フォームの使用

フォームはオーディエンスに関する情報収集の手段を提供します。HTML形式のフォームと、訪問者のフォーム送信後に関する指示によって構成されています。たとえばフォームの送信後に、訪問者にフォローアップのEメールを送る、送信されたフォーム・データをアカウント内の様々なデータ・ソースに保存する、訪問者を感謝を表すカスタム・ページに誘導するように指示することができます。Oracle Responsysで「フォーム」メニューからアクセスできるフォーム・ウィザードを使用して、フォームを作成できます。

作成したフォームはマーケティング活動で、次の3つの方法で活用できます。

  • URLを生成し、パーソナライズなしの空白フォームで使用
  • リンクを生成し、Eメール・キャンペーンで使用するパーソナライズされたフォームで使用
  • フォームのコンテンツを外部でホストし、レスポンスをOracle Responsysのフォーム・ハンドラに送信して処理

空白フォームを使用する

ニュース・レターへの登録など、基本的な購読申込み情報の収集が目的であれば、要求する情報はEメール・アドレスと名前のみで十分です。そのような場合は、パーソナライズなしの空白フォームを使用します。

空白フォームを使用する方法は2通りあります。

  • 自社WebサイトなどWebの好きな場所やEメール・キャンペーンに、空白フォームのURLをコピーしてペーストします。
  • ビルトイン関数($formlink(name)$をEメール・クリエイティブで使用して、空白フォームへのリンクを生成します。この方法はOracle Responsysキャンペーンのみで利用でき、外部のWebページでは利用できません。
    例: $formlink(FormExample)$

Eメール受信者やWebサイト訪問者がフォームに記入して送信すると、あらかじめ設定したフォーム・ルールが送信されたデータを処理します。

パーソナライズ・フォームを使用する

パーソナライズされたフォームは、各自に関する既知の情報をフォーム・フィールドに事前入力し、入力する時間を節約できるので、プリファレンス・センター・ページに最適です。パーソナライズ・フォームを使用する方法は2通りあります。ビルトイン関数のprefilledformとformlinkです。それぞれに利点があります。

prefilledformビルトイン関数

事前入力したフォームは、プロファイル情報の更新を要求する場合に特に便利です。Oracle ResponsysはEメールを生成する際に、データベースで受信者の現在のプロファイルを参照します。このため、このプロセスは$formlink()$を使用する下記の方法と比べて時間がかかることがありますが、確実に最新のプロファイル・データを利用できます。またプロファイル情報を使って作業する際は、いつでも利用できるようにしておくと便利です。

例: $prefilledform(targetCampaignName)$

Formlinkビルトイン関数

キャンペーン・メッセージ・ドキュメントにビルトイン関数$formlink$を含めると、パーソナライズ・フォームへのリンクを生成できます。URLには開始時にフォームの全データが含まれ、事前入力フォームにアクセスするため、データベースにアクセスする必要がありません。

ビルトイン関数$formlink()$を使用する方法は、次の3通りあります。

  • 配布リストまたはサプリメンタル・データ・ソースでフォームのフィールド名を指定して、キャンペーンからデータを送る。例: $formlink(yourformname, first_name)$。この場合、キャンペーンを実行すると、Oracle Responsysがフォームのfirst_nameフィールドを各受信者の対応フィールドの値で置き換えます。
  • フォーム・ドキュメントで使用されている値にフィールド名をマッピングして、キャンペーンのデータ・リストからデータを送る。この仕組みも最初の方法と似ていますが、フィールド名はドキュメントで使用されている変数名にマッピングされます。例: $formlink(yourformname, first=first_name)$。キャンペーン・メッセージが送信されると、変数$first$の参照はすべて、受信者のfirst_name値で置き換えられます。
  • 変数名にリテラル値を使用してフォームをパーソナライズする。例: $formlink(yourformname, offerid=123)$。このような場合、フォーム・ドキュメントで$offerid$への参照が見つかると123の値が挿入され、全受信者のEメールで同じ値が使用されます。

外部でホストされるフォームを使用する

フォーム・コンテンツを自社Webサイトでホストする場合があります。その場合、Oracle Responsysフォーム・ハンドラに送り、フォームへのレスポンスを処理させることができます。外部でホストされるフォームを使用する場合、フォーム送信かHTMLタグを使用する必要があります。

「フォーム使用」ページにある情報を活用して、Oracle Responsysが処理できるようにフォーム・レスポンスを送信します。Responsysに変数データを渡すために、リンクの末尾に名前・値ペアを追加する必要があることに注意してください。

フォーム・アクションURLの例:

<form method="post" action="https://yourcompanydomain/pub/rf">
<input type="hidden" name="_ri_" value="<encoded data>">

リンクの例:

<a href="https://<yourcompanydomain>/pub/rf?_ri_=<encoded data>">

関連項目