アプリケーション設定の指定

「アプリケーション設定」ページを使用してビジネス・プロセスのプリファレンスを設定します。

ビジネス・プロセス設定を設定するには:

  1. ホーム・ページで「アプリケーション」「設定」の順にクリックします。
  2. 次のアプリケーションの設定にデフォルトを指定します。

    表6-1 アプリケーション設定

    アプリケーション設定 説明
    別名設定 別名テーブルの選択「メンバーのラベルの表示形式」で、アプリケーション全体のメンバー・セレクタにメンバー・データのタイプが表示されるようにするオプションを選択し、表示するラベルを入力します。
    • デフォルト - フォーム、グリッドまたはディメンション設定によって決定されるデータ

    • メンバー名 - メンバー名のみ

    • 別名 - メンバーの別名のみ(定義されている場合)

    • メンバー名: 別名 - 名前に続けて別名(定義されている場合)

    • 別名: メンバー名 - 別名(定義されている場合)に続けて名前

    数値のフォーマット 次のフォーマット・オプションを設定します:
    • 3桁ごとの区切り文字(なし、カンマ、ドットまたはスペース)
    • 小数点(ドットまたはカンマ)
    • 負数の表示(数値の前または後にマイナス符号を付けるか、数値をカッコで囲む)
    • 負数の表示色(黒または赤)

    「アプリケーション設定」で数値のフォーマットを変更できます。選択した結果は、現在のアプリケーションでアクセス権のあるすべてのフォームのすべての通貨に適用されます。これらの選択は、サービス管理者によって設定された個別の通貨設定を上書きします。

    承認 別名を表示するか、開始されていない承認ユニットを表示するか、承認通知で別名として承認ユニットを表示するかどうかを選択します。
    通知 タスク・リスト、承認およびジョブ・コンソールで通知を有効化します。
    デジタル・アシスタント設定 Oracle EPM Digital Assistantの構成設定を指定します。

    ノート: これらの設定は、デジタル・アシスタントを使用できるようにするための大きな構成プロセスの一部です。デジタル・アシスタントを使用する前に、構成手順を完了する必要があります。デジタル・アシスタントのスタート・ガイドEPMデジタル・アシスタントの実装(管理者)を参照してください。

    • チャネルID - デジタル・アシスタントのOracle Webチャネルを作成したときに生成されたチャネルIDを入力します。

    • サービス名 - デジタル・アシスタントURLを入力します。これは、サービスにログオンしたときに表示されるOracle Digital AssistantサービスURLです。http://またはhttps://を前に付けずにURLを入力します。

    デジタル・アシスタントのスタート・ガイドEPMデジタル・アシスタントの使用の開始も参照してください。

    ページ ページでのメンバーのインデントおよびページ・ドロップダウンのアイテム数の設定に対するデフォルトを設定します。

    注:

    「「ページ」ドロップダウンの項目数」オプションを使用すると、メンバー・リストを短くできるため、「検索」ボックスが見やすくなります。たとえば、リストを10メンバーに減らすと、スクロールしなくても「検索」ボックスが表示されます。
    その他オプション
    • 日付フォーマット - 日付フォーマットを選択するか、「自動検出」を選択してシステムのロケール設定を使用します。
    • 属性ディメンション日付フォーマット - 属性ディメンションの日付フォーマットを選択します。
    • 部分グリッド・フェッチ・サイズ - フォームが大きく、開くのに長時間かかる場合、このオプションを使用してフォームの一部を開きます。開く行および列の数をカンマ(,)区切りで入力します。
    • Smart Viewでアプリケーション管理オプションを抑制 - 新しいアプリケーションが作成されると、デフォルトですべてのアプリケーション管理オプションがSmart Viewで管理者に表示されます。アプリケーション管理オプションを非表示にするか表示するかを選択できます。「はい」を選択すると、アプリケーション・オプションはSmart Viewに表示されません。「いいえ」を選択すると、アプリケーション・オプションがSmart Viewに表示されます。
    • アド・ホック読取り専用役割のデータ・ロードの有効化 - デフォルトは「いいえ」です。アド・ホック読取り専用役割を持つユーザーのデータ・ロードを有効にするには、「はい」を選択します。
    • 連結ルール・ロギングの有効化 — 連結ルールのロギングを有効にする場合に選択します。
    • ルールがバックグラウンドで実行されるまでの秒数の設定—0から600までの値を入力します。
    • クライアント・ログ・レベル - ログに必要な詳細のレベルを設定します。接続したデータ・ソースからのエラー・メッセージ、警告メッセージおよび情報メッセージはすべて発生時に表示されますが、どのメッセージ・レベルのものをブラウザ・コンソール・ログ・ファイルに記録するかは選択できます。この設定は、Oracle JETテクノロジを使用するWebインタフェースでのみ使用できます。表示および記録するメッセージ・レベルの選択:
      • 「なし」: すべてのメッセージを抑制します。

      • 「情報」: 警告およびエラーを含む、すべてのメッセージ — 問題を診断する際に推奨。パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。

      • 「警告」: 警告レベルおよびエラー・レベルのメッセージ。パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。

      • 「エラー」: エラー・メッセージのみ — 一般的な使用に推奨。パフォーマンスへの影響が最小になります。

      • 「一般」: 情報レベルのメッセージとすべてのサーバー・レスポンスおよびリクエスト。パフォーマンスに悪影響を与えます。

    • アド・ホックのユーザー式の有効化: 「はい」を選択すると、アド・ホック・グリッドでメンバー式が添付されたセルにカーソルを置いたときに、セルに関連付けられているメンバー式が表示され、計算をオンザフライで実行できます。
    • 「セグメント」ドロップダウンでの除外メンバーのフィルタ処理—デフォルトは「はい」です。「いいえ」を選択すると、フォームで行のドロップダウンPOVに除外メンバーが表示されます。
    • フォーム・バージョン: フォーム・バージョンを指定します。既存のアプリケーションでは、デフォルトは「フォーム1.0」です。新しく作成されたアプリケーションのデフォルトは、「フォーム2.0」です。この設定はアプリケーション固有であり、アプリケーション間で異なる場合があります。
    • レガシー・リスト・ページ: 標準化されたアーティファクト・ページ(リストまたはリスト・ページとも呼ばれます)を従来のアーティファクト・ページに戻します。デフォルトは「いいえ」で、標準化されたアーティファクト・ページが表示されます。従来のアーティファクト・ページに戻すには、「はい」を選択します。

      標準化されたCloud EPMプラットフォームのアーティファクト・ページについてを参照してください。

    Smart Viewアドオン

    環境の必要に応じて、次のSmart View関連オプションを有効にします:

    • Googleスプレッドシート: GoogleスプレッドシートでのSmart Viewのサポートを有効にする場合に選択します。選択すると、ユーザーは、Googleスプレッドシートからアプリケーションに接続し、Smart View機能を使用して、Googleスプレッドシートでデータを分析できます。

    • 無効なメンバー/コメントの保持: リフレッシュ後にユーザーがSmart Viewのアド・ホック・グリッド上の無効なメンバーとコメントを保持できるようにする場合に選択します。

      たとえば、ユーザーはアド・ホック・グリッドにメンバー名を誤って入力したり、グリッドの内外にコメントを追加する場合があります。アプリケーションでこのオプションを選択すると、ユーザーはグリッドをリフレッシュし、無効なメンバーとコメントをすでに入力したデータとともに保持できます。

      Smart Viewユーザーは、コメントのセル・スタイルを設定でき、これにより無効なメンバーとコメントが呼び出されます。このオプションが選択されていない場合、無効なメンバーはグリッド内の最も近い直前のメンバーに戻ります。ただし、グリッド内の最初の行または最初の列はコメントとして保持されます。グリッドに挿入された空白の行または列は空白のままです。

    Oracle Guided Learning設定

    Oracle Guided Learningを実装した場合は、構成設定を指定します。

    注:

    これらの設定は、Oracle Guided Learningを使用できるようにするための大きな構成プロセスの一部です。Oracle Guided Learningを使用する前に、構成ステップを完了する必要があります。Oracle Guided Learningを使用したCloud EPMとOracle Enterprise Data Management Cloudの統合を参照してください。

    • OGLアプリケーションID: アプリケーションIDを入力します。

    • OGLサーバーURL: URL (場所によって異なります)を入力します:

      • NA: https://guidedlearning.oracle.com
      • EMEA: https://guidedlearning-emea.oracle.com
      • APAC: https://guidedlearning-apac.oracle.com
    AIの使用可能 「生成AI」を選択して、単一のインサイトまたはインサイトのグループのナレーティブ・サマリーを自動的に生成する機能を使用可能にします。
  3. 次の「システム設定」のオプションを指定します。

    表6-2 システム設定

    システム設定 説明
    ユーザーのフル・ネームの表示 選択すると、ユーザーのフル・ネームが表示されます(Victoria Henningsなど)。クリアすると、ユーザーのID(たとえば、VHennings)が表示されます。
    キューブのリフレッシュに共有メンバーを含める 選択すると、共有メンバーが基本メンバーに割り当てられたセキュリティ・アクセスを継承します。

    選択を解除すると、共有メンバーは、基本メンバーと共有メンバーの親に割り当てられているアクセスの組合せに基づいて、最大のセキュリティ・アクセスを継承します。

    デフォルト祖先アクセス権 アド・ホック・グリッドおよびメンバー・セレクタで祖先メンバーにデフォルトのユーザー・アクセス権を指定するオプションを選択します:
    • なし: デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーを表示できません(自分にそれらへのアクセス権が明示的に付与されている場合を除きます)。このオプションを選択した場合、システムは、24.03の更新の前と同じように動作します。
    • 読取り: デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへの読取り専用アクセス権を付与されます(自分に書込みアクセス権または表示アクセス権が明示的に付与されている場合を除きます。この場合は、それらがこのデフォルトより優先されます)。
    • 書込み: デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへの書込みアクセス権を付与されます(自分に読取りアクセス権または表示アクセス権が明示的に付与されている場合を除きます。この場合は、それらがこのデフォルトより優先されます)。
    • 表示: デフォルトでは、ユーザーは、自分にアクセス権があるメンバーの祖先メンバーへの表示専用アクセス権を付与されます(自分に読取りアクセス権または書込みアクセス権が明示的に付与されている場合を除きます。この場合は、それらがこのデフォルトより優先されます)。

      注:

      表示専用アクセス権があるメンバーは表示されますが、それらのメンバーに関連付けられているセルにはデータ値ではなく「#NoAccess」が表示されます。

    「デフォルト祖先アクセス権」設定の操作の詳細は、Smart View for Officeの操作アド・ホック・グリッドでの祖先メンバーへのアクセスを参照してください。

    電子メールの文字セット たとえば、UTF-8「地域設定」などがあります。
    ビジネス・ルール通知 「はい」に設定すると、(Calculation Managerで通知が有効になっている)ルールが完了するか、エラーが発生した場合にユーザーまたはグループに通知されます。ユーザーに通知で、通知するユーザーまたはグループを選択します。
    アド・ホック・フォームでの共有メンバーに対するドリルダウンを許可
    • 「はい」では、アド・ホック・グリッドで共有メンバーに対するドリルダウンが許可されます。

      「はい」に設定すると、「ベースのすべてのレベルにドリル」チェック・ボックスが表示されます。

      このオプションが「はい」に設定されている場合、ブロックの抑制はサポートされません。ブロック抑制を無効にするには:

      • Oracle Smart View for Officeの場合、「オプション」「データ・オプション」で、「欠落ブロックの抑制」を無効にします。
      • Webの場合、「プリファレンス」「アド・ホック・オプション」で、「行で欠落しているブロック」を無効にします。
    • いいえの場合、アドホック・グリッドでの共有メンバーに対するドリルダウンは無効です。

    共有メンバーの複数セルのズーム・インはサポートされていません。Smart View for Officeの操作Cloud EPMの共有メンバーのズーム・インも参照してください。

    ベースのすべてのレベルにドリル

    アド・ホック・グリッド・ユーザーは、共有メンバーからベース階層内のすべてのレベルにドリルダウン(またはズーム・イン)できます。このチェック・ボックス・オプションは、標準モードのアプリケーションにのみ適用されます。

    「ベースのすべてのレベルにドリル」チェック・ボックスは、「アド・ホックでの共有メンバーに対するドリルダウンを許可」「はい」に設定されている場合に表示されます。

    共有メンバーは、多くの場合、その基本階層の親メンバーです。「ベースのすべてのレベルにドリル」チェック・ボックスを有効にすると、ユーザーはズーム・オプション「すべてのレベル」または「最下位レベル」を使用して、共有メンバーから基本階層にドリルダウンできます。

    「ベースのすべてのレベルにドリル」チェック・ボックスが無効になっている場合、ユーザーは、「次のレベル」ズーム・オプションを使用して一度に1レベルずつ基本階層の各レベルにズーム・インできます。

    承認プロセスの電子メールの最小化 承認の使用時にユーザーが受信する電子メールの数を減らします。デフォルトは「いいえ」です。

    「はい」を選択すると、ユニットの新しい所有者にメール通知(承認された親エンティティに関する)が1通のみ送信されます。ユニット階層のすべての子エンティティに個別の電子メール通知が送信されるわけではありません。「いいえ」を選択すると、親ノードで設定されている所有者が、選択したノートについてのメールも、各子ノードについてのメールも受信します。

    アプリケーションの使用可能 バックアップ中などの管理モードのときに、ユーザーがアプリケーションにアクセスできるかどうかを判別します。「管理者」を選択すると、非管理者ユーザーがアプリケーションにログオンしている場合、ユーザーは強制的にシステムからログオフされ、ログオンできなくなります。すべてのユーザーがアプリケーションにアクセスできるように戻すには、「すべてのユーザー」を選択します。
    アプリケーションの所有者の割当 アプリケーションの所有権を別の管理者に割り当てます。
    代替変数の表示を使用可能にする ユーザーが、ビジネス・ルールで実行時プロンプトへの応答時に「メンバー選択」ダイアログ・ボックスに代替変数をどう表示させるかを次のように設定します。「すべて表示」では、すべての代替変数が表示されます。「何も表示しない」では、代替変数は表示されません。「フィルタの使用可能」では、実行時プロンプトに有効な代替変数のみが表示されます。
    Smart View抑制の動作 行と列にデータの欠落やゼロがある場合、Oracle Smart View for Officeで、抑制動作を選択します。
    • レガシーを選択すると、「データなし」、「欠落」または「ゼロ」のいずれか(両方ではない)を含む行、列、またはその両方が抑制されます。
    • 標準を選択すると、「データなし」、「欠落」と「ゼロ」の両方を含む行、列、またはその両方が抑制されます。
    Smart Viewアド・ホック動作

    新規および再作成されたアプリケーションはすべて、自動的に「標準」に設定されます。

    既存および移行されたアプリケーションの場合は、Oracle Smart View for Officeで拡張アド・ホック機能および動作を有効にするかどうかを選択します。

    • ネイティブ(デフォルト) - 拡張アド・ホック機能を有効化しません。

      すべてのSmart Viewリリースでサポートされます。

    • 標準 - 拡張アド・ホック機能を有効化します。

      リリース11.1.2.5.900以降のSmart Viewでサポートされます。

    標準モードで使用可能な拡張アド・ホック機能の詳細は、Smart View for Officeの操作Cloud EPMでのSmart Viewの動作オプションを参照してください。

    リフレッシュ時にすべての別名表を使用

    アド・ホック・グリッドに入力された別名を、現在選択されている別名表を使用して評価するか、すべての別名表に対して評価するかを指定します

    • はい: 入力は、すべての別名表およびすべてのメンバー名に対して評価されます。

    • いいえ: 入力は、現在選択されている別名表およびすべてのメンバー名に対して評価されます。これがデフォルトの設定です。

    入力が有効なメンバー名または別名として識別できなかった場合、その入力はコメントとして表示されます。

    日次メンテナンス時に増分データ・インポートのためにEPM Cloudスマート・リストのテキスト・データをエクスポート 日次メンテナンス・プロセス中に完全なエクスポートを実行するか、アプリケーション・バックアップを作成するかを選択します:
    • はい(デフォルト) - 完全なエクスポートを実行することで、スマート・リスト・データを含むデータをアプリケーションに増分的にインポートできます(このオプションではメンテナンス・プロセスの時間が長くなる可能性があります)

    • いいえ — メンテナンス・プロセス時にアプリケーションのバックアップを作成することで、全面的な復元の一部としてデータを使用できます

    デフォルトで勘定科目をリンク

    ブロック・ストレージ(入力)キューブの場合、デフォルトで勘定科目メンバーを相互参照リンクするかどうかを選択します。

    • はい(デフォルト) - 相互参照は勘定科目メンバーで作成され、ビジネス・プロセスは以前のリリースと同じように機能します。
    • いいえ — 相互参照は勘定科目メンバーで作成されず、ビジネス・プロセスのパフォーマンスを向上できます。「いいえ」を選択すると、「キューブのリフレッシュ」を実行した後、勘定科目メンバーの既存の相互参照はすべて削除され、非ソース・キューブではソース・キューブのデータが表示されなくなります。
    属性ディメンション並替えしきい値 0から500までのしきい値を入力します(500がデフォルト値です)。

    属性ディメンションについては、特定の親の下のメンバー数が、指定したしきい値を超えると、メタデータのロード中ではなく、ロードの終了時にメンバーが並べ替えられます。属性ディメンションの特定の形状によっては、この数値を調整すると、パフォーマンスに影響が生じることがあります。一般に、属性ディメンションのロード時間が許容可能なレベルを下回らないかぎり、この設定は無視できます。

    レポート・オプションの設定 「レポート設定」をクリックします。「レポート設定」から、レポートの作成に使用するTrueTypeフォントをアップロードできます。Enterprise Performance Management Cloudデプロイメントへのフォントのアップロードを参照してください。
  4. 「保存」をクリックして、アプリケーション設定を保存します。