クローズド・ループ・レポート用のキャンペーン売上設定の構成
Salesforceとのクローズド・ループ・レポートの一環として、売上をOracle Eloquaキャンペーンに帰属させる方法を決定する必要があります。売上属性は、商談の作成と、取引の成立に有用なマーケティング・キャンペーンの識別に役立ちます。
キャンペーン測定を構成する手順は、次のとおりです。
注意: 売上属性はレポート用として使用されます。この構成は、キャンペーン・データや商談データをSalesforceと同期する方法には影響しません。
Salesforce商談ステージの作成
この構成ガイドに記載された、Salesforceとのクローズド・ループ・レポートの一環として、Salesforceで作成されたすべての商談がOracle Eloquaに追加されます。商談データには次のものが含まれます。
- 商談自体(取引が進行中のもの)
- 帰属キャンペーン(レスポンスがあった初回キャンペーン、前回のキャンペーンまたはカスタム値)
- 商談に関連付けられているコンタクトとそのコンタクトのアクティビティ
重要: Salesforceから商談データを取得するには、Salesforce商談ステージを正確にそのままOracle Eloquaに作成する必要があります。Oracle Eloquaで設定した商談状態が一致しないと、Salesforceから商談がインポートされません。
前提作業:
- Salesforce商談ステージを正確にそのままOracle Eloquaに作成します。商談ステージの定義はCRM管理者が行います。考えられるステージとしては、見込み、開発、商談、クローズ(受注)、クローズ(失注)などがあります。
- Oracle Eloquaで作成したステージはデフォルトでアクティブになります。必要に応じていつでも非アクティブ化できますが、非アクティブ化すると再アクティブ化できなくなります。
- Oracle Eloquaに保存した商談ステージは変更できません。
Salesforce商談ステージを作成する手順は、次のとおりです。
- 「オーケストレーション」
にナビゲートして、「キャンペーン」をクリックします。 - 「処理」
、「商談設定」の順にクリックします。 - 「商談ステージ詳細」領域で「新規商談ステージの追加」をクリックします。
- 「商談ステージ名」にSalesforceで使用されている名前をそのまま入力します。
- 「クローズの確度」をパーセントで指定します。たとえば、クローズ(失注)の場合は0%とします。
- クローズした商談または失注した商談をフラグ付けし、ROI計算から除外する場合は、「クローズ/失注を示す」を選択します。
注意: この設定にかぎり、商談の保存後も変更できます。
- 「保存して新規作成」をクリックして、さらに別のステージを設定します。
- 必要なステージをすべて作成したら、「保存してクローズ」をクリックします。商談が「商談ステージ詳細」表に表示されます。
終了後:
- クローズ/失注フラグを変更する場合は、変更するステージの横にある
をクリックして、「編集」をクリックします。「クローズ/失注を示す」設定を変更します。 - ステージを非アクティブ化する場合は、変更するステージの横にある をクリックして、「ステージの非アクティブ化」をクリックします。警告: ステージを非アクティブ化した後に再アクティブ化することはできません。これにより、ステージは非表示になりますが、レポート用にレコードは残ります。
- 表の1列目にある
を使用して、商談ステージの順序を変更できます。商談ステージを順不同で作成した場合は、営業サイクルにあわせて位置を変更できます。
デフォルトの売上属性メソッドの構成
Oracle Eloquaで商談ステージを作成した後、デフォルトの売上属性メソッドを構成する必要があります。売上属性メソッドを使用すると、売上属性計算に含めるキャンペーン・レスポンスを識別したり、キャンペーン間での帰属売上の配分方法を指定することができます。
クローズド・ループ・レポート用のデフォルトの売上属性メソッドを構成する手順は、次のとおりです。
- 「オーケストレーション」 にナビゲートして、「キャンペーン」をクリックします。
- 「処理」 、「商談設定」の順にクリックします。
- 「商談設定」ページの「デフォルトの売上属性メソッド」領域で「編集」をクリックします。
- 「売上属性に含めるキャンペーン・レスポンス」で、売上属性に含めるキャンペーン・レスポンスを指定するためのオプションを選択します。次のものを含めることができます。
- Oracle Eloquaでのリード作成からCRMでの商談クローズまでのすべてのキャンペーン・レスポンス。この設定を選択した場合、属性にはクローズ(受注)ステータスの商談のみが含まれます。
- Oracle Eloquaでのリード作成からCRMでの商談作成のみまでのキャンペーン・レスポンス。この設定を選択した場合、属性には「オープン」およびクローズ(受注)ステータスの商談のみが含まれます。
- キャンペーン全体の売上の配分方法で、キャンペーン間での売上の配分方法を指定するためのオプションを選択します。売上は次のように帰属させることができます。
- すべてのキャンペーンに均等に
- レスポンスがあった最初または最後のキャンペーンに
- 最初、最後およびその他のキャンペーンに特定のパーセントで
- 変更内容を保存します。
終了後: クローズド・ループ・レポート用の自動同期の構成に進みます。