Eメール・オープンの計算

Eメール・アセットがEメール・オープンをトラッキングするように構成されている場合、Oracle EloquaによりEメール・オープン・アクティビティがコンタクト・レコードと照合されるため、エンゲージメントをトラッキングできます。Eメールをオープンしたユーザーのオープン・レコードがOracle Eloquaにない場合、Oracle Eloquaはクリックスルーを使用して、Eメール開封トラッキングがあればEメール・オープンとみなします。

Eメールには、受信者IDとトラッキング・ピクセルが含まれています。

  • 受信者IDにより、Oracle EloquaはEメール・オープン・アクティビティをOracle Eloquaのコンタクトに関連付けることができます。
  • トラッキング・ピクセルは、Eメール・トラッキングが有効である場合にデフォルトでEメールに埋め込まれる1x1サイズのピクセル・イメージです。トラッキング・ピクセルには、オープンを識別する役割があります。

    注意: トラッキング・ピクセルは、デフォルトではEメールの最下部に埋め込まれます。トラッキング・ピクセルをEメールの最上部に配置するように要求するには、My Oracle Supportにログインして、サービス・リクエストを作成してください。

これら2つのコンポーネントにより、Oracle EloquaではEメール・オープンの数をカウントし、Eメール・オープン・アクティビティをコンタクトに関連付けることができます。ユーザーがEメール・イメージをロードしたり、Eメール内のリンクをクリックすると、Eメール・オープンのカウンタが増分されます。

Eメール・オープンの計算方法

Oracle Eloquaは、次の2つの方法を使用してEメール・オープンを計算します。

トラッキング・ピクセルによるEメール・オープンの計算

Eメール・オープンは、ユーザーがEメール内のイメージをロードするとカウントされます。トラッキング・ピクセル・イメージがロードされるためです。

トラッキング・ピクセル・イメージは、Oracle Eloquaサーバーのエンドポイントを指し、elqパラメータ(一意の受信者ID)を受け入れるイメージ・タグです。イメージがロードされるとき、エンドポイントではEメール・オープンが受信者IDに照らしあわせて記録されます(このIDは、レポート作成時にコンタクトに解決できます)。HTMLスニペットは、次のようになります。

<img src='http://s3.t.deven25.com/e/FooterImages/FooterImage1?elq=8a7dda6737164d099d416d0e24d7a9b8&siteid=3' alt="" border=0 width=1px height=1px>

ユーザーがEメールを表示したときにイメージをロードしなかった場合は、トラッキング・ピクセルをロードできず、そのためEメール・オープンを検出できません。この場合、Oracle Eloquaはクリックスルーを使用して、EメールがオープンされればEメール・オープンとみなします。これにより、Eメール・クライアントでイメージのロードが無効になっている場合でも、Eメール・オープンがカウントされるようになります。

クリックスルーによるEメール・オープンの計算

Eloquaは、クリックスルーを使用して、Eメール・オープン・アクティビティをトラッキングします。クリックスルーには2つのタイプがあります。Webサイト・リンクとリダイレクト・リンクです。

  • Webサイト・リンク: このリンク・クリック数は、Eメール内のWebサイトへのリンクがクリックされると増分されます。ユーザーに関連付けられた受信者IDは、クリックをOracle Eloquaに戻った既知のユーザーに結び付けるために使用されます。ターゲットWebサイトでトラッキング・スクリプトが有効になっている必要があります。詳細は、「Oracle Eloqua非同期トラッキング・スクリプト」を参照してください。
  • リダイレクト・リンク: このリンク・クリック数は、最終宛先のWebページがロードされる前に増分されます。リダイレクト・エンドポイントがあります(最終ブラウザ宛先にナビゲートするまでの間にあるポイントで、ここでOracle Eloquaに対するpingが実行されるため、トラッキング動作への注意が喚起されます)。このリダイレクト・エンドポイントでも、受信者IDを使用して、アクティビティを既知のユーザーに関連付けます。

クリックスルーが行われた場合、Oracle EloquaはEメール・オープンが受信者IDに記録されるかどうかを決定します。されない場合でも、Eメール・オープンはクリックスルーとともに記録され、Eメール・オープンとみなされます。

関連項目

「Eメール・クリックスルー・リンクの明細」レポート

Eメール・トラッキングの無効化

Oracle Eloqua非同期トラッキング・スクリプト

Eメール

ナレッジ・ベース: 「Eメール上部のトラッキング・ピクセル」機能を有効にする方法

ナレッジ・ベースFAQ: Eメール送信に関するよくある質問への回答および一般的な問題のトラブルシューティング