クラシック・デザイン・エディタでのフォーム・フィールドの構成

重要: 20Aリリース(2020年2月)以降、クラシック・フォームのデザイン・エディタを使用して新規アセットを作成したり、クラシック・フォームのデザイン・エディタで作成したアセットをコピーすることはできなくなります。ただし、すべてのレガシー・フォーム・アセットは、同じクラシック・フォームのデザイン・エディタを使用して引き続き編集可能です。ユーザーは、これらのフォームを編集して、現在行っているのと同様にフォームへの変更を保存できます。また、クラシック・フォームはランディング・ページで引き続き機能し、フォーム提出データを取得します。この移行の準備を前もって始めておくことをお薦めします。お客様は、クラシック・フォームに対して「別名保存」機能と「テンプレートとして保存」機能を活用して、それらのフォームを新しいデザイン・エディタで応答フォームとして保存できます。詳細は、製品に関するお知らせを参照してください。

フィールドまたはフィールド・グループを追加したら、それをクリックし、構成メニューを使用して構成できます。

設定タブに関する次の説明を参照してください。

「フィールド設定」タブの構成

フォーム内でフィールドをクリックし、「フィールド設定」アイコンのイメージです。 をクリックして「フィールド設定」タブをオープンします。

次のオプションは、選択したフィールド・タイプ(テキスト・フィールド、チェック・ボックス、ピックリスト)に応じて変わります。

  • 表示設定

    • フィールド・ラベル: フィールドの横または上に表示される名前。
    • フィールド指示: ユーザーがフィールドに入力する際に役立つオプションの指示。フィールドの下に小さいテキストで表示されます。
  • サイズと位置

    • フィールドの幅: ページ上でのフィールドの幅。
    • ラベル位置: ラベルを付けるフォーム・フィールドと相対的なテキスト・ラベルの位置。ラベルはフィールドの左またはフィールドの上に配置できます。
  • 拡張設定

    • データ型: フィールドに何を入力できるのか、どのように書式設定されるのかを決定します。「テキスト」、「大きいテキスト」、「日付」または「数値」から選択できます。「テキスト」フィールドは最大100文字ですが、「大きいテキスト」フィールドは最大1000文字まで指定できます。
    • HTML名: アプリケーションがフォーム要素を認識する名前。「HTML名」フィールドには最大50文字まで指定できます。
  • フィールド選択: このオプションは、選択したフィールドで複数の選択肢がユーザーに提示される場合にのみ使用できます。「リストの選択」をクリックして「ピックリスト」ウィンドウをオープンします。新規ピックリストを作成するか、事前構成された多数のピックリストから選択できます。このウィンドウでは、次のことができます。

    • リストの追加: 左ペインの下にある 「追加」ボタンのイメージです。 をクリックします。リストで新しい項目をクリックし、名前を入力します。
    • 項目の追加: 右ペインの下にある 「追加」ボタンのイメージです。 をクリックします。新しい項目を選択して、名前を入力します。
    • リスト名またはリスト値の変更: 変更する項目をダブルクリックして、現在表示されているものを上書きして入力し、編集可能な領域の範囲外をクリックします。

    リストを選択した場合は、「選択」をクリックし、リストの内容を正確に反映するように「フィールド・ラベル」を変更します。リスト・タイプによっては、リストを1、2または3列に書式設定するオプションがあります。

次のオプションは、「提出」ボタン・フィールドを選択すると表示されます。

  • 標準の提出ボタンを使用: デフォルトの提出ボタンをフォームに含める場合に選択します。

  • 提出ボタン・ラベル: 提出ボタンに表示するテキストを入力します。
  • ディメンション: 提出ボタンのサイズ・ディメンションを入力します。
  • カスタム・イメージの使用: 提出ボタンにカスタム・イメージを使用する場合に選択します。
  • 新規イメージのアップロード: 提出ボタンのカスタム・イメージとして使用する新しいイメージをアップロードする場合にクリックします。
  • 代替テキスト: イメージの代替テキストを入力します。これは通常、ボタンの機能を説明するか、イメージ自体を説明するものです。これにより、フォームが障害者にとってよりアクセスしやすいものになるとともに、Webアクセシビリティ規格にも準拠できます。
  • 配置: ドロップダウンをクリックして提出ボタンの配置を設定します。

「検証」タブの構成

フォーム内でフィールドをクリックし、「検証」タブ・アイコンのイメージです。 をクリックして「検証」タブをオープンします。

次のオプションを使用できるかどうかは、「フィールド設定」タブで選択した「データ型」によって決まります。

  • このフィールドは必須です: フィールド・ラベルの横に赤いアスタリスク*が表示され、必須フィールドであることが示されます。このフィールドに記入せずにフォームを提出したユーザーに表示するエラー・メッセージをカスタマイズできます。このメッセージは汎用(「すべての必須フィールドを記入してください」など)またはフィールドに固有(「勤務先電話フィールドを記入してください」など)にできます。また、検証失敗ページを設定しない場合は、フォームのプログレッシブ・プロファイル・フィールドを必須として簡単にマークできます。
  • 有効なEメール・アドレスが必要です: このフィールドでEメール・アドレス値を指定する必要がある場合にのみ使用します。この検証では、従来のEメール・アドレス形式@を確認します。提出された値が標準的なEメール・アドレス形式でない場合に表示するエラー・メッセージをカスタマイズできます。
  • 有効な文字数が必要です: データ書式の一貫性を確保するために、テキスト・フィールドの最小および最大文字数を指定して強制します。これは、電話番号や口座番号など、特定の長さに準拠したデータを要求する際に使用するテキスト・フィールドに便利です。このオプションを有効にすると、指定した文字数範囲外の値を入力したフォーム提出者には、「エラー・メッセージ」ボックスに入力したメッセージが表示されます。デフォルトのエラー・メッセージは、「フィールド値の長さが無効です」です。

    重要: このオプションを無効にするか、35文字を超える最大文字数を設定した場合、フィッシング攻撃の可能性があるため、設定の変更を確認するよう求められます。この警告プロンプトが表示された場合、「はい」をクリックして設定の変更を保持するか、「いいえ」をクリックして、デフォルトで強制される0から35の文字数範囲に戻し、セキュリティ・リスクを軽減します。これは、非表示のテキスト・フィールドや非表示のキャンペーンIDフィールドを含め、すべての単一行テキスト・フィールドに適用されます。

  • 数値範囲内の値が必要です: 数値データの値を検証して、特定の値範囲内であることを確認します。次を選択した後、最小値と最大値を指定します。「数値範囲内の値が必要です」。その後、このフィールドに入力された値が指定の制限内でない場合に表示するエラー・メッセージを入力します。このオプションは、「データ型」「数値」に設定されている場合にのみ表示されます。
  • 有効な日付書式が必要です: このフィールドに入力された値が有効な日付書式でない場合に表示するエラー・メッセージをカスタマイズします。このオプションは、「データ型」「日付」に設定されている場合にのみ表示されます。
  • どんなURLも含めないでください: URLが存在する場合、フォーム・フィールドのデータがコンタクト・レコードに保存されないようにします。フォームでのURLの提出をユーザーに許可すると、セキュリティ上のリスクになります。デフォルトでは、テキスト・フィールドおよび大きいテキスト・フィールド(単一行テキスト、段落テキスト、大きいテキスト、非表示フィールドおよびテキストであるコンタクト・フィールドなど)からURLを提出することは許可されていません。ただし、それらのフィールドからのURLを許可するように、このセキュリティ機能を上書きできます。また、フィールドにURLが存在するフォームをコンタクトが提出しようとした場合に表示するエラー・メッセージをカスタマイズすることもできます。

    重要: Oracle Eloquaでは、URL検出基準として標準のURL書式が使用されます。Oracleからこの基準の更新が発行された場合、既存のフォームに加えて、新しく作成されたフォームにも自動的に適用されます。

  • どんなHTMLも含めないでください: HTMLが存在する場合、フォーム・フィールドのデータがコンタクト・レコードに保存されないようにします。フォームでのHTMLの提出をユーザーに許可すると、セキュリティ上のリスクになります。デフォルトでは、テキスト・フィールドおよび大きいテキスト・フィールド(単一行テキスト、段落テキスト、大きいテキスト、非表示フィールドおよびテキストであるコンタクト・フィールドなど)からURLを提出することは許可されていません。ただし、それらのフィールドからのHTMLを許可するように、このセキュリティ機能を上書きできます。また、フィールドにHTMLが存在するフォームをコンタクトが提出しようとした場合に表示するエラー・メッセージをカスタマイズすることもできます。

    注意: 検証失敗ページを指定することもできます。これは、フォームにデータが正しく入力されていない場合のフォーム提出者のリダイレクト先として作成するランディング・ページです。「検証失敗ページ」の指定の詳細は、フォームの作成を参照してください。

ヒント: データ型の不一致によるフォーム処理ステップの構成誤りが原因と考えられるエラーについて、警告が表示されます。たとえば、フォーム処理ステップがEメール・アドレスに依存しているが、Eメール・アドレス・フィールドがフォームで検証されていない場合、エラー通知が表示されます。フォームをアクティブ化する前に、警告を確認して解決することをお薦めします。

「事前移入」タブの構成

フォーム内でフィールドをクリックし、「事前移入」タブ・アイコンのイメージです。 をクリックして「事前移入」タブをオープンします。

このタブを使用すると、コンタクトについてすでに収集されている情報をフォーム・フィールドに事前移入できます。

例: 1つのフォームでコンタクトからリージョン情報が提供されると、すべてのフォームでそれと同じフォーム・フィールドにその情報を自動的に入力できます。これは、プログレッシブ・プロファイリング戦略に役立ちます。もう1つのプログレッシブ・プロファイリング戦略として、コンタクトが前に入力したフォーム・フィールドを非表示にすることができます。2つ目の方法の詳細は、プログレッシブ・プロファイルを参照してください。

次のいずれかのオプションを選択します。

  • なし:フィールドにはデータが事前移入されません。
  • 静的値の使用: 各提出者についてデフォルトで使用される値を入力します。提出者は、この値を変更できます。

    重要: 複数のランディング・ページで異なる静的値を使用する場合は、ランディング・ページごとに別個のフォームを作成する必要があります。

  • フィールド・マージの使用: 既存のフィールド・マージを使用して、コンタクト・レコードに存在するデータを現在選択されているフォーム・フィールドに事前移入します。フィールド・マージを名前で検索することも、ドロップダウン・リストを使用することもできます。
  • Eメール・グループの使用: この設定を使用すると、プリファレンス・センター管理を実行できます。Eメール・グループを選択して、そのグループについての提出者の登録ステータスをフィールドに移入します。

    注意: 複数のEメール・グループについて提出者の登録ステータスを取得するには、グループごとに単一のチェック・ボックスを追加します。コンタクト・レコード内の登録ステータスを更新するには、単一のチェック・ボックス・フィールドごとに「Eメール・グループ - 登録/登録解除」処理ステップがさらに必要です。複数のチェック・ボックスを使用すると、グローバルにオプトアウトされないように、様々な登録について多数のオプトイン・オプションをコンタクトに提示する場合に便利です。この方法では、他の登録をオプトイン(オプトダウン/アップ)するよう促すこともできます。詳細は、フォーム提出時の登録の更新を参照してください。

  • グローバル登録ステータスの使用: 提出者のグローバル登録ステータスをフィールドに事前移入します。

    注意: 提出者が現在の(事前移入された)ステータスを変更した場合にデータベース内のグローバル登録ステータスを更新するには、「コンタクトをグローバルに登録」および「コンタクトをグローバルに登録解除」処理ステップがさらに必要です。詳細は、フォーム提出時の登録の更新を参照してください。

「フィールド・グループ設定」タブの構成

フォーム内でフィールド・グループまたはプログレッシブ・プロファイル・フィールドをクリックし、「フィールド・グループ設定」タブ・アイコンのイメージです。 をクリックして「フィールド・グループ設定」タブをオープンします。

フィールド・グループには、次のことを指定できます。

  • フィールド・ラベル: フィールド・グループのタイトル。
  • フィールド指示: グループのフィールドにユーザーが入力する際に役立つオプションの指示。フィールドのグループの下に小さいテキストで表示されます。
  • フィールドの幅: ページ上でのフィールド・グループの幅。

プログレッシブ・プロファイルについては、フォーム・フィールドがどのように表示されるかを構成できます。プログレッシブ・プロファイルの詳細を参照してください。

関連項目

クラシック・フォームのデザイン・エディタへの移行

フォーム

クラシック・デザイン・エディタのフォーム・フィールドのタイプ