Webデータ参照の作成

データ参照を使用して、コンタクト、訪問者またはカスタム・オブジェクトのデータを取得できます。データ参照をWebサイトに実装すると、コンタクトや訪問者の情報を使用してWebページをパーソナライズできます。

Webデータ参照を使用すると、次のことができます。

  • 訪問者プロファイル・データに基づいて様々なWebページを表示する
  • Eメール・グループに属するコンタクトに特定のWebページを表示する
  • サイトの特定の部分へのアクセスを既知のコンタクトに許可する
  • フォームに情報を事前移入する

Webデータ参照を使用して、次のタイプの情報を取得できます。

注意: コンタクト・データは、Webデータ参照について有効になっているコンタクト・フィールドに限定されます。

Webデータ参照を作成する手順は、次のとおりです。

  1. 「アセット」 黒い鉛筆で示される「アセット」アイコンのイメージです。 > 「Webサイト設定」にナビゲートし、「Webデータ参照」を選択します。
  2. 「データ参照」 > 「新規データ参照」をクリックします。
  3. データ参照の名前を指定します。
  4. 作成するデータ参照のタイプを選択します。次から選択できます。

    • コンタクト: コンタクト・フィールドのデータを返す場合に使用します。 コンタクト・データは、コンタクトの照合基準として指定したコンタクト・フィールドに基づいて取得されます。コンタクト・データ参照を作成する場合は、「制限付き」オプションが選択されていることを確認してください。このオプションを選択すると、訪問者プロファイルがコンタクトにリンクされていない場合はコンタクト・データが返されないようにすることができます。
    • 訪問者: 訪問者プロファイル・フィールドを返す場合に使用します。訪問者データは、常に、Oracle Eloqua Cookieのグローバル一意識別子(GUID)を使用して取得されます。

    • カスタム・オブジェクト・レコード: カスタム・データ・レコードを返す場合に使用します。カスタム・データ・レコードは、コンタクトの照合基準として指定したフィールドに基づいて取得されます。
    • カスタム・オブジェクト: 特定のカスタム・オブジェクトのカスタム・データ・レコードの数を返す場合に使用します。カスタム・オブジェクトは、カスタム・オブジェクトIDを使用して取得されます。
    • コンタクト・グループ・メンバーシップ: コンタクトのEメール・グループ・メンバーシップを返す場合に使用します。グループ・メンバーシップ・データは、コンタクトの照合基準として指定したコンタクト・フィールドに基づいて取得されます。

    警告訪問者データ参照を「信頼できる訪問者にのみ表示」に制限することはできません。機密情報にはコンタクト・データ参照を使用することをお薦めします。Webパーソナライズ・セキュリティの詳細を参照してください。

  5. 返されるようにするデータ・フィールドに対応するオプションを選択します。

    • コンタクトおよび訪問者データ参照を作成する場合は、「返されたデータ・フィールド」ドロップダウン・リストからビューを選択します。ビューにあるフィールドのみがデータ参照から返されます。
    • カスタム・オブジェクト参照を作成する場合は、カスタム・オブジェクトを選択します。これにより、Webデータ参照で使用するカスタム・オブジェクトが決まります。

    重要: 「制限付き」オプションはデフォルトで選択されており、選択されたままにしておくことをお薦めします。このボックスを選択しなかった場合、Webパーソナライズ設定は考慮されず、すべての訪問者にデータが表示されます。Webパーソナライズ・セキュリティの詳細を参照してください。

  6. 該当する場合、「参照基準の編集」領域で、コンタクトの識別に使用するフィールドを選択します。たとえば、コンタクトのEメール・アドレスなどです。コンタクトは、このフィールドに基づいてOracle Eloquaコンタクト・レコードと照合されます。

    データ参照を保存した後、照合基準を追加できます。これにより、データ参照から正しいコンタクト・レコードが確実に返されるようにできます。

    データの差異を回避するには、「Webパーソナライズ・セキュリティ」設定を「すべての既知訪問者に表示」に設定します。

  7. Webデータ参照を保存します。

データ参照を保存すると、Oracle Eloquaによって参照の一意キーが生成されます。データ参照をWebサイトに実装するには、このキーが必要です。

データ参照のサンプル・コード

データ参照を保存すると、Oracle Eloquaによって、データ参照をWebサイトに実装する際に使用できるJavaScriptサンプル・コードが生成されます。

サンプル・コードを表示するには、「データ参照オプション」 > 「データ参照スクリプトの取得」をクリックします。

次のサンプル・コードが用意されています。 

  • サンプル表示スクリプト: このサンプルは、データ参照からデータを返す方法を示しています。コンタクトまたは訪問者データ参照を作成した場合、このサンプルには、参照から返されるフィールドへの参照が含まれています。
  • フォーム自動移入スクリプト: このサンプルは、参照から返されたデータをOracle Eloquaフォームに事前移入する方法を示しています。これを使用するには、フォームを選択し、「フォーム用のスクリプトの生成」をクリックします。

    ヒント: Oracle Eloquaフォームに事前移入する場合は、フィールド・マージを使用してフォーム・フィールドに情報を移入することをお薦めします。 フォームへの事前移入の詳細を参照してください。

  • 統合: このサンプルは、Webページからデータ参照を呼び出す方法を示しています。

データ参照をWebサイトに実装する場合、Oracle Eloquaトラッキング・スクリプトもWebページに実装されている必要があります。Webページでのデータ参照の使用またはデータ参照の例の詳細を参照してください。

関連項目

データ参照の使用

データ参照の使用例

Webパーソナライズ・セキュリティの構成