プログラム・ビルダーのステップ・オプション
注意: プログラム・ビルダーは、プログラム・キャンバスとは異なるアプリケーションです。
決定ルールと同様に、プログラム・ステップは自動マーケティング・プログラムの中核です。プログラムをフローチャート形式(ダイアグラム・ビュー)で表現すると、プログラム・ステップは明るい緑色の四角形で表現されます。各プログラム・ステップは、プログラムで行われる処理を表します。
データ・エンティティ・タイプによって、プログラム・ステップで使用できる処理が決まります。プログラムで使用できるデータ・エンティティ・タイプは次のとおりです。
- コンタクト: 個人。Eメール・アドレスが必要です。
- 見込み客: 個人。通常はEメール・アドレスは必要ありません。
- 会社: 会社またはアカウント。
- カスタム・オブジェクト・レコード: 通常はコンタクトに関連付けられ、複数の個人を1つのEメール・アドレスに割り当てるために使用できます。
プログラム・ビルダーのステップおよび処理の編集/表示
ステップ明細
プログラム・ステップのパラメータを表示または編集できるいくつかの方法があります。ステップ内のいずれかのボタンをクリックするか、ステップのドロップダウン矢印をクリックしてオプションの長いリストから選択できます。
注意: 示されているすべての要素がすべてのプログラム・ステップの一部であるとはかぎりません。
ステップ・オプション
プログラム・ステップのメニューには、「ステップ・デフォルト処理の編集」と「このステップ内のメンバーの表示」に加えて、他の多数のオプションが表示されます。
これらのオプションには、次のものがあります。
ステップ詳細の編集
「ステップ詳細」ダイアログ・ボックスがオープンします。これは、プログラムの最初のステップを作成するときにオープンするダイアログ・ボックスと同じです。
「ステップ名」、「ステップ摘要」(必要な場合)、データ・エンティティのタイプ(会社、コンタクト、見込み客またはカスタム・オブジェクト・レコード)、エージェントでステップ処理を手動で実行するかどうか、ステップが現在無効かどうか、などの詳細を設定できます。パラメータの設定後、「保存」をクリックします。データ・エンティティがプログラム・フィーダで使用されている場合は、選択され、ウィンドウでグレー表示されます(選択を解除するにはフィーダを削除する必要があります)。
注意: 「エージェントによるステップ処理の実行」を選択した場合、ステップはプログラム・フローチャートに点線の枠線で表示され、エージェントによって実行されることを示します。
「無効」を選択した場合、ステップはフローチャートでグレー表示されます。
ステップ・デフォルト処理の編集
「処理詳細の編集」ダイアログ・ボックスがオープンします。
ステップ代替処理の編集
注意: このオプションは、「ステップ詳細」で「エージェントによるステップ処理の実行」を設定した場合にのみ表示されます。
このオプションでは、プログラム・ステップのメイン処理の代替処理を定義できます。代替処理は、処理を実行するエージェントに対して実行可能な他の処理を設定するために使用します。実行時に、エージェントには、このステップの代替処理のリストが表示されます。注意: 自動的に実行されるステップの代替処理は設定できません。「ステップ詳細の編集」ダイアログ・ボックスで「エージェントによるステップ処理の実行」を選択して、複数の実行可能な処理を設定する必要があります。条件を使用するステップもエージェントでは実行できません。
代替処理を作成または編集する手順は、次のとおりです。
- ステップ名の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、「ステップ代替処理の編集」をクリックします。「代替処理の編集」ウィンドウがオープンします。
- 「新規代替処理」をクリックします。
- 処理名を指定し、処理を選択します。
- 処理に必要なその他のパラメータを設定します。
- 「保存してクローズ」をクリックして、代替処理ステップを保存します。
- 「代替処理の編集」ウィンドウを再度オープンします。処理名がリストに表示されます。表の処理の横にあるメニューから処理を編集または削除できます。
- 必要に応じてステップ2から5までを繰り返し、その他の代替処理を追加します。必要なすべての代替処理を追加して、このステップを実行するエージェントで利用できるようにするまで繰り返します。
エージェント・アラートの設定
注意: このオプションは、「ステップ詳細」で「エージェントによるステップ処理の実行」を設定した場合にのみ表示されます。
このオプションでは、メンバーがこのステップに入ったときにメンバーの所有者に送信するEメール・アラートを設定できます。アラートは、ステップに入ったメンバーごとにアラートを送信するか、ステップに入ったグループ全体に対して1つのアラートを送信するように設定できます。ステップ所有者は、各メンバーを受け入れるか、拒否することもできます。
エージェント・アラートを設定する手順は、次のとおりです。
- ステップ名の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、「エージェント・アラートの設定」をクリックします。
- ステップ所有者にEメールで送信するアラートのタイプをピックリストから指定します。
- メンバーごとにステップ所有者にEメールを1回送信して受入/否認を要求: エージェントは、プログラム・ステップに入る各メンバーを受け入れるか拒否できます。
- ステップ内のメンバーごとにステップ所有者にEメールを1回送信: メンバーが追加されるたびにエージェントにアラートが送信されます
- 新規ステップ・アクティビティの発生時にステップ所有者にEメールを送信: ステップ・アクティビティが発生するたびにエージェントにアラートが送信されます。
- 「保存してクローズ」をクリックします。
エージェント・アラートは、指定した条件に基づいてアラートを送信するように設定されます。
メンバーをこのステップに追加
メンバーをプログラム・ステップに直接追加できます。フィーダの追加の詳細を参照してください。
このステップ内のメンバーの表示
このプログラム・ステップに含まれているすべてのメンバーを表示できます。
所有権ルールの実行
所有権ルールを実行して、ステップの所有権を特定の基準に基づいて設定できます。たとえば、メンバーのコンタクト・レコードの市区町村の値に基づいて、所有権を別の営業担当に設定できます。
注意: 所有権ルールを実行するには、ステップにメンバーが含まれている必要があります。そのメンバーの所有権を決定するためです。
ステップ・パスの編集
現在のステップを完了したメンバーに対して、フローチャートの次の宛先ステップを設定できます。
注意: プログラム・ステップの次の手順ですべてのオプションが表示されない可能性があります。表示されるオプションは、プログラムおよびプログラムのステップを孤立(接続解除)させたかどうかによって異なります。
このステップの削除
ステップをプログラムから完全に削除するには、この項目をクリックします。
注意:
- 依存関係の確認が実行されるため、このステップのすべての依存関係を編集または削除できます。この操作を行うと、ステップの削除を確認する別の確認ダイアログ・ボックスがオープンします。プログラム・ステップを完全に削除するには「OK」をクリックします。
- プログラム・フローチャート内の削除されたステップの下にあるすべてのステップと決定ルール(パス)は孤立し、プログラムに接続されず、メンバーを処理しません。孤立したステップがある場合は、この影響に対する警告が表示されます。孤立パスのステップにメンバーがいる場合は、そのメンバーをプログラムにまだ接続されているステップに移動するか、「ステップ・パスの編集」を選択してこのステップを削除し、プログラム・フローチャートの前のステップから最初の孤立ステップを削除して、プログラムに孤立パスを再接続する必要があります。
ステップの処理およびパラメータ
次の表に、プログラム・ステップ内で構成できる処理を示します。
注意:
- これらのサービスの多くは、特定のEloqua製品またはサービスを必要とするため、すべてのオプションが使用できるとはかぎりません。詳細は、カスタマ・サクセス・マネージャに問い合せてください。
- 特定のデータ・エンティティに関連する処理は、そのデータ・エンティティ(コンタクト、見込み客、会社など)が許可されているプログラムでのみ表示されます。
アイコン | 処理 | 説明 | メンバー・タイプ |
---|---|---|---|
処理 - ステップを通過 | このステップでは、処理は実行されません。プログラムでプレースホルダまたはターミナル・ポイントとして使用されます。 | すべて | |
処理なし - 指定された時間待機 | 処理は実行されませんが、次のステップの実行がこのステップで指定された時間だけ遅れます。 |
すべて |
|
コンタクトをコンタクト・グループに追加 | プログラム所有者は、プログラム・ステップ内のコンタクトを選択したコンタクト・グループに追加できます。 | コンタクト | |
別のプログラムに追加 |
プログラム所有者は、追加処理のためにプログラム・ステップ内のメンバーをプログラム・ビルダーで別の自動マーケティング・プログラムの特定のステップに追加できます。 注意: メンバーを元のプログラムにも残さない場合は、かわりに「別のプログラムに移動」というプロセス処理を使用します。 |
すべて | |
コンタクト・グループからのコンタクトの削除 | コンタクト・グループからのコンタクトを削除します。 | コンタクト | |
プログラムから削除 | プログラム所有者は、以降の処理が行われないように、プログラム・ステップ内のメンバーをプログラムから削除できます。 | すべて | |
照合/重複除去ルールの実行 | プログラム所有者は、Eloqua重複除去ツールを実行して、2つのリスト間で、または特定のリストとマーケティング・データベース全体との間で、リスト内の1つ以上のフィールドを使用した重複メンバーを識別できます。ツールは、1つまたは複数のコンタクトに対して実行できます。結果は、プログラム所有者、別のユーザーまたはプロセス所有者がレビューして(必要な場合は)修正する必要があります。 | コンタクト、会社 | |
検証ルールの実行 | プログラム所有者は、現在のステップでプログラム・メンバーについて構成された検証ルール(フィルタ)を実行し、無効なデータを識別またはクレンジングできます。 | コンタクト、会社 | |
DB追加有料Webサービスの実行 | プログラム所有者は、DB追加を実行して、ステップ内のメンバーのデータ・レコードに他のフィールド・レベル情報を追加できます。 | コンタクト、会社 | |
統合イベントの実行 | プログラム所有者は、ステップ内のメンバーに対してカスタム・イベントを起動して、統合CRMシステム内のデータを更新できます。 | すべて | |
統合ルール・コレクションの実行 | プログラム所有者は、ステップ内のメンバーに対して一連のカスタム・イベントを起動して、統合CRMシステム内のデータを更新できます。 | すべて | |
リード・ステージ・ルールの実行 | プログラム所有者は、構成されたリード・ステージ・ルールを実行して、ルールに基づいてプログラム・ステップ内のコンタクト、見込み客または会社にランク付けできます。 | コンタクト、会社 | |
バッチEメールの送信 | プログラム所有者は、Eメール・バッチを作成してステップ内のメンバーに送信したり、Eメールの配布方法、エラー、バウンス、登録解除および除外が発生しやすいEメールの最終的な保存場所、使用する署名を整理することもできます。 | コンタクト、カスタム・オブジェクト | |
CRMシステムへのキャンペーン情報の送信 | プログラム所有者は、ステップ内のメンバーのCRMキャンペーン情報を更新できます。 | コンタクト、会社 | |
所有者へのプロセス・メンバー・レポートの送信 | プログラム所有者は、プログラム内でメンバーを割り当てられたEloqua®のユーザーまたは他の指定したユーザーに、定義したレポートを送信できます。 | すべて | |
クィック送信Eメールの送信 | プログラム所有者は、ステップ内のメンバーにEメール・テンプレートを送信できます。適切な署名構成を選択することもできます。 | コンタクト | |
キャンペーンへの登録 | プログラム所有者は、コンタクトを特定のEメール・グループに登録するか、サイト・レベルで登録するか、またはその両方を実行できます。 | コンタクト | |
キャンペーンからの登録解除 | プログラム所有者は、ステップ内のメンバーを特定のEメール・グループから登録解除するか、サイト・レベルで登録解除するか、またはその両方を実行できます。 | コンタクト | |
コンタクト/見込み客/会社データの更新 | プログラム所有者は、定義した更新ルールを使用してコンタクト、見込み客または会社のレコードを更新し、フィールド情報を更新できます。 | コンタクト、会社 |