キューブ・デザイナのジョブ・ビューアを使用して、特定のクライアントから実行されるジョブの表示、監視およびトラブルシューティングを行います。ジョブとは、データ・ロード、ディメンション構築および計算などの操作です。
Essbaseのすべてのジョブのレコードは、Essbaseインスタンスで維持されます。各ジョブには、一意のID番号があります。
ジョブ・ビューアにリストされるジョブは、ある特定のユーザーに対するものです。別のユーザーがクライアントにログインした場合は、そのユーザーに対するジョブのみが表示されます。
クライアントにログインしている特定のユーザーのジョブを、キューブ・デザイナのジョブ・ビューアで表示できます。
Excelのキューブ・デザイナ・リボンで、「ジョブの表示」 をクリックします。
ジョブ・ビューアダイアログ・ボックスが開き、その特定のクライアントから実行されているジョブのリストが表示されます。
キューブ・デザイナ・リボンは、ジョブの進行中に表示されます。ジョブが終了した後は、キューブ・デザイナの「ジョブ・ビューア」で、ジョブのステータスを確認できます。
ジョブの実行中は、キューブ・デザイナ・リボンの「ジョブの表示」アイコンに砂時計が表示されます。
ジョブの実行が終了すると、ジョブ・ビューアステータス・ダイアログ・ボックスが開き、そのジョブのステータスが表示されます。
ジョブの実行中にExcelを閉じた場合、ジョブの実行は続行されますが、その終了時にステータス・ダイアログは表示されません。ジョブはサーバー・プロセスであるため、Excelが起動されているかどうかに関係なく実行されます。
ジョブが失敗した場合は、エラーを表示してトラブルシューティングできます。
ジョブ・ビューアダイアログ・ボックスで、ジョブを選択し、「詳細」をクリックしてジョブの詳細を表示します。
「ジョブの詳細」ダイアログ・ボックスで、サーバー・エラー・ファイルドロップダウン・メニューからファイルを選択し、「開く」をクリックしてエラーを表示し、トラブルシューティングします。
ジョブ・ビューアをクリアするか、ジョブ・ビューアのログを定期的にアーカイブするとパフォーマンスが向上します。
ジョブ・ビューアダイアログ・ボックスからすべてのジョブを除去するには、「すべてクリア」をクリックします。
個々のジョブを選択して除去するには、1つ以上のジョブを選択し、[Delete]キーを押します。
連続する複数のジョブを選択するには、[Shift]キーを使用します。
連続していない複数のジョブを選択するには、[Ctrl]キーを使用します。
ジョブ・ビューアのログは、C:\Users\username\AppData\Roaming\Oracle\SmartView\DBX\Jobs
にあります。
クライアント・マシン上のユーザーごとに個別のログがあります。
「ジョブ・ビューア」ダイアログ・ボックスからのジョブの除去、またはジョブ・ビューアのログのアーカイブは、クライアントにのみ影響します。Webインタフェースではすべてのジョブを引き続き表示できます。