フェデレーテッド・パーティションのワークフロー

フェデレーテッド・パーティションは、EssbaseAutonomous Data Warehouseを直接問い合せることができるようにして、Essbaseキューブにデータをロードする必要性をなくすパーティション・タイプです。

フェデレーテッド・パーティションを使用するためのワークフローは、次のとおりです:

  1. フェデレーテッド・パーティション環境の計画を確認します。

  2. フェデレーテッド・パーティションの前提条件を確認します。

  3. 組織のOracle Cloud Infrastructureテナンシにログインします。

  4. オプション: Autonomous Data Warehouseのインスタンスをプロビジョニングします。(かわりに次のステップ中にプロビジョニングすることもできます)。

    注:

    このフェデレーテッド・パーティション・ドキュメントのこの部分や別の場所で、Autonomous Data Warehouseに対するすべての参照は、Autonomous Data Warehouseワークロード・タイプのOracle Autonomous Database Serverlessを意味するものとします。

    フェデレーテッド・パーティション用のAutonomous Data Warehouseのプロビジョニングを参照してください。

  5. Oracle Cloud InfrastructureのMarketplaceリストから、Essbaseスタックを同じテナンシにデプロイします。フェデレーテッド・パーティションのためのMarketplaceからのEssbaseのデプロイを参照してください。

  6. ファクト表に使用する新しい空のスキーマを作成します。フェデレーテッド・パーティションのスキーマの作成を参照してください。

  7. Essbaseアプリケーションおよびキューブを作成します。

    BSOまたはASOアプリケーションとキューブを開始点として選択します。状況に応じて、スタータ・キューブがすでに存在する場合があります。そうでない場合は、新しく作成し、その上にフェデレーテッド・パーティションを作成できます。

    開始時に使用するキューブのタイプが不明な場合は、フェデレーテッド・パーティションを使用したEssbaseとAutonomous Databaseの統合の比較表を確認してください。

  8. 空のAutonomous Data Warehouseスキーマにファクト表を作成します。

    ファクト表(およびピボット・ディメンション)のガイドラインは、「ファクト表とピボット・ディメンションについて」を参照してください。

  9. EssbaseAutonomous Data Warehouse上のスキーマにアクセスできるようにする接続を定義します(「フェデレーテッド・パーティションの接続の作成」を参照してください)。

    グローバル接続を作成するには、サービス管理者ロールを持っている必要があります。アプリケーション・レベルの接続を作成するには、ユーザー・ロールに加え、アプリケーションに対するアプリケーション・マネージャ権限を持っている必要があります。

  10. Essbase Webインタフェースにログインし、フェデレーテッド・パーティションの作成の説明に従ってフェデレーテッド・パーティションを作成します。

  11. ワークフローを完了し、Autonomous Data Warehouse内のファクト表へのEssbaseデータ・ロード操作を有効にします。「フェデレーテッド・パーティションのデータ・ロード」を参照してください。

  12. フェデレーテッド・パーティションのメンテナンスおよびトラブルシューティングについて学習します。フェデレーテッド・パーティション・キューブのメンテナンスおよびトラブルシューティングを参照してください。