多変量テスト(MVT)の実行

重要: この機能は、Eメール・メッセージ・デザイナで作成されたキャンペーンに対してのみ使用できます。

多変量テスト(MVT)キャンペーンを作成したら、「Eメール・キャンペーンの送信」アクティビティを使用してProgramからテストを実行できます。

ヒント: プログラム・デザイナにおいて、はMVTキャンペーンを示します。

任意の数のバージョンをテストでき、またテストするサンプル・サイズを選択できます。テストなしでもMVTキャンペーンを実行できます。この場合、デフォルト・バージョンのキャンペーンが送信されます。

ウィナーの選択について

ウィナーのバージョンは、自動的にまたは手作業で選択できます。ウィナーのバージョンが選択されると、今後の開始時にはそれが使用されます。ウィナーのバージョンが何らかの理由で削除されると、デフォルトのバージョンが使用されます。

自動ウィナー選択および手作業ウィナー選択について

自動ウィナー選択を選択すると、選択したキャンペーン・メトリックに基づいてOracle Responsysにより自動的にウィナーのバージョンが選択されます。

  • 開封率
    開封されたメッセージ数。
  • クリックスルー・レート
    受信者がメッセージに含まれるリンクをクリックしたメッセージ数
  • コンバージョン・レート
    受信者が購入に至ったメッセージ数。
  • 配信停止レート
    受信者により配信停止されたメッセージ数。
  • ユニーク開封率:
    配信されたEメール・キャンペーン・メッセージに基づく受信者によるユニーク開封の合計数。

    重要: この機能を使用できるのは、アカウントに対してこの機能が使用可能になっている場合のみです。

  • 応答者レート
    ユニーク応答者のレート。応答者とは、1つ以上のリンクをクリックした受信者(ユニーク個人)の数です。

    重要: この機能を使用できるのは、アカウントに対してこの機能が使用可能になっている場合のみです。

ウィナーが選択されたら、指定されたEメール・アドレスにProgramにより通知が送信されます。

手作業ウィナー選択

手作業ウィナー選択を選択すると、ウィナーのバージョンを自分で選択することになります。

手作業ウィナー選択では、テストの実行を待ち、結果を自分で調べて、ウィナーのバージョンを指定します。テストが完了し、ウィナーを選択したら、指定されたEメール・アドレスにProgramにより通知が送信されます。7日以内にウィナーを選択しないと、デフォルトのバージョンが使用されます。

MVTテストの実行

「プロパティ」ダイアログでMVTテスト・オプションを指定します。

MVTテストを実行するには:

  1. プログラムに「Eメール・キャンペーンの送信」アクティビティを追加し、ダブルクリックして「プロパティ」ダイアログを開きます。
  2. 「キャンペーン」セクションで次を実行します。
    1. 「選択」をクリックし、使用するMVTキャンペーンを選択して、「OK」をクリックします。

      ヒント: MVTキャンペーンはリストでアイコンにより示されています。

    2. 「多変量テストを使用可能にする」チェックボックスを選択します。

      このチェックボックスを選択しない場合、キャンペーンはデフォルト・バージョンを使用して通常モードで実行されます。

  3. 「多変量テスト」セクションをクリックしてテスト・オプションを指定します。
  4. このテストの開始時にその前に実行されているテストがあれば中断するようにするには、「新しいテストの開始」チェックボックスが選択されていることを確認します。

    このチェックボックスが選択されていない場合、前のテストのウィナーのバージョンが既に選択されていればそれが使用されます。テストが現在実行されている場合は、そのまま実行されます。

  5. テストをいつ開始するかを選択します。
    • 公開時に開始—プログラムの公開時にテストを開始します。
    • 日時で開始—特定の日時にテストを開始します。
  6. 「自動」「手動」のいずれかのウィナー選択モードを選択します。

    詳細は、 を参照してください。

  7. ウィナー選択のためのメトリックを選択します。
    • 開封率–配信済メッセージに対する開封済メッセージのレート。
    • クリックスルー・レート–配信済メッセージに対するクリックスルーのレート。
    • コンバージョン・レート–配信済メッセージに対するコンバージョンのレート。
    • 配信停止レート–配信済メッセージに対する配信停止リクエストのレート。
    • ユニーク開封率-配信されたEメール・キャンペーン・メッセージに基づく受信者によるユニーク開封の合計数。

      重要: この機能を使用できるのは、アカウントに対してこの機能が使用可能になっている場合のみです。

    • 応答者レート-配信されたメッセージに対するユニーク応答者のレート。応答者とは、1つ以上のリンクをクリックした受信者(ユニーク個人)の数です。

      重要: この機能を使用できるのは、アカウントに対してこの機能が使用可能になっている場合のみです。

  8. 「サンプル合計%」で、テストするターゲット・オーディエンスの割合を入力します。

    Oracle Responsysにより、テストするすべてのバージョンに均等にサンプルが配分されます。

  9. テストするバージョンのチェックボックスを選択します。

    注意: テストの実行中にバージョンを削除すると、かわりにデフォルト・バージョンが使用され、削除されたバージョンはテスト結果から除外されます。

    ヒント: 各バージョンをプレビューするには、をクリックします。

  10. 「期間」セクションで、MVTテストが終了する時期を指定します。
    • 時間: このオプションを使用すると、Programでは指定した時間数の後にMVTテストを終了します。時間の期間には1から23時間を指定できます。時間ごとのテストは、プログラム・ステージ内のキャンペーンごとに1日1テストに制限されます。つまり、すべてのテストが実行されますが、結果は最初のテストに対してのみになります。ただし、1つのプログラム内で複数のキャンペーンをテストでき、複数のプログラム内で同じキャンペーンをテストできます。
    • 有意性: このオプションを使用すると、Programでは、テスト対象のキャンペーンから十分な行動情報が収集された時点でMVTテストを終了します。統計的有意性により、バージョン・スコアの差異が、差異の理由として無作為な可能性を排除するのに十分かどうかを決定します。MVTテストにより、タイムアウトの前に統計的有意性が決定する場合があるため、統計的有意性はテストする少数の受信者を使用することを意味する可能性があります。「日」テキスト・ボックスに、統計的に有意なウィナーが決定されない場合にMVTテストがタイムアウトになる時期を入力します。

      重要: 統計的有意性があるMVTは、現在、評価のためのデプロイが実施され、後日ロールアウトされます。この機能へのアクセス権を要求するには、My Oracle Supportにログインして、サービス・リクエストを作成してください。

  11. 「Eメール通知」フィールドに、テストについて通知を受信するEメール・アドレスを入力します。

    アドレスが複数ある場合は、カンマまたはセミコロンで区切ってください。

  12. 完了」をクリックします。

テスト結果の分析とウィナーの選択

テスト結果を表示するには、「分析」タブのをダブルクリックします。「テスト結果」ページに、テストの詳細と、自動的に選択された場合はウィナーのバージョンが表示されます。ウィナーを手作業で選択したり選択を変更するには、適切なバージョンの「ウィナーとして指定」を選択します。

関連項目

Program, MVT, 多変量テスト, 多変量, テスト, ウィナー, 自動ウィナー, 手動ウィナー, 統計的有意性