エンティティ全体の構成のコピー

ロールオーバーの実行では、単一シナリオ内のある期間から次の期間へのデータの移行が制限されます。

注:

ロールオーバーの実行を参照してください。

特定のソースから特定のターゲットにデータをコピーする必要がある場合は、「エンティティによる構成のコピー」を使用できます。このオプションを使用すると、シナリオ、年、期間およびエンティティ全体の構成およびルールをコピーできます。選択したソース構成から選択したターゲットにコピーする1対1のコピーを作成できます。複数のターゲット期間にデータをコピーすることもできます。

エンティティによる構成のコピー・プロセスは、システム管理者またはパワー・ユーザーが実行する必要があります。

エンティティにより構成をコピーするには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」「構成」の順に選択します。
  2. 「構成のコピー」を選択し、「エンティティによる構成のコピー」タブを選択します。
  3. 「ソースからターゲットにコピーする構成を選択します」で、構成に含めるオプションを選択します:
    • 税率(期首)
    • 税率(当期および期末)
    • FXレート(平均および期末)
    • 課税損失/税額控除の期限切れの年
    • 現在の未払税(支払および払戻を含む)

    選択した各機能について、必要な交差が把握されます。ディメンション・メンバーなど、他の選択を行う必要はありません。

    エンティティによる構成のコピー
  4. 「ソース」で、コピーするデータのスライスを定義します:
    • シナリオ - シナリオのリストからシナリオを選択します。ソースごとに選択できるシナリオは1つのみです。
    • - リストから年を選択します。ソースごとに選択できる年は1つのみです。
    • 期間 - 期間のリストから基本期間を選択します。
    • エンティティ - ソース・エンティティを選択します。

    注:

    エンティティはフィルタとして機能します。「エンティティ」フィルタを空白のままにすると、ソースとターゲット内のすべてのエンティティを選択したことになります。

    「連結税率」がコピーされるのは、「エンティティ」で「グローバル仮定」を選択するか、「エンティティ」フィルタを空白のままにすることですべてのエンティティを選択した場合のみです。

  5. 「ターゲット」で、ソース・データをコピーする場所を定義します:
    • シナリオ - シナリオのリストからシナリオを1つ以上選択します。
    • - 年のリストから年を1つ以上選択します。
    • 期間 - 期間のリストから期間を1つ以上選択します。
    • エンティティ - 「ターゲット」のエンティティは「ソース」のエンティティと同じになり、変更できません。

    注:

    ターゲットPOVのデータ・ステータスが影響を受けるのは、次の条件を満たす場合のみです:
    • ロールオーバーで使用されるエンティティがロック解除されている場合。
    • ソースのデータ・ステータスを「データなし」にできない場合。
  6. 「実行」をクリックします。

    実行するルールごとにジョブが作成されます。ロールオーバー操作とは異なり、エンティティによる構成のコピー・プロセスではすべてのルールが一度に送信されるため、すべてのジョブが完了するのを待機する必要がありません。「ジョブ」画面でジョブの完了の進捗をモニターできます。

    エンティティによる構成のコピー・プロセスを実行する場合、ロック解除されたすべてのエンティティについてターゲットPOVのデータ・ステータスが影響を受けます。

  7. ホーム・ページで、「アプリケーション」「ジョブ」の順に選択します。
  8. 「ジョブ」タブで、コピー・ジョブを選択してステータスを確認します。選択したジョブの詳細は、ジョブ名をクリックして「ジョブの詳細」を表示します。
  9. ホーム・ページで、「データ・ステータス」を選択して、エンティティによる構成のコピーが完了済で、選択したターゲットPOVに対して「影響」ステータスが表示されることを検証します。
  10. ターゲットPOVを選択して、エンティティによる構成のコピーが完了していることを確認します。