が表示されます。

  4. 「デプロイ・オプション」で、データベースのデプロイに適切なデータベース・オプションを選択します。
    • データベースの初回デプロイメント時には、すべての選択がグレー表示されます。このオプションにより、データベース全体が初めて作成されます。

    • 既存のデータベースを再デプロイする場合、「データベースの更新」を選択すると、既存のアーティファクトおよびプロパティ設定が新しいデータベースに保持され、最新のメタデータを反映してアウトラインが変更されます。

      注:

      サービス管理者またはパワー・ユーザーの役割を持つユーザーは、このオプションを使用できます。

      オプション: 「データの保持」を選択して、データを保持したままEssbaseキューブを構築および再構成します。このオプションは、アウトラインのサイズおよび存在するデータの量によっては時間がかかることがあります。

    • または、「データベースの作成/置換」を選択すると、データベースおよびアプリケーションが完全に削除され、再作成されます。

      注意:

      サービス管理者の役割を持つユーザーのみが、このオプションを使用できます。このオプションを選択する場合は、まずデータをバックアップし、データベースが再作成されたら、手動でリロードする必要があります。

  5. オプション: 「ジョブ・コメント」ボックスにコメントを入力します。コメントは、ジョブ・ライブラリに表示されます。
  6. オプション: 「最終データベース・デプロイメント」で、以前のデプロイメントの日時を確認します。
  7. 「今すぐデプロイ」をクリックして、データベースをデプロイします。

    ジョブが送信されたことを示す確認のメッセージが表示されます。

    注意:

    この操作は、アプリケーションのサイズや複雑さによっては、長時間かかる可能性があります。

  8. 「ジョブ・ステータス」ページでタスクフローIDを使用してデプロイメントの進捗をモニターします。
    検証エラーは、すべて「ジョブ・ライブラリ」画面に表示されます。
  9. アプリケーションを計算します(アプリケーションの計算)。