FXレート・オーバーライド勘定科目の設定

この機能を使用して、外国為替(FX)レート・オーバーライド勘定科目を勘定科目に割り当てます。これにより、FXレート・オーバーライド勘定科目に対して入力されたレートが、割り当てられた勘定科目に適用されます。(帳簿または税金勘定科目に対してFXレート勘定科目を構成するために作成された)カスタム属性「FXレート - グローバル・アカウント・レート・オーバーライド」を使用すると、レート勘定科目を基本勘定科目に割り当てることができます。「FXレート - グローバル・アカウント・レート・オーバーライド」は、メンバー・ドリブン・カスタム属性であり、TRCS_FX Rates - Global Account Rate Override階層の下に作成されたメンバーを自動的に同期します。

構成例

次の例では、一時差異勘定科目のFXレート・オーバーライド勘定科目を設定する方法を示します(AROなど):

  1. ディメンション・ライブラリに移動します。Tax Reportingの管理勘定科目ディメンションを参照してください。
  2. 「勘定科目」をクリックします。
  3. 「為替レート」階層を展開します。
  4. 「メンバー・プロパティの編集: 勘定科目」ウィンドウが開きます。
  5. TRCS_FX Rates - Global Account Rate Override階層を選択します。
  6. TRCS_FX Rates - Global Account Rate Override階層の下に勘定科目を作成し、FX Rate – AROと名前を付けて保存します。

    Create_an_Account

  7. 一時差異勘定科目TempST0002 (ARO)を選択して、「編集」Edit_iconアイコンをクリックし、「属性値」タブを選択します。
  8. 「FXレート - グローバル・アカウント・レート・オーバーライド」を展開して、FX Rate - AROを選択して保存します。

    Select_FX_Rate

  9. FX Rate ARO階層の下に作成した勘定科目が、その下にリストされて表示されます。それ以外の場合は、下部のSynchronize_Buttonボタンをクリックして、FXレート勘定科目のリストをリフレッシュします。
  10. データベースのリフレッシュを実行します。
  11. ライブラリに移動して、「税金管理」「FXレート」フォルダの順に展開します。
  12. TRCS_FX Rates - Global Account Rate Overrideフォームを開きます。
  13. 期間のFXレートを入力し、データを送信します。
  14. 「連結/換算」を実行すると、FXレートがTempST0002(ARO)勘定科目に適用されます。

Note:

  • 前述の例でFX Rate – ARO勘定科目に入力したFXレートは、TempST002勘定科目/すべての増減(期首残高メンバー、期首残高調整メンバーおよび課税損失期首調整を除く)の換算に使用されます。

  • FXレート勘定科目は、複数の勘定科目に指定できます。FXレート勘定科目に関連付けられるすべての勘定科目は、FXレート勘定科目に入力されたレートに基づいて換算されます