フェデレーテッド・パーティションの接続の作成

EssbaseAutonomous Data Warehouse Serverless間の接続を定義して、フェデレーテッド・パーティションを操作します。

フェデレーテッド・パーティションは、Oracle Cloud Infrastructure上のEssbaseデプロイメントでのみサポートされます。

必要な接続の定義を開始する前に、フェデレーテッド・パーティションのワークフローを参照して、すべての必要な準備タスクを完了したことを確認します。

フェデレーテッド・パーティション接続を実装する際の考慮事項

フェデレーテッド・パーティションに必要なスキーマをどのように作成したかを確認します。1つのAutonomous Data Warehouseスキーマが複数のEssbaseフェデレーテッド・パーティション・アプリケーションに指定されている場合、すべてのアプリケーションで共有できる1つのグローバル接続を作成するのが適切です。1つ以上のスキーマがあるが、スキーマごとのEssbaseアプリケーションは1つのみである場合、各スキーマに対するアプリケーション・レベルの接続が適切なアプローチです。

フェデレーテッド・パーティションに必要な接続を作成するには、

  1. Essbase Webインタフェースで、「ソース」「接続」の順にクリックします。

    グローバルではなくアプリケーション・レベルで接続およびデータソースを定義するには、ソース・ページではなくアプリケーション・ページで開始します。アプリケーション名をクリックし、次に「ソース」をクリックします。

  2. 「接続の作成」をクリックし、接続タイプとして「Oracle Database」を選択します。

  3. 「Autonomous」スイッチを有効にします。


    「接続の作成」ダイアログ・ボックスのイメージ。「Autonomous」および「リポジトリ・データベース」が選択されています。「名前」はmulticubeです。「サービス名」はav212auto_mediumです。「ユーザー」はadb_userです。「パスワード」はマスクされています。「説明」には「Connection for Federated Partition」と記載されています。

  4. 接続名を入力します。

    lcmimport CLIコマンド(または「LCMのインポート」ジョブ)を使用してアプリケーションを移行した後に、フェデレーテッド・パーティション用にAutonomous Data Warehouse接続を再作成する場合は、新しい接続名を使用してエラーの発生を回避することをお薦めします。

  5. サービス名を選択します。

  6. 「リポジトリ・データベース」スイッチを有効にします。これは、フェデレーテッド・パーティション接続では必須です。

    Essbaseではリポジトリ・データベースに関連付けられたウォレットが使用されるため、ウォレットをアップロードする必要はありません。

  7. Autonomous Data Warehouseのユーザー名、パスワードおよびオプションで説明を入力します。

  8. 「テスト」をクリックして接続を検証し、成功した場合は「作成」をクリックします。

    接続エラーが発生した場合、状況によっては、「詳細オプション」を展開して最小および最大の接続プール・サイズを調整する必要があります。


    「最小プール・サイズ」が5、「最大プール・サイズ」が50の「詳細オプション」

    『Universal Connection Pool開発者ガイド』UCPのプール・サイズ制御の概要に関する項を参照してください。

  9. 接続が正常に作成され、接続のリストに表示されることを確認します。

  1. Essbase Webインタフェースのソース・ページで、「接続」をクリックします。

    グローバルではなくアプリケーション・レベルで接続およびデータソースを定義するには、ソース・ページではなくアプリケーション・ページで開始します。アプリケーション名の右にある「アクション」メニューから、インスペクタを起動して「ソース」をクリックします。

  2. 「接続の作成」をクリックして、「Oracle Database」を選択します。

  3. 切替えスイッチを使用して「Autonomous」を選択します。


    EssbaseからOracle Autonomous Data Warehouseへの接続の作成方法を示す「接続の作成」ダイアログ・ボックスのイメージ。「リポジトリ・データベース」が選択されています。「名前」はEssbaseADWSです。「サービス名」はadwsql_lowです。「ユーザー」はadb_userです。「パスワード」はマスクされています。「説明」には「Connection to Autonomous Data Warehouse」と記載されています。

  4. 接続名を入力します。

    lcmimport CLIコマンド(または「LCMのインポート」ジョブ)を使用してアプリケーションを移行した後に、フェデレーテッド・パーティション用にAutonomous Data Warehouse接続を再作成する場合は、新しい接続名を使用してエラーの発生を回避することをお薦めします。

  5. サービス名を選択します。

  6. 「リポジトリ・データベース」オプションを選択します。フェデレーテッド・パーティション接続では、このオプションを選択する必要があります。


    選択された「リポジトリ・データベース」オプション

    Essbaseではリポジトリ・データベースに関連付けられたウォレットが使用されるため、ウォレットをアップロードする必要はありません。

  7. Autonomous Data Warehouseのユーザー名、パスワードおよびオプションで説明を入力します。

  8. 「テスト」をクリックして接続を検証し、成功した場合は「作成」をクリックします。

    接続エラーが発生した場合、状況によっては、「詳細オプション」を展開して最小および最大の接続プール・サイズを調整する必要があります。


    「最小プール・サイズ」が5、「最大プール・サイズ」が50の「詳細オプション」

    『Universal Connection Pool開発者ガイド』UCPのプール・サイズ制御の概要に関する項を参照してください。

  9. 接続が正常に作成され、接続のリストに表示されることを確認します。