サンプル・アプリケーションの作成

Tax Reportingでは、あらかじめロードされたメタデータ、データおよび関連アーティファクトを含むサンプル・アプリケーションを作成することができます。設定などを行わずに使用できるこの環境で試行錯誤して、Tax Reportingの機能およびパフォーマンスを確認でき、サンプル・アプリケーションを参照して、メタデータおよびデータを使用する独自のビジネス・プロセスをより簡単にモデル化できます。

注:

「サンプル・アプリケーション」オプションは、Enterprise Performance Management System Workspaceでのみ使用できます。

サンプル・アプリケーションの作成の一環として、次の必須機能が自動的に適用されます。

  • 複数ソース・データ入力の追跡 - 「補足データ」と「管理対象データ」
  • 会社間 - 「会社間データ」と「会社間消去の追跡」
  • レポート標準 - 複数GAAPレポート
  • 次の機能を含む、アプリケーションの「IFRS」レポート標準
    • 未認識繰延税金(DTNR)
    • 連結有効税率調整
  • CbC (国別レポート)では、表1、2および3への入力により、移転価格戦略の結果としてのリスクを評価する分析を計算できます。

注:

アプリケーションに「IFRS」または「CbC」を使用しない場合、新規アプリケーションの作成に概説されているようにそれらの機能を有効にせずに新規アプリケーションを作成する必要があります。

アプリケーションで「中間税引当」を使用する場合、アプリケーションの機能の有効化を参照してその機能を有効にします。

サンプル・アプリケーションを作成するには:

  1. インスタンスに対応するURLを使用し、Tax Reportingにシステム管理者としてログ・オンします。
  2. 「Tax Reporting」画面で、「サンプル・アプリケーションを作成」の下の「作成」を選択します。
    「サンプル・アプリケーションを作成」の下の「作成」を選択します。
  3. 「サンプル・アプリケーションの作成」画面で、次の各役割のユーザーを選択します。
    • パワー・ユーザー - サンプル・アプリケーションのパワー・ユーザーとするユーザーを選択します。選択したパワー・ユーザーには、明示的なパワー・ユーザー・ロールが割り当てられている必要があります。この役割では、読取りおよび書込みアクセス権が付与され、エンティティに対する税金自動化を実行する機能、およびエンティティにデータをインポートする機能を持ちます。
    • サービス管理者 - サンプル・アプリケーションのシステム管理者とするユーザーを選択します。この役割では、読取りおよび書込みアクセス権が付与され、すべてのエンティティに対するメタデータを含むビジネス・プロセス・データを更新する機能を持ちます。

      注:

      ユーザーにサービス管理者とパワー・ユーザーの両方の役割が割り当てられている場合でも、パワー・ユーザーとサービス管理者の役割に同じユーザーを使用しないでください。各役割は、異なるユーザーに割り当てる必要があります。

      パワー・ユーザーおよびサービス管理者を選択し、「OK」をクリックします。
  4. 「OK」をクリックすると、アプリケーションの作成プロセスが開始されます。

    注:

    これには数分かかるため、完了メッセージが表示されるまでブラウザ・ウィンドウを閉じないでください。
  5. 完了メッセージで「OK」をクリックします。

    ホーム・ページから、サンプル・アプリケーションを確認および使用し、独自のアプリケーションを作成できます。