ここでは、Essbaseキューブのアプリケーション・ワークブックにCube.FederatedPartitionワークシートを作成し、シートを検証してパーティションをサーバーに保存することで、キューブ・デザイナでフェデレーテッド・パーティションを作成する方法を示します。
フェデレーテッド・パーティションは、EssbaseとAutonomous Data Warehouse Serverlessの間にあります。
このトピックは、前提条件を満たし、フェデレーテッド・パーティションを使用したEssbaseとAutonomous Databaseの統合に記載されている情報を確認済であることを前提としています。
- フェデレーテッド・パーティションなしでEssbaseアプリケーションおよびキューブを構築します。
- キューブのアプリケーション・ワークブックを開きます。見つからない場合は、アプリケーション・ワークブックへのキューブのエクスポートを参照してください。
- キューブ・デザイナ・リボンで「キューブ・デザイナ」をクリックして、デザイナ・パネルを開きます。
- 「シートから」
をクリックして、シートのコンテンツをデザイナ・パネルに移入します。
- 「設定」タブをクリックします。
- 「設定」タブで、「プロパティ」を展開し、「フェデレーテッド・パーティション」を選択します

- 「シートへ」
をクリックして、アプリケーション・ワークブックにCube.FederatedPartitionシートを作成します。
- 「はい」をクリックして、新しいCube.FederatedPartitionワークシートを編集します。
フェデレーテッド・パーティション・ウィザードがキューブ・デザイナに開きます。
- 「接続名」に、管理者が以前に作成したAutonomous Data Warehouseに対する接続を入力します(フェデレーテッド・パーティションの接続の作成を参照してください)。
注:
キューブ・デザイナで
フェデレーテッド・パーティションを作成する場合、接続は
グローバル接続である必要があります。
- 「スキーマ名」で、データベース・スキーマの名前(接続の作成時に入力したユーザー名)と一致することを確認します。
- 「ストレージ管理」で、デフォルト・オプションの「ユーザー」のままにします。
注:
Essbaseにファクト表の作成と管理を任せる場合、プレビュー・モードの
Essbase管理を選択できます。
- 「ファクト表名」で、数値およびキーを保管するAutonomous Data Warehouseのファクト表の名前を選択します。
- 「ピボット・ディメンション」で、ピボット・ディメンションの識別中にEssbaseアウトラインから使用するように決定したピボット・ディメンションの名前を選択します。

ファクト表の列名がアウトラインのディメンションおよびピボット・メンバーの名前と同じである場合、マッピングは自動的に「Essbaseと列間のマップ」に移入されます。ディメンションまたはメンバーをファクト表の列に自動的にマップできない場合は、それらを手動でマップする必要があります。
ピボット・ディメンションのメンバー(または非メジャー・ディメンション名)に&などの特殊文字が含まれている場合は、名前を変更することをお薦めします。
「ピボット・メンバー」列で、行の値は数値(データ)です。これらの列のヘッダーは、メンバー名です。
「ディメンション列」の値は、テキスト値です。これらはEssbaseメンバー名にマップされます。これらの列のヘッダーは、Essbaseディメンション名にマップされます。
- Essbaseディメンション名およびメンバー名がファクト表の列名と正確に一致しない場合、Essbaseの名前を「ピボット・メンバー」列と「ディメンション列」の両方の適切な列名にドラッグ・アンド・ドロップしてそれらをマップします。
たとえば、「勘定科目」を「メジャー」にドラッグ・アンド・ドロップします。


- フェデレーテッド・パーティションの作成プロセスを完了します:
- 「検証」をクリックして、パーティションを検証します。
- 「保存」をクリックして、変更内容をCube.FederatedPartitionワークシートに保存します。
- 「ビルド」をクリックして、サーバー上にフェデレーテッド・パーティションを構築します。
注:
フェデレーテッド・パーティション・ウィザードの
「ビルド」ボタンは、集約ストレージ・キューブでは動作しません。
または、キューブ・デザイナ・リボンの「キューブの構築」オプションを使用して、キューブを構築し、フェデレーテッド・パーティションを作成できます。
注:
フェデレーテッド・パーティション構築プロセスは、ジョブとして起動されるため、
キューブ・デザイナ・リボンの
「ジョブの表示」でモニターできます。
- フェデレーテッド・パーティションが作成されます。このプロセスによって、Autonomous Data Warehouseに、ファクト表に(キーで)リンクされたディメンション・ヘルパー表(およびその他のアーティファクト)も作成されます。
- 引き続きウィザードを使用して、フェデレーテッド・パーティションのみを変更するか、アプリケーション・ワークブックの新しい保存済フェデレーテッド・パーティション設定でアプリケーションを再構築します。