RTA分岐の使用

  1. RTA分岐機能を有効にせずにTRCSアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成を参照してください。
  2. 「アプリケーション」->「構成」→「機能を使用可能にする」に移動します。「RTA分岐」を選択して、「有効化」をクリックします。RTA分岐の有効化を参照してください。

    次の新しいメタデータが作成されます:

    TRCS_CurrentTaxExpenseRTATotal、TRCS_CurrentTaxExpenseEquityRTAReversal、TRCS_CurrentTaxExpenseRTATotal(Shared)、TRCS_RCurrentTaxExpenseRTATotal、TRCS_RCurrentTaxExpenseEquityRTAReversalおよびTRCS_RCurrentTaxExpenseRTATotal(Shared)

    Note:

    • 「現在の引当金(国)」で、追加の当期引当金の計算階層に新しい子メンバーがあります。追加の当期引当金の計算階層には、次のメンバーが表示されます:
      • TRCS_CurrentTaxExpenseRTATotal
      • TRCS_CurrentAddtlCalcRTA
      • TRCS_CurrentTaxExpenseEquityRTAReversal。

      現在の引当金(国) - 子メンバー

      「現在の引当金(国)」フォーム

    • 「現在の引当金(地域)」で、当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の階層に新しい子メンバーがあります。当期の税金費用(申告額の未払処理調整)階層には、次のメンバーが表示されます:
      • TRCS_RCurrentTaxExpenseRTATotal
      • TRCS_RCurrentAddtlCalcRTA
      • TRCS_RCurrentTaxExpenseEquityRTAReversal

      現在の引当金(地域) - 子メンバー

      「現在の引当金(地域)」フォーム

ビデオ・リンクビデオを視聴し、Tax Reportingについてさらに学習します: 概要: Tax Reportingでのメタデータの処理

Table 26-2 RTA分岐の使用

アクション 結果
  • ディメンション・エディタに移動し、勘定科目TempStockCompを検索して、属性TRCS_CurrentAddtlCalcStockCompRTAを添付します
  • ディメンションの表示および編集を参照してください
  • 「データベースのリフレッシュ」を実行します。
  • 「税率」フォームに移動して、「実績」のFY16 P12、P13、FLE201、CAおよび「実績」のFY17 P1、FLE201、CAに20%の税率を入力します。
  • 同様に、「実績」のFY16 P12、P13、FLE201、CA_Blendedおよび「実績」のFY17 P1、FLE201、CA_Blendedに30%の税率を入力します。
  • 転記期間P1と転記年FY17でRTA自動化を設定します。
  • 「現在の引当金」に移動して、NIBT全体で10,000、「実績」のFY16 P12の株式報酬に対して5000を入力します。
  • 同様に、「実績」のFY16 P13を選択して、値50000を使用してNIBTで調整します。「実績」のFY16 P13で連結を実行します。
  • 「RTA」フォームに移動します。株式報酬でのRTA差異は-5000です。(P13- P12)
  • 申告上の当期の税金費用は7000です
  • 「現在の引当金」フォームに移動します
  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の合計を展開します
次の点に注意してください:
  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の資本逆仕訳値は1000(5000*0.2)

  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)は7000

  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の合計は8000

「ETR」フォームに移動します。 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の合計は8000です
「TAR」フォームに移動します。 自動合計に、-7000の未払法人税と-1000の資本逆仕訳が表示されます
  • 「現在の引当金」フォームに移動します
  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の合計を展開します。
次の点に注意してください:
  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の資本逆仕訳値は1000(5000*0.2)

  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)は7000

  • 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の合計は8000

「ETR (地域)」フォームに移動します。 当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の合計は12000です
「TAR (地域)」フォームに移動します。 自動合計では、未払法人税は-10500で、資本逆仕訳は-1500です

ここで、永久勘定科目に対して同じステップを実行します:

  1. ディメンション・エディタに移動し、永久勘定科目(PermEquity)を検索します。

    Example_永久勘定科目

    永久勘定科目ディメンション・メンバー

  2. 属性TaxおよびNationalを添付します。
  3. TRCS_CurrentAddtlMTotalの下でこのメンバーを共有します。
  4. 任意の永久勘定科目を編集して、属性PermEquityを添付して、「データベースのリフレッシュ」を実行します。
  5. 「実績」では、FY16 P12で、控除に対していくつかのデータが入力されています(3000など)。
  6. 「実績」のFY16 P13および「実績」のFY17 P1に対して連結を実行します。
  7. 「現在の引当金(国)」に移動します。
  8. 当期の税金費用の値が、税金の影響を受ける永久勘定科目および一時勘定科目の合計になるようにします。当期の税金費用(申告額の未払処理調整)の資本逆仕訳値は1000(5000*0.2) + 600(3000*0.2)=1600です

Note:

地域の個別の勘定科目を作成して、同じステップを実行できます。