プログラムの理解

詳細は、ビデオを参照してください。

Program™では、個人の行動によってシナリオが変化する自動化されたマルチステージ・マーケティング・プログラムを構築できます。

Programを使用すると、オーディエンス・データ、メッセージ・コンテンツおよびすべてのデジタル・チャネルを1つにまとめることができます。個別化した行動ベースのプログラムをカスタマ・ライフサイクルの各ステージに合わせてデザインできます。

プログラムをデザインしてリスト、キャンペーンおよびフィルタをシーケンスの要素に関連付けた後は、プログラムを検証、テストおよび公開するのみです。

プログラムの実施中にリアルタイムで分析できるため、何が起きているのか、どこで行き詰っているのかを把握できます。

プログラムの要素

各プログラムには少なくとも1つの入口点があり、メッセージ、タイマー、スイッチなどのアクティビティを指定できます。

入口点について

入口点は、プログラムをトリガーできるイベントおよびインタラクションです。

次に、標準の事前定義済入口点について説明します。さらに、必要に応じてカスタム・イベントを定義できます。

オーディエンスの取得

重要: アカウントでオーディエンス・デザイナが有効になっている場合にのみ使用可能です。

公開済オーディエンス結果セットから実施を作成します。

「インテリジェント・オーディエンス・セレクタ」アイコンのイメージ インテリジェント・オーディエンス・セレクタ

重要: この機能は現在、Controlled Availability (CA)プログラムの下でリリースされています。この機能へのアクセス権を要求するには、My Oracle Supportにログインして、サービス・リクエストを作成してください。


インテリジェント・オーディエンス・セレクタは、現在および過去のプログラム・メンバーの行動に基づいてプログラムに参加する連絡先を決定する開始イベントです。この方法で、インテリジェント・オーディエンス・セレクタは、プログラムのエンゲージメント・レートを経時的に増加できます。このステージは繰返しプログラム専用で、1回のみのプログラム用ではありません。インテリジェント・オーディエンス・セレクタの詳細を参照してください。

予定済フィルタまたはビュー
リストに問合せを送信したり、事前定義されたSQLビューをリフレッシュして、フィルタやSQLビューで定義したルールを満たす個人を取り込みます。フィルタやSQLビューのリフレッシュを1度のみ、または定期的(毎日、毎週または毎月)に実行するように設定できます。

インタラクション

顧客によるアクティブ化
一般に、個人がニュース・レター購読やオーダー・フォームなどのフォームに記入したときに、プログラム・ステージをトリガーするのに使用します。

顧客による非アクティブ化
前回のメッセージのハード・バウンスに使用したり、個人がシステムから削除されたときに使用できます。

SMS受信済

重要: アカウントでOracle Responsys SMSが有効になっている場合にのみ使用可能です。

指定されたコードとキーワードを持つSMSメッセージを顧客から受信すると、プログラムをトリガーします。

カート放棄

重要: アカウントで高速ターゲット再設定が有効になっている場合にのみ使用可能です。

購入者がショッピング・カートにアイテムを追加したが購入を完了しなかったことを検出します。

参照放棄

重要: アカウントで高速ターゲット再設定が有効になっている場合にのみ使用可能です。

顧客がWebサイトを参照したが、ショッピング・カートに進まなかったことを検出します。

購入

重要: アカウントで高速ターゲット再設定が有効になっている場合にのみ使用可能です。

顧客が購入したことを検出します。

Connect
イベントを起こすために指定されたConnectインポート・ジョブの完了を検出します。

カスタム・イベント
独自に定義するイベント。カスタム・イベントの詳細は、「アカウント」ページでのカスタム・イベントの定義を参照してください。

デフォルトREIカスタム・イベント・アイコンのイメージです REIカスタム・イベント

重要: このイベントを使用できるのは、アカウントに対してREIが使用可能になっている場合のみです。

記録する必要がある顕著な顧客アクティビティが発生した場合や著しいアクティビティが顧客に起こった場合にOracle Responsysに警告する外部ソースからの信号のことです。これらのイベントのアイコンはパーソナライズできますが、プログラムおよびREIでは常に黄色になります。REIの詳細を参照してください。

BEACON_ENTRYイベントのイメージです Beacon_entry

重要: このイベントを使用できるのは、アカウントに対してREIが使用可能になっている場合のみです。


顧客がビーコンの範囲に入ったタイミングを検出します。このイベントの詳細を参照してください。

注意: Oracle Responsysでは、ジオフェンスおよびビーコンSDK/製品とともに機能するオープン・ソリューションを提供します。

BEACON_EXITアイコンのイメージです Beacon_exit

重要: このイベントを使用できるのは、アカウントに対してREIが使用可能になっている場合のみです。


顧客がビーコンの範囲から出たタイミングを検出します。このイベントの詳細を参照してください。

注意: Oracle Responsysでは、ジオフェンスおよびビーコンSDK/製品とともに機能するオープン・ソリューションを提供します。

GEOFENCE_ENTRYイベントのイメージです Geofence_entry

重要: このイベントを使用できるのは、アカウントに対してREIが使用可能になっている場合のみです。


ジオフェンスとして示した領域に顧客が入ったタイミングを検出します。このイベントの詳細を参照してください。

注意: Oracle Responsysでは、ジオフェンスおよびビーコンSDK/製品とともに機能するオープン・ソリューションを提供します。

GEOFENCE_EXITイベントのイメージです Geofence_exit

重要: このイベントを使用できるのは、アカウントに対してREIが使用可能になっている場合のみです。


ジオフェンスとして示した領域から顧客が出たタイミングを検出します。このイベントの詳細を参照してください。

注意: Oracle Responsysでは、ジオフェンスおよびビーコンSDK/製品とともに機能するオープン・ソリューションを提供します。

受取イベント
別のプログラムから送信された実施を受け取ります。

終了イベントについて

各プログラムは、次のいずれかのイベントで終了する必要があります。

イベントの終了
プログラム・フローを終了します。

スロー・イベント
別のプログラムに実施を送信します。

アクティビティについて

アクティビティとは、キャンペーンの送信など、プログラムにより実行されるアクションです。Oracle Responsysを使用してキャンペーンを作成してから、「Eメール・キャンペーンの送信」などのアクティビティを使用してキャンペーンを送信します。

カスタム・アクティビティ
外部システムに情報を送信します。

コラボレーションの開始

重要: アカウントで分散型コンテンツ・コラボレーションが有効になっている場合にのみ使用可能です。

コラボレーション・プロセスを開始します。

分散型コンテンツ・コラボレーションについては、「分散型コンテンツ・コラボレーション -- 概要」をご覧ください。

Eメール・キャンペーンの送信

注意: 検証の実行時に、承認ステータスが「承認が必要」、「承認待ち」または「却下」状態のキャンペーンを選択した場合(アカウントでキャンペーン承認が有効になっている場合)、プログラムでは検証エラーが表示されます。

関連するEメール・キャンペーンを送信します。

プッシュ・インタラクション

重要: アカウントでプッシュが有効になっている場合にのみ使用可能です。

プッシュ通知の送信

重要: アカウントでモバイル・アプリが有効になっている場合にのみ使用可能です。

関連プッシュ・メッセージを送信します。

プッシュ・キャンペーンの送信
関連プッシュ・キャンペーンを送信します。

アプリ内キャンペーンの送信
関連アプリ内キャンペーンを送信します。

モバイル・インタラクション

重要: アカウントでモバイルSMSが有効になっている場合にのみ使用可能です。

SMSキャンペーンの送信
関連Responsys SMSキャンペーンを送信します。

MMSキャンペーンの送信

重要: アカウントでMMSが有効になっている場合にのみ使用可能です。

関連するMMSキャンペーンを送信します。

キャンペーンの準備
指定された時間に確実にメッセージの準備が完了しているように、キャンペーンを送信する前にメッセージをパーソナライズします。

データの設定

重要: アカウントに対して使用可能になっている場合、このステージは、リストまたはプロファイル拡張表のフィールドを最大10個まで更新できます。使用可能になっていない場合は、更新する各フィールドに対してデータの設定ステージが必要です。

リスト・フィールドまたはプロファイル拡張表(PET)フィールドを、特定の量のみ変更した値、あるいはイベントまたはエントリ・トラッキング変数により供給された値に設定します。

警告: アカウントでデータ・リダクションが有効である場合は、リダクション済の列からの顧客の機密データが、リダクションに指定された列にのみ書き込まれるようにしてください。プログラムに顧客の機密データが含まれている場合、リダクションに指定されていない列にデータを書き込むと、そのデータが公開されます。「データ・ディレクタ」ロールまたは「アカウント管理者」ロールを持つResponsysユーザーに連絡して、列がリダクションされるかどうかを確認できます。

データの取得
プログラム・フロー中にエントリ・トラッキング変数を更新します。このアクティビティをデータ・スイッチと組み合わせて使用すると、プロファイル以外の最新情報に基づいて顧客を異なるパスに送ることができます。

ディスプレイ・キャンペーンの追加

重要: アカウントでディスプレイが有効になっている場合にのみ使用可能です。

選択したディスプレイ・キャンペーンに顧客を追加します。

ディスプレイ・キャンペーンの削除

重要: アカウントでディスプレイが有効になっている場合にのみ使用可能です。

選択したディスプレイ・キャンペーンから顧客を削除します。

保留グループ

重要: アカウントで保留グループが有効になっている場合にのみ使用可能です。

キャンペーンを受信した連絡先のパフォーマンスと、受信しなかった連絡先のパフォーマンスを比較するために使用する保留グループを作成します。

タイマーについて

タイマーを使用して、ステージの間に遅延を挿入します。

タイマー

タイマーを使用すると、プログラム・エントリがプログラムの次のステージに移動する前に、指定した時間(の長さ)または指定した日時まで待機できます。たとえば、フォローアップ・キャンペーンを送信する前に顧客がキャンペーンに応答する時間を与えるためにタイマーを含めることが考えられます。また、パフォーマンス・スイッチの後にタイマーを使用すると、テスト・グループがプログラムの代替パスを通ってウィナーを決定するための時間を確保できます。

タイマーは経過タイプまたはターゲット・タイプのいずれかとなります。

  • 経過タイマーは、プログラム・エントリが次のプログラム・ステージに移動するまで指定日数待機します。
  • ターゲット・タイマーは、プログラム・エントリが次のプログラム・ステージに移動する将来の指定日時まで待機します。

スイッチについて

スイッチを使用して、プログラムの異なるパスに受信者を送ります。

データ・スイッチ
データ・スイッチを使用して、定義したビジネス・ルールに基づいてパスを変更します。たとえば、顧客が以前放棄したカートから購入を完了した場合は、メッセージをスキップするか、途中でプログラムを終了できます。Programでは、SQLを使用しないでこれらのルールを簡単に定義できます。データ・スイッチの詳細を参照してください。

割当スイッチ
割当スイッチを使用して、一定の割合の受信者を無作為に代替パスに転送できます。これらは簡単な分割テストに使用できますが、パフォーマンス・スイッチと併用すると、最も効果的です。

AIスイッチ
Oracle Adaptive Intelligent Appsサービス(AI)によって選択されたパスに沿って各顧客を送信します。顧客ごとに、AIは最適なキャンペーンやチャネルであるパスを選択します。最適なパスを選択するために、AIはResponsysの行動データ・フィードから学習し、さらにオプションで組織が提供するように選択した他のデータからも学習します。AIスイッチの詳細を参照してください。

重要: AIスイッチが使用できるのは、Oracle ResponsysアカウントでOracle Program Adaptive Intelligent Switch機能が有効であり、Oracle Adaptive Intelligent Apps for CXサービスとの統合が構成されている場合のみです。詳細は、Oracle Adaptive Intelligent Apps統合の管理 を参照してください。

カウント・スイッチ
カウント・スイッチは、指定された数の受信者をパスに沿って進める場合に使用します。

イベント・スイッチ
イベント・スイッチは、特定のイベントが発生したときに受信者をパスに沿って進める場合に使用します。

パフォーマンス・スイッチ
パフォーマンス・スイッチを使用して、タイミング、コンテンツまたは2つ以上のパスがあるメッセージ・タイプのバリエーションをテストして、その後ほとんどの受信者を最も効果的なパスに送ります。ウィナー・パスは、パフォーマンス・スイッチの定義で選択したメトリック(レート)に基づいて自動的に決定することも、Insightインタラクティブ・ダッシュボードにおけるキャンペーン結果の確認に基づいて手動で決定することもできます。一般にパフォーマンス・スイッチは、保留グループを定義するデータ・スイッチ、残りの受信者(テスト・グループ)の無作為割当を設定する割当スイッチ、およびテスト期間を定義する経過タイマーまたはターゲット・タイマーと併用します。テスト期間の終わりに、パフォーマンス・スイッチは、(「分析」タブで)ウィナー・パスを手作業で選択することのできる指定された人または単に自動選択されたウィナーを知る必要のある人にEメール通知を送信します。パフォーマンス・スイッチの詳細を参照してください。

ステージ・ゲート
ステージ・ゲートを使用して、受信者を一時停止し、プログラムの次のステージに送出するか、すべてのプログラム・エントリを停止します。

詳細は、「プログラムのデザイン」を参照してください。

プログラムの検証

プログラムのデザインを終えたら、検証してすべてのデータおよびルールが揃っていることを確認できます。プログラムの検証はプログラムが正しく構築されていることを確認するものであり、プログラムは実行されないので注意してください。

プログラムは、テストまたは公開する前に、Programによって自動的に検証されます。また、「デザイン」タブの「検証」をクリックすることで、いつでもプログラムを検証できます。

プログラムのテスト

プログラムをテストすると、そのプログラムが予想どおりに実行されていることを確認できます。

プログラムのテストでは、プログラムを検証し、選択済のプルーフ・リストに基づいて実行します。

プログラムのテストについての詳細は、プログラムのテストを参照してください。

プログラムの公開

満足のいくプログラムのデザインができあがったらプログラムを公開し、顧客がプログラムを開始できるようにします。

注意: 2017年8月18日以降に作成されたアカウントでは、プログラムを75個まで公開できます。この制限は、この日付の前に作成されたアカウントには適用されません。

プログラムを公開する前に、Programにより検証されます。検証が失敗すると、Programにより問題が赤でハイライトされるため、迅速に対応できます。検証が成功してプログラムが公開されると、Programはプログラム・エントリの受信を開始できます。

詳細は、「プログラムの公開」を参照してください。

プログラムの分析

「分析」ページを使用して、プログラムでの個人の進捗状況をモニターできます。「分析」ページには、選択した期間内の各ステージの状態が表示される「スナップショット」ビューと、オーディエンスがプログラムを進行する状況が表示される「モニター」ビューがあります。また、アカウントに対して使用可能な場合は、「パフォーマンス・メトリック」ビューを使用して、プログラムの各キャンペーン・ステージのパフォーマンス・メトリックを表示できます。

詳細は、「プログラムの分析」を参照してください。

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関連項目