フォームの例

フォームは、訪問者、潜在的な顧客および既存の顧客に関する強力な情報源になる可能性があります。したがって、キャンペーンのフォームの設計および使用方法について検討することが重要です。フォームの正しい設計および使用方法にある程度の時間をかけることで、マーケティング・データベースに挿入するために受け取るデータ量を最大化できます。

次に、フォームの可能性のある使用方法をいくつかの例で簡単に示します。

例1: イベント登録

コンタクトがトレーニング・コースなどのイベントに登録できるフォームを(Eメール内のクリックスルー・リンクからアクセスする)ランディング・ページに配置できます。

次に、トレーニング・コースの後でフィードバックなどの追加情報を取得するために別のフォームを使用できます。

例2: 情報との引換えによるコンタクト・データの収集

フォームの一般的な使用方法は、情報と引換えに訪問者またはコンタクトのデータを収集することです。フォームはコンテンツに通じるゲートとして機能し、コンタクトは必要とする情報へのアクセスを取得するために、特定の必須フィールドに詳細を入力する必要があります。フォーム提出者が提供する必要があるデータの量は、引換えに提供する情報の価値に対応するようにします。たとえば、トレンドや業界に関する有益な情報が多く含まれている高度なホワイトペーパーへのアクセスを許可する場合は、より詳細なコンタクト・データを引換えに要求できます。製品のデモにリンクしている場合は、すでに意欲的で販売サイクルに深く関わっている訪問者でないかぎり、多くの情報を提供することをためらう可能性があります。

注意: 次のフォームには、再訪訪問者のためにフォームをすばやくバイパスする手段も用意されています。Eメール・アドレスを入力し、「Submit」をクリックするのみです。

例3: 連絡先

収集する情報量に応じて、ランディング・ページまたはWebサイトでホストされる連絡先フォームは、単純になる場合も、かなり複雑になる場合もあります。

この例では、一部のフィールドにはデータが自動的に移入され、すでに把握している訪問者またはコンタクトの情報が挿入されています。これによって顧客および他の把握されているコンタクトは、情報のすべてを再度入力しなくてもフォームを提出できます。また、「Email Address」は、フォーム提出者を識別する一意のフィールドであるため、このフォームで唯一の必須フィールドです。

次に示すのは、Oracle EloquaのWebサイトで使用されているフォームの例であり、フィールドが「Required」「Optional」の2つのセクションに分かれています。これによって、訪問者が急いている場合または不必要な情報の公表を望まない場合に、情報をより簡単に記入して提出できるようになります。

例4: 複数のランディング・ページにおけるフォーム・フィールドでの異なる静的値の使用

フォーム・フィールド(非表示または表示)で静的値を使用して、提出者がフォームを提出した後にターゲティングや適切なリソースまたは担当へのコンタクトのルーティングに使用できるデータを渡すことができます。場合によっては、複数のランディング・ページでそれぞれ、静的値を除くあらゆる点で同じであるフォームが必要になることがあります。たとえば、組織が会議を主催することになり、複数のリージョンの登録ランディング・ページがある場合、リージョン(APAC、EMEA、NA、LATAMなど)を静的値として持つ非表示フィールドを使用できます。この場合、各リージョンの登録ページについてフォームを1つずつ作成し、各フォームで静的値を適宜変更する必要があります。

例5: Eメール・リンクを使用したフォームの提出

ブラインド・フォーム提出を使用して、コンタクトから簡単なレスポンスを収集できます。ブラインド・フォーム提出は、基本的に、ユーザーがクリックしたときにデータをフォーム提出としてOracle Eloquaにシームレスに渡すリンクです。フォームには、ユーザーがリンクをクリックしたときに完了する処理ステップを含めることもできます。このタイプのフォームは、ニュースレターの登録やイベントの登録などの基本情報をコンタクトから取得する場合に非常に便利です。

ブラインド・フォーム提出リンクの作成の詳細を参照してください。

関連項目

フォーム

フォームのデザイン・エディタ

フォーム・データの処理

ブラインド・フォーム提出リンクの作成