アプリケーションに関する推奨事項の表示

サービス管理者は、アプリケーションを最適化する方法(構成タスクの実行、代替変数の有効化など)に関する推奨事項を表示できます。推奨事項リストには、優先度、カテゴリ、モジュール、アーティファクト、推奨事項の説明、および実装方法の手順が含まれます。推奨事項をCSVファイルにエクスポートすることもできます。

推奨事項ページには、最新の推奨事項でデータベースを更新するためにバックグラウンドで実行されるジョブを作成するシステムの再スキャン・オプションが用意されています。ジョブ・コンソールで再スキャン・ジョブのステータスを確認した後、「リフレッシュ」をクリックして推奨事項ページのリストをリフレッシュできます。このページには、再スキャン・プロセスが最後に実行された日時を示すタイムスタンプも含まれます。

アプリケーションに関する推奨事項を表示するには:

  1. 「アプリケーション」をクリックし、「推奨事項」を選択します。
  2. 「推奨事項の表示」をクリックします。
  3. 最新の推奨事項でデータベースを更新するには、システムの再スキャンをクリックします。

再スキャンはジョブとして起動され、データの量によっては時間がかかる場合があります。「ジョブ」コンソールでステータスを参照できます。

  1. 「リフレッシュ」をクリックして、推奨事項のリストをリフレッシュします。
  2. オプション: 推奨事項メッセージをCSVファイルにエクスポートするには、「エクスポート」をクリックし、 「ファイルの保存」を選択して、「OK」をクリックします。ファイルの保存場所を選択し、「保存」をクリックします

メタデータ検証

Tax Reportingでは、潜在的なメタデータの問題を識別できるメタデータ・バリデータを使用できます。このバリデータによって、確認して実装できる警告および提案が推奨事項モジュールに表示されます。

「エクスポート」をクリックすると、すべての推奨事項をダウンロードできます。

「推奨事項」リストで、「優先度」ステータスは「高」、「中」または「低」、「カテゴリ」は「一般」、「モジュール」は「メタデータ」、「アーティファクト」は「キューブ名」(連結勘定科目、連結全ディメンションなどのディメンション名)としてマークされます。

Table 5-7 メタデータ検証: カテゴリ - 一般、モジュール - メタデータ

優先度 アーティファクト 推奨事項 実装方法
Consol勘定科目 次のTRCS_TempGSTotal、TRCS_TempSTTotal、TRCS_TaxLossesCFSTotal、TRCS_TaxCreditTotal、TRCS_VATotal、TRCS_RTempTotal、TRCS_RTaxLossesPreCFSTotal、TRCS_RTaxCreditTotal、TRCS_RVATotalおよびTRCS_RTaxAttribTotalのレベル0の子孫には、CETR属性を割り当てることができません: <listOfMembers> TRCS_TempGSTotal、TRCS_TempSTTotal、TRCS_TaxLossesCFSTotal、TRCS_TaxCreditTotal、TRCS_VATotal、TRCS_RTempTotal、TRCS_RTaxLossesPreCFSTotal、TRCS_RTaxCreditTotal、TRCS_RVATotalおよびTRCS_RTaxAttribTotalのレベル0の子孫すべてでCETR属性を削除してください。ここをクリックします。
Consol勘定科目 次のTRCS_TaxAccountsのレベル0の子孫には、TaxTypeおよびTaxDataType両方の属性を割り当てる必要があります: <listOfMembers> TRCS_TaxAccountsのレベル0の子孫すべてにTaxTypeおよびTaxDataType属性を追加してください。
Consol勘定科目 次のTRCS_CurrentAddtlTotalのレベル0の子孫は、TRCS_CurrentAddtlETRTotalの共有子孫でもある必要があります: <listOfMembers> TRCS_CurrentAddtlTotalのレベル0の子孫すべてをTRCS_CurrentAddtlETRTotalの子孫として共有してください。

ConsolおよびCbCRに対して実行されます

<DimensionName>

検証は、Consolキューブのこれらのディメンションについてのみ実行されます。

  • 勘定科目
  • 増減
  • データ・ソース
  • シナリオ
  • 会社間
  • 複数GAAP
  • 連結
  • 管轄
  • エンティティ

この検証は、次のディメンションに対しては実行されません:

  • 期間
  • ビュー
  • 通貨
次の共有メンバーはプライマリ・メンバーの前に置かれています: <parentMemberName>.<sharedMemberName> 共有メンバーをそれぞれのプライマリ・メンバーの後に移動してください。ここをクリックしてください。
Consolエンティティ 次のレベル0のエンティティには、法定住所属性を割り当てる必要があります:<listOfMembers> 法定住所属性をレベル0のエンティティすべてに追加してください。ここをクリックしてください。
Consolエンティティ 親の税金計算属性が割り当てられた次の親エンティティには、法定住所属性を割り当て、「上位レベルのエンティティ入力を許可」プロパティを有効にする必要があります:<listOfMembers> 親の税金計算属性のあるすべてのエンティティに対して、法定住所属性を追加し、「上位レベルのエンティティ入力を許可」プロパティを選択してください。ここをクリックしてください。

ConsolおよびCbCRに対して実行されます

<DimensionName>

この検証は、すべてのディメンションに対して実行されます

次のメンバーに同じ別名が設定されています:<aliasNameOfTheMember> : <memberNames> リストされたメンバーの別名を更新してください。ここをクリックしてください。
ConsolおよびCbCRのすべてのディメンションに対して実行されます 示されたディメンションで、次のメンバーに同じ別名が設定されています:<aliasName> : <dimName1>=<memberName>, <dimName2>=<memberName> リストされた各ディメンションでメンバーの別名を更新してください。ここをクリックしてください。

年、期間、ビュー、通貨を除く、Consol、CbCRおよび構成キューブのすべてのディメンションに対して実行されます。

動的計算データ・ストアを持つ次のレベル0の子孫にメンバー式が添付されていません: <listOfMembers> 動的計算としてタグ付けされたレベル0のメンバーにデータをロードすることはできません。ここをクリックしてください

年、期間、ビュー、通貨を除く、Consol、CbCRおよび構成キューブのすべてのディメンションに対して実行されます。

次のレベル0の子孫にはメンバー式が含まれており、データ・ストレージ・タイプが「動的計算」ではありません: <listOfMembers> メンバー式を含むレベル0のメンバーのデータ・ストレージ・タイプは、「動的計算」である必要があります。ここをクリックしてください
Consol、CbCRおよび構成キューブ勘定科目ディメンションに対して実行されます 勘定科目Tax_Accountsの次の子孫はデータ・ストレージ・タイプが「動的計算」で、メンバー式が添付されています: <listOfMembers> Tax_Accounts階層のメンバーにはメンバー式を添付できません。

Note:

<listOfMembers>には、ランタイムで検証に失敗したすべてのメンバーが列挙されます。

「推奨事項」リスト

Note:

  • DBのリフレッシュ: メタデータの変更がある場合は必ず、DBのリフレッシュを実行する必要があります。
  • プライマリ・メンバーの前に置かれた共有メンバー:
    • 次のディメンションに対して検証が実行されます: 勘定科目、増減、データ・ソース、シナリオ、会社間、複数GAAP、連結、管轄およびエンティティ(連結キューブの場合のみ)
    • 次のディメンションに対して検証は実行されません: 年、期間、ビューおよび通貨
  • ディメンション内およびディメンション間での別名の重複: すべてのディメンションに対して検証が実行されます。

関連項目: メタデータ検証メッセージ