デフォルトでは、繰延税金により、合計繰延税金の金額(TRCS_NDefTaxNetVA)に基づいて一時差異勘定科目が分類されます。
- 合計繰延税金がプラス(ゼロ以上)の場合、すべての一時差異勘定科目は非流動資産に分類されます。
- 合計繰延税金の金額がマイナス(ゼロ未満)の場合、各一時差異勘定科目は、非流動負債に分類されます。
追加の柔軟性が必要な場合、分類属性を使用して、国と地域両方の勘定科目の分類方法を定義できます。
次の即時利用可能なシステム・メンバーが存在します。
•TRCS_Classify_ATACCOUNT: レベル0の一時差異勘定科目に割り当てられた場合、その期末残高の値に基づいて分類されます。
•TRCS_Classify_ASSET: レベル0の一時差異勘定科目に割り当てられた場合、その期末残高は無視されて常に非流動資産に分類されます。
•TRCS_Classify_LIABILITY: レベル0の一時差異勘定科目に割り当てられた場合、その期末残高は無視されて常に非流動負債に分類されます。
前述の即時利用可能な分類属性メンバー(「固定資産合計」など)に加え、追加のカスタム属性メンバーを作成できます。カスタム属性が複数のレベル0の一時差異勘定科目に割り当てられると、それらの勘定科目の合計期末残高によって、カスタム属性が割り当てられたすべての勘定科目の分類が決定されます。
繰延税金資産および負債を分類するには:
- ホーム・ページで「アプリケーション」、「概要」、「ディメンション」の順にクリックします。
- 「キューブ」で、「すべて」を選択します。これにより、「ディメンション」タブに分類が表示されます。
- 「名前」で、分類を選択します。
- 「メンバー・プロパティの編集: 分類(勘定科目)」で、即時利用可能な分類属性メンバーを表示します。
•TRCS_Classify_ATACCOUNT: レベル0の一時差異勘定科目に割り当てられた場合、その期末残高の値に基づいて分類されます。
•TRCS_Classify_ASSET: レベル0の一時差異勘定科目に割り当てられた場合、その期末残高は無視されて常に非流動資産に分類されます。
•TRCS_Classify_LIABILITY: レベル0の一時差異勘定科目に割り当てられた場合、その期末残高は無視されて常に非流動負債に分類されます。
- カスタム分類グループ名を作成するには、次のステップを実行します。
- 「メンバー・プロパティの編集: 分類(勘定科目)」で、「子の追加」アイコンをクリックします。
- 「子の追加」ダイアログ・ボックスで、追加するメンバー数を入力し、「適用」をクリックします。親メンバーが分類として表示されます。
- カスタム分類グループの「メンバー名」を入力し、「保存」をクリックします。
- オプション: 「別名表」の名前を入力します。
- 「アプリケーション」ページで、「ディメンション」をクリックし、「勘定科目」をクリックします。
- 「メンバー・プロパティの編集: 勘定科目」画面で、「メンバー名」に移動し、必要に応じて各列からオプションを選択して分類グループを構成します。
- 分類列までスクロールし、メンバーを関連付けるレベル0の一時差異勘定科目(デフォルトまたはカスタム)を選択します。
- 分類列で、適切な分類グループ名を選択し、それを勘定科目に割り当てます。
- 「保存」をクリックします。
- 分類グループが割り当てられたら、「アクション」で「データベースのリフレッシュ」を選択します。
- ホーム・ページで、必要に応じて「税引当(国)」または「税引当(地域)」を選択します。
- 「アクション」で、「連結」を選択します。
- ホーム・ページで、必要に応じて「税引当(国)」または「税引当(地域)」を選択し、「パッケージ」、「一時差異」レポートの順に選択します。
- 合計一時差異勘定科目を強調表示し、レポートの一番右側の一時差異期末残高列までスクロールして、期末残高を確認します。
- 「パッケージ」タブで「繰延税金」レポートを選択し、構成に基づいた繰延税金資産と繰延税金負債の分類が正しいことを確認します。
- ホーム・ページで「TAR」(税金勘定科目ロールフォワード・レポート)をクリックし、合計繰延税金で、構成に基づいた繰延税金資産と繰延税金負債の分類が正しいことを確認します。