取得時換算勘定の外国為替レートおよび金額のオーバーライドの入力

オーバーライド・レートおよび金額を使用するために取得時換算勘定のメンバー・プロパティを編集して、取得時換算帳簿勘定のレートおよび金額のオーバーライドを構成できます。

次のように、履歴レートを必要とする勘定科目で次のオプションを使用して、現在の期間をオーバーライドできます。

履歴レート・オーバーライド - 通貨換算時に、当期為替レートのかわりに履歴為替レートを使用できます。取得時換算勘定レートのオーバーライドは、帳簿勘定科目(損益計算書または貸借対照表の勘定科目メンバー階層内の勘定科目)での使用のみを目的としています。
履歴金額オーバーライド - 通貨換算が発生しない場合に当期換算値で履歴換算金額を使用できます。

オーバーライドのレートと金額は、Consolキューブに格納されます。取得時換算勘定のオーバーライド・レートをロードする場合、それらはRatesキューブではなくConsolキューブにロードされる必要があります。

選択した為替レート・タイプに基づいて勘定科目の履歴レートまたは金額のオーバーライドを選択すると、勘定科目は、共有メンバーとしてFCCS_Historical Accounts階層に自動的に追加されます。FCCS_Historical Accountsの基本レベルの勘定科目は、レートの入力に使用される「FXレート・オーバーライド」フォームに表示されます。Oracle Tax Reporting Cloudの履歴レートは、すべての増減メンバーに適用されます。

次のビデオを参照してください: Tax Reporting Cloudでの取得時換算勘定の外国為替レートおよび金額のオーバーライドの構成。

履歴外国為替レートを構成するには:

ホーム・ページで「アプリケーション」、「概要」、「ディメンション」の順にクリックします。
「勘定科目」を選択し、「メンバー・プロパティの編集」タブを選択します。
「メンバー名」で、FCCS_Balance Sheetを展開し、履歴外国為替レートまたは金額を適用する勘定科目を選択します。
「為替レート・タイプ」列で、ドロップダウンから適切なレート・タイプを選択します。
- 履歴レート・オーバーライド
- 履歴金額オーバーライド
注:
デフォルトでは、使用可能な列で「デフォルト・モード」が有効で、適切な列の選択のみが表示されます。「為替レート・タイプ」列が表示されない場合、次のように「デフォルト・モード」を無効にしてすべてのプロパティ列を表示する必要があります。
1. 任意の列ヘッダーを選択して右クリックすると、「使用可能な列」リストが表示されます。
2. リストの一番下までスクロールして、「デフォルト・モード」の選択を解除し、すべての列を追加します。
3. 「為替レート・タイプ」列を見つけ、選択を行います。
「保存」、「閉じる」の順にクリックします。
「アプリケーション」画面の「ディメンション」タブで、「リフレッシュ」をクリックして変更を適用します。
ホーム・ページで「ライブラリ」をクリックし、「税金管理」を展開して、「FXレート・オーバーライド」フォームを開きます。
POVで、履歴レートおよび金額を追加する基本または親エンティティを選択します。FCCS_Historical Accounts階層のすべての勘定科目が表示されます。

注:
データ入力に使用できるのは、選択したレートまたは金額のオーバーライドに関連付けられた列のみです。たとえば、履歴レート・オーバーライド勘定科目を選択すると、レート・オーバーライド列を使用できます。金額オーバーライドを入力するには、履歴金額オーバーライド勘定科目を選択する必要があります。
オプション: 履歴レート・オーバーライド勘定科目では、レート・オーバーライド列で各期間の履歴レートを入力し、POVのエンティティの基本通貨から行の通貨に換算できます。比率をパーセントで入力します。たとえば、.85とします。
オプション: 履歴金額オーバーライドでは、金額オーバーライド列で換算値を入力し、各期間の勘定科目に使用できます。
「保存」をクリックします。

注:
トライアンギュレーションは含まれないため、オーバーライド・レートおよび金額の入力後、レートの計算ルールを実行する必要はありません。