ロールオーバーについて学習

期間のクローズ後、ロールオーバー・プロセスを使用して関連する構成を前期からコピーし、新規ターゲット期間の税引当およびCbCRプロセスの開始点として使用します。前の期間は、ソース期間と見なされます。たとえば、ターゲット期間がP6に設定されている場合、ソース期間はP5になります。ターゲット期間がP1の場合、ソース期間は前年度のP12になります。ロールオーバーを実行すると、ロールオーバー・プロセスにはFCCS_Total地理階層外のエンティティも含めたすべてのレベル0エンティティが含まれます。

注:

1つのシナリオから複数のシナリオ、年および期間に構成をロールオーバーする必要がある場合は、構成のコピーを使用します。シナリオ、年および期間全体の構成のコピーを参照してください。

ロールオーバーは、次のいずれかの構成で使用できます:

  • 税率 - 選択したターゲットPOVに税率をコピーします

    ノート: ターゲット期間がP1の場合は、前年度の期末レートがターゲット年度の期首レートにマップされます。次を参照してください:

    今年度現行税率 => 前年度現行税率

    期末繰延税率 - 非流動 => 期首繰延税率 - 非流動

    期末繰延税率 - 非流動 => 期末繰延税率 - 非流動

    期末地域税金配賦 => 期首地域税金配賦

    期末地域税金配賦 => 今年度地域税金配賦

    期末地域税金配賦 => 期末地域税金配賦

    オーバーライド税率(期末) => オーバーライド税率(期首)

    オーバーライド税率(期末) => オーバーライド税率(今年度)

    オーバーライド税率(期末) => オーバーライド税率(期末)

    オーバーライド税率配賦(期末) => オーバーライド税率配賦(期首)

    オーバーライド税率配賦(期末) => オーバーライド税率配賦(今年度)

    オーバーライド税率配賦(期末) => オーバーライド税率配賦(期末)

  • 為替レート - 選択したターゲットPOVに為替レートをコピーします

    ターゲット期間がP1の場合、為替レートは次のようにマップされます:

    平均レート => 平均レート

    期末レート => 期末レート

    ターゲット期間がP1以外の場合、為替レートは同様にマップされます。為替レートの場合、コピーとロールオーバーのマッピングは同じです。

    ノート: FXレート - 期首の移入元 => 前年度、P12、期末レート(「レートの計算」の実行時)。

  • 税金自動化ルール - 選択したターゲットPOVに税金自動化ルールをコピーします
  • CbCR自動化ルール - CbCR自動化ルールをコピーして、ターゲット期間の表1のデータを移入します
  • CbCRファイリング - (国別レポート)表2、表3、構成エンティティ情報データ、レポート・エンティティ情報およびメッセージ仕様のデータをロールオーバーします
  • 課税損失/税額控除の期限切れの年 - 選択したターゲットPOVに期限切れの年をコピーします

    ターゲット期間がP1の場合、期限切れの年は次のようにマップされます:

    現在の年 => 現在の年-1

    現在の年-1 => 現在の年-2

    ...

    ...

    ...

    ターゲット期間がP1以外の場合、期限切れの年は次のようにマップされます(構成のコピーと同じ動作):

    現在の年 => 現在の年

    現在の年-1 => 現在の年-1

後続の各期間について、ロールオーバー・プロセスを利用して前述の項目を移動できます。1つ以上の構成を選択して一度にロールオーバー、またはすべてを一度にロールオーバーできます。コピーが完了すると、フォームにコピーの完了日時が表示されます。

注意:

ロールオーバーを実行すると、ターゲットのシナリオ、年および期間にある既存の構成(選択した場合)がロールオーバー中に上書きされます。