自動同期の管理
自動同期は、スケジュールされたOracle Eloquaへのインポートです。Oracle Eloquaでは、最新の情報が保持されるように、CRMシステムとデータが同期されます。新しいリード・レコードやコンタクト・レコードがCRMシステムで作成される場合があります。これらのリードやコンタクトを今後のマーケティングに活用できるように、このデータをOracle Eloquaに反映する必要があります。
Oracle Eloquaでは、CRMレコードとその独自のレコードの間の関係がIDで管理されます。たとえば、CRMシステムにリード・エンティティとコンタクト・エンティティがあるとします。対応するレコードと同期する方法をOracle Eloquaはどのように把握するのでしょうか。Oracle Eloquaの各コンタクト・レコードには、エンティティの対応するCRM ID値を保持するIDフィールドへの参照があります。たとえば、Bobのレコードが次に示す内容であるとします。
名: Bob
姓: Smith
Eメール・アドレス: bob@example.com
会社: Acme Inc.
CRMリードID: Abcd12345 (SFDC LeadIDには、大/小文字を区別する照合が必要です)
CRMコンタクトID: 54321dcbA (SFDC ContactIDには、大/小文字を区別する照合が必要です)
これにより、新しいレコードが作成されると、その関係を管理するためにEloquaにプルされるIDも作成されます。各自動同期には、スケジュール、定義されたフィールド・セットおよびCRMシステムからデータをインポートするときにEloquaで実行する一連の処理が含まれます。最も一般的な自動同期と、各自動同期の使用目的の説明のリストを次に示します。
説明
自動同期の名前 | 摘要 |
---|---|
削除されたアカウントの取得 | CRMシステムでアカウントが削除されると、Eloquaの会社表のアカウントIDの参照がクリアされます。これはこのレコードのすべての履歴を削除するため、Eloquaでは実際にはこのレコードは削除されません。かわりに、EloquaではCRMシステムのエンティティへの参照が削除されます。 |
アカウントの取得 | この自動同期は、CRMで作成されたすべての新しいアカウントをEloquaにインポートするために使用されます。CRMのアカウントはEloquaの会社表に追加されます。 |
削除されたリードの取得 | CRMシステムでリードが削除されると、Eloquaの対応するコンタクト・レコードからCRMリードIDの参照がクリアされます。Eloquaはコンタクト・レコードを使用して、CRMのリード・エンティティとコンタクト・エンティティの両方に対応するデータを集計するため、CRMで対応するリード・レコードが削除されてもEloquaの実際のレコードは削除されません。 |
削除されたコンタクトの取得 | CRMシステムでコンタクトが削除されると、Eloquaの対応するコンタクト・レコードからCRMコンタクトIDの参照がクリアされます。Eloquaでは、コンタクト・レコードを使用して、CRMのリード・エンティティとコンタクト・エンティティの両方に対応するデータを集計するため、CRMで対応するコンタクト・レコードが削除されたときにEloquaの実際のレコードは削除されません。 |
変換されたリードの取得 | CRMシステムでリードがコンタクトに変換されると、EloquaではCRMリードIDフィールドからクリアすることにより、Eloquaの対応するコンタクト・レコードからリードの参照が削除されます。 |
リードの取得 | この自動同期は、CRMシステムで新しいリードが作成されたときに使用されます。Eloquaは、リードのEメール・アドレスがEloquaにすでに存在するかどうかを確認します。存在する場合は、CRMリードIDの参照がEloquaの対応するコンタクト・レコードに適用されます。存在しない場合は、新しいコンタクト・レコードが同じCRMリードIDの参照とともに作成されます。 |
コンタクトの取得 | この自動同期は、CRMシステムで新しいコンタクトが作成されたときに使用されます。Eloquaは、コンタクトのEメール・アドレスがEloquaにすでに存在するかどうかを確認します。存在する場合は、CRMコンタクトIDの参照がEloquaの対応するコンタクト・レコードに適用されます。存在しない場合は、新しいコンタクト・レコードが同じCRMコンタクトIDの参照とともに作成されます。 |