予測および予算は、現在の費用を管理して来年度の費用を予測できるようにする方法です。アプリケーションに対して様々なシナリオ(予測、予算、What-Ifシナリオなど)を作成することによって、状況ごとに異なる条件を反映するようにシナリオをモデル化できます。
期首残高に対するシステムのデフォルトの動作では、データが書き込まれる期首残高と同じシナリオから期末残高を繰り越します。期首残高には、各年度の期末残高データのソースとなる別のシナリオを指定できます。たとえば、予測、プラン、予算など、将来の予測データを記録する場合、レポートされる期首残高は、予測される期間の期末残高に可能なかぎり正確な結果が反映されるように、通常は実際の最新データに基づいています
シナリオに期首残高オーバーライドを指定するには:
- オプション: ターゲット・シナリオ(予測など)の税率およびFXレートを更新します。次のトピックを参照してください:
システム管理者またはパワー・ユーザーは、構成のコピーを使用して、実績の期首税率を予測にプルできます。シナリオ、年および期間全体の構成のコピーを参照してください。
- ホーム・ページで「アプリケーション」、 「構成」の順にクリックします。
- 期首残高オーバーライドを選択して、TRCS_期首残高オーバーライド・フォームを開きします。
- 「年」をクリックして設定するターゲット年を選択し、「OK」をクリックします。
- 生成するシナリオ(予算や予測など)を含む行を選択します。
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オプション: 新しいシナリオ(What-Ifシナリオなど)を追加するには:
- ナビゲータの「作成および管理」で、「ディメンション」を選択し、「シナリオ」ディメンションを選択します。使用可能なすべてのシナリオがTRCS_期首残高オーバーライド・フォームに表示されます。
- 「子の追加」をクリックして新しいシナリオの詳細を追加し、「保存」をクリックします。
注:
「BegBalを期間として含める」を選択して期首残高を含めます。
- データベースをリフレッシュします。
- 期首残高のソース・シナリオで、「実績」を選択して期首残高のソースとして使用します。
ソース期間は常に固定されます(例: 期首残高と期首FXレートの場合はP12、RTAの場合はP13)。
- オプション: RTAのソース・シナリオで、ソース・シナリオを選択してRTAデータをプルします。実績RTAソース・シナリオが選択されていない場合、RTAはターゲット・シナリオ(例: 予測または予算シナリオ)から選択されます(そこにデータが定義されている場合)。
- オプション: 期首FXレートのソース・シナリオで、ソース・シナリオを選択してFXレートをプルします。実績FXレート・ソース・シナリオが選択されていない場合、FXレートはターゲット・シナリオ(例: 予測または予算シナリオ)から選択されます(そこにデータが定義されている場合)。
- 「保存」をクリックします。
- オプション: 連結を実行する前に、必要に応じてシナリオを調整します。
- ホーム・ページで、「税引当(国)」を選択し、次に「パッケージ」、「現在の引当金」の順に選択します。
- 「アクション」で、「連結」を選択します。
ターゲットPOVを選択することで連結の結果を表示でき、「一時差異」および「繰延税金」フォームの「期首残高」で結果をレビューできます。