外部コールの管理

外部コールは、内部イベントによってトリガーされる処理です。Oracle Eloquaでコールがトリガーされると、CRMシステムで処理が起動されます。「外部コール」タブにある設定は、特定の処理が実行された場合に、Oracle EloquaとCRMシステムの間で転送されるデータを決定するために設定します。たとえば、CRMシステムでリードが更新される場合、外部コールによってCRMシステムで処理が実行され、外部コール自体で指定されたフィールドのみが更新されます。Oracle EloquaのどのフィールドでCRMの対応するリード・レコード・フィールドを更新するかを決定するために、フィールド・マッピングが使用されます。「外部コール」タブは、次の2つのフォルダに分かれています。

  • 抽出データ - Oracle EloquaがCRMシステムに要求するデータ。
  • 送信データ - Oracle EloquaがCRMシステムに送信するデータ。

これらのフォルダはさらに、Oracle Eloquaが操作できる様々なCRMエンティティに分かれています。これには、リード、コンタクト、アカウント、キャンペーン・メンバーなどがあります。各CRMエンティティには、そのエンティティに対して処理を実行する一連の外部コールがあります。

各外部コールには、顧客管理者が操作できるメニュー・オプションがあります。外部コールが抽出送信のどちらのフォルダにあるかによって、コールのメニュー・オプションは異なります。

抽出データ

「抽出データ」フォルダの各外部コールの横にあるメニューは、次のオプションで構成されます。

  • 外部コールの編集: このオプションを使用すると、名前やこのコールを実行できるCRMユーザーなどのコールの詳細を変更できます。Eloquaで組織のCRM統合を完了している場合は、この処理の変更は必要ありません。
  • フィールド選択の表示: このオプションを使用すると、CRMシステムから取得されるフィールドを表示できます。取得するフィールドおよびフィールド・マッピングは、このメニュー・オプションから変更できます。取得外部コールは、自動同期を支援するデータ・ソースとして使用されます。データ・ソースは、取得外部コールを使用してCRMからデータを取得し、自動同期をフィードしてEloquaシステムを更新できます。
  • フィルタ詳細の表示: このオプションを使用すると、外部コールで取得した結果をフィルタ処理できます。たとえば、CRMからすべてのリードを取得するが、過去3日間に新たに作成されたリードに限定する場合は、過去3日以内に作成されたデータを検索するフィルタを使用します。Eloquaで組織のCRM統合を完了している場合は、このオプションの変更は必要ありません。
  • 外部コールのコピー: このオプションを使用すると、既存の外部コールとそのすべての設定をコピーできます。EloquaでCRM統合に必要なすべてのコールを作成する場合は、このオプションは必要ありません。
  • フォルダに移動: このオプションを使用すると、「外部コール」タブで外部コールを別のフォルダに移動できます。ほとんどの組織の場合、外部コールはすでにフォルダ構造に編成されているため、このオプションが必要になることはめったにありません。
  • 外部コールの削除: このオプションを使用すると、特定の外部コールとそのすべての設定を削除できます。この処理を使用することは、既存のCRM統合に影響を及ぼす可能性があるため、お薦めしません。外部コールを削除する必要がある場合は、Eloquaサポートに連絡してください。

取得外部コールのフィールド選択を変更する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「統合」 > 「アウトバウンド」をクリックします。
  3. 「外部コール」タブを選択します。
  4. 「抽出データ」フォルダを展開し、該当する外部コールを見つけます。
  5. 外部コールの横にあるメニューから、「フィールド選択の表示」を選択します。
  6. タスク・ペインに新しい画面が表示され、ここで、取得するフィールドを選択できます。選択するフィールドをすべてオンにします。この画面には関連するすべてのリストも表示されます。タイトルをクリックすると、関連するリストを縮小または展開できます。
  7. 下部にあるツールバーで「保存」をクリックします。

注意:

  • 読取り/書込みアクセスでCRMユーザーが使用できるフィールドのみがこの画面に表示されます。表示されていないフィールドを探している場合は、EloquaのCRMユーザーにフィールドへの適切なアクセス権があることをCRM管理者に確認してください。
  • 拡張統合のためにデフォルトのフィールドを特定のマッピングに設定できます。たとえば、新しい外部コールのデフォルト設定として、City-to-Cityマッピングを含めることができます。また、カスタム・オブジェクト・レコードへのフォームの提出からコールをトリガーする場合は、統合されたCRMシステムでもこれらのフィールドを作成するために、リンクされたコンタクト・レコードの情報(ネット・プロモーター・スコアなど)を含めることができます。

送信データ

送信データフォルダの各外部コールの横にあるメニューは、次のオプションで構成されます。

  • 外部コールの編集: このオプションを使用すると、名前やこのコールを実行できるCRMユーザーなどのコールの詳細を変更できます。Eloqua®で組織のCRM統合を完了している場合は、この処理の変更は必要ありません。
  • フィールド・マッピングの表示: CRMに送信されるデータのフィールド・マッピングを変更できます。このオプションにより、処理の実行に使用されるEloquaフィールドと、更新される対応するCRMフィールドが表示されます。
  • 外部コールのコピー: このオプションを使用すると、既存の外部コールとそのすべての設定をコピーできます。EloquaでCRM統合に必要なすべてのコールを作成する場合は、このオプションは必要ありません。
  • フォルダに移動: このオプションを使用すると、「外部コール」タブで外部コールを別のフォルダに移動できます。ほとんどの組織の場合、外部コールはすでにフォルダ構造に編成されているため、このオプションが必要になることはめったにありません。
  • 外部コールのテスト: このオプションを使用すると、外部コールをテストして期待どおりに機能するかどうかを確認できます。このオプションではEloquaのテスト・レコードを使用するため、前後の結果を確認できます。
  • フィールドのエクスポート: このオプションを使用すると、選択した外部コールのEloquaとCRMのフィールド・マッピング・リストを含むレポートをエクスポートできます。
  • 外部コールの削除: このオプションを使用すると、特定の外部コールとそのすべての設定を削除できます。この処理を使用することは、既存のCRM統合に影響を及ぼす可能性があるため、お薦めしません。外部コールを削除する必要がある場合は、Eloquaサポートに連絡してください。

また、内部イベントの外部コールを管理することもできます。

送信外部コールのフィールド・マッピングを変更する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「統合」 > 「アウトバウンド」をクリックします。
  3. 「外部コール」タブを選択します。
  4. 該当する外部コールが見つかるまで、送信データフォルダを展開します。
  5. 変更する外部コールの横にあるメニューから、「フィールド・マッピングの表示」を選択します。タスク・ペインに新しい画面が表示されます。右側のEloquaフィールドを左側の対応するCRMフィールドにドラッグします。マップするすべてのフィールドで繰り返します。
  6. 下部にあるツールバーで「保存」をクリックします。

注意:

  • 読取り/書込みアクセスでCRMユーザーが使用できるフィールドのみがこの画面に表示されます。表示されていないフィールドを探している場合は、EloquaのCRMユーザーにフィールドへの適切なアクセス権があることをCRM管理者に確認してください。また、対応するEloquaフィールドがマッピングに使用できない場合は、マッピングを完了するためにフィールドを作成して、このフィールド・マッピング・ページに戻る必要があります。

CRMシステムにデータを送信するための外部コールをテストする手順は、次のとおりです。

  1. 「設定」 黒い歯車で示される「設定」メニュー・アイコンのイメージです。 をクリックします。
  2. 「統合」 > 「アウトバウンド」をクリックします。
  3. 「外部コール」タブ(ツリー・ビューの上部にある)を選択します。
  4. 関連するフォルダ(送信データおよびサブフォルダのいずれか)を展開し、テストする外部コールの横にあるメニューから「外部コールのテスト」を選択します。「外部コールのテスト」ページがオープンします。テストするコールのタイプによって機能は異なります。この手順の場合、「コンタクト」フォルダにあるのは「Update Contact External Call」であると考えられます。
  5. 「外部コール・パラメータ」セクションで、検索を実行して検索問合せを入力することにより、「コンタクト」を選択します。
  6. レコードの横にあるメニューから該当するレコードを見つけて、「このレコードを選択」を選択します。
  7. 元の画面に戻り、テストの準備をクリックします。これにより、テスト前後のCRMのデータのスナップショットが表示されます。
  8. 「テストの実行」をクリックしてテストを完了します。

関連項目

CRM統合: 外部コール

CRM統合