セキュリティ・アクセス権(なし、読取り、書込み)はディメンションのメンバーに割り当てられます。管理者は、セキュリティを割り当てるディメンションを定義します。
デフォルトでは、セキュリティはTax Reportingのビュー・ディメンションについてのみ有効になります。
注:
ビュー・ディメンションのセキュリティは無効にしないでください。ビュー・ディメンションのメンバーに割り当てられたセキュリティ・アクセス権限により、参照者の役割を持つユーザーにはすべてのデータへの読取りアクセス権が割り当てられ、その他の役割を持つユーザーには即時利用可能な書込みアクセス権が割り当てられます。親レベルでそのすべての子孫を対象にセキュリティを割り当てることができるため、各ディメンション・メンバーに別個にセキュリティを割り当てる必要はありません。任意のディメンションに対してセキュリティを無効化できますが、少なくとも1つのディメンションに対してセキュリティを有効化する必要があることに注意してください。
データ・レベルのセキュリティは、各ディメンションに対するセキュリティ・アクセスの交差に基づきます。最も厳しい制限のあるセキュリティ・アクセスは、システムによって使用されるものです。
表4-4 すべてのメンバーに対するディメンションのアクセス権の表示
グループ・アクセス | アクセス権 | 関係 |
---|---|---|
パワー・ユーザー | 書込み | メンバー |
ユーザー | 書込み | メンバー |
参照者 | 読取り | メンバー |
ヒント
データ・ソース・メンバーFCCS_Supplemental DataおよびFCCS_Managed Dataは、それぞれ、補足データ・マネージャ、データ管理によって送信されるデータ用に予約されています。これらのメンバーに関連付けられたデータを対話形式で変更することを非管理者ユーザーに対して制限するように、データ・アクセス・セキュリティを構成できます。たとえば、すべての非管理ユーザーに対して、FCCS_Supplemental DataおよびFCCS_Managed Dataメンバーへの読取りアクセス権を割り当てることができます。