Webパーソナライズ・セキュリティの構成
Webパーソナライズ・セキュリティを使用して、個々のコンタクト・フィールドに特別なセキュリティ・レイヤーを追加し、信頼できるコンタクトにのみ機密データが表示されるようにします。信頼できるコンタクトとは、Oracle Eloquaによって送信されたEメールをオープンおよびクリックスルーしたコンタクトです。この機能は、コンタクト・レコードからデータをプルする外部および内部ランディング・ページで使用されるWebデータ参照およびフィールド・マージに使用できます。
注意: Webパーソナライズ・セキュリティ設定は、Eメール・フィールド・マージ、動的コンテンツ、クラウド・コンテンツまたはカスタム・オブジェクトには影響しません。
Webパーソナライズ・セキュリティは、各コンタクト・フィールドに個別に構成され、フィールド・マージおよびWebデータ参照によって使用されたときのコンタクト・フィールドの動作を制御します。このフィールドには2つの設定があります。
- 信頼できる訪問者にのみ表示: この設定を持つコンタクト・データ・フィールドは、追加形式の検証を受けた訪問者にのみ表示されます。信頼できるコンタクトとは、Oracle Eloquaによって送信されたEメールをオープンおよびクリックスルーしたコンタクトです。追加検証を受けていないコンタクトには、このブラウザから以前入力したデータまたはデフォルト値が表示されます(フィールド・マージが使用されている場合)。これがデフォルトのオプションです。
- すべての既知訪問者に表示: この設定を持つコンタクト・データ・フィールドは、検証されたかどうかに関係なく、コンタクトにリンクされているすべての訪問者に表示されます。
次の表は、コンタクト・フィールドの「Webパーソナライズ・セキュリティ」設定および訪問者が信頼されているかどうかに応じた、フィールド・マージおよびWebデータ参照の動作を示しています。
コンタクト・フィールドのWebパーソナライズ・セキュリティ設定 |
訪問者ステータス |
コンタクト・フィールド・データ(タイトル) |
フィールド・マージのデフォルト/訪問者によってブラウザに入力されたデータ |
訪問者に表示されるデータ |
---|---|---|---|---|
すべての既知訪問者に表示 |
信頼できる |
シニア・マネージャ |
学生 |
シニア・マネージャ |
すべての既知訪問者に表示 |
既知の訪問者(未検証) |
シニア・マネージャ |
学生 |
シニア・マネージャ |
信頼できる訪問者にのみ表示 |
信頼できる |
シニア・マネージャ |
学生 |
シニア・マネージャ |
信頼できる訪問者にのみ表示 |
既知の訪問者(未検証) |
シニア・マネージャ |
学生 |
学生 |
注意: Webデータ参照の作成時には、必ず「制限付き」設定を選択してください。Webデータ参照を無制限にすると、すべての訪問者にデータが表示されるようになります。Webデータ参照の作成の詳細を参照してください。
Webパーソナライズ・セキュリティ設定は、すべての状況でWebデータ参照およびフィールド・マージによって参照されます。ただし、PURL (個人URL)ページおよびURLにPURLを含むページにある場合は例外です。これらのページは、すべての訪問者を信頼できるとして取り扱い、データ・プライバシの観点から公開Webページとして処理されます。単一のコンタクトに機密データを公開する必要があるマーケティング担当者は、認証済マイクロサイトを利用する必要があります。
重要: PURL文字列をURLにマージする場合は、PURLコンタクト・フィールドが「すべての既知訪問者に表示」に設定されていること、またはデフォルト値によってURLの文字列が分割しないことを確認します。
ヒント: すべてのコンタクト・フィールドのWebパーソナライズ・セキュリティ設定を表示するには、「設定」 > 「ユーザーおよびセキュリティ」領域の「セキュリティ」 > 「Webパーソナライズ・セキュリティ」にナビゲートします。
コンタクト・フィールドのWebパーソナライズ・セキュリティを構成する手順は、次のとおりです。
- 「設定」 をクリックします。
- 「データベース設定」領域で、「フィールドおよびビュー」をクリックします。
- コンタクト・フィールドを選択します。
- 「すべての既知訪問者に表示」または「信頼できる訪問者にのみ表示」のいずれかを選択して、「Webパーソナライズ・セキュリティ」設定を更新します。
注意: 「すべての既知訪問者に表示」がデフォルトのオプションです。
- 確認ウィンドウで「はい」をクリックして、更新を続行します。