EssbaseにCLIコマンドを発行する前に、ログインする必要があります。保護された接続が必要な場合、URLはhttpsで始める必要があります。
CLIを使用して、次の方法で認証できます。
setpasswordを一度使用します。後続のセッションでは、パスワードの入力を求められずにloginコマンドを使用できます。loginコマンドで-userおよび-passwordオプションを使用します(注意: シェル・ウィンドウにクリアテキストとしてパスワードが表示されます)。loginコマンドで-userオプションのみを使用します。パスワードを入力するよう求められ、そのパスワードは非表示です。Oracle Identity Cloud ServiceのフェデレーテッドSSOユーザーの場合は、MaxLやCLIを使用してのログインはサポートされていません。フェデレーテッドSSOログインには、ブラウザ・ウィンドウが必要です。ネイティブのIdentity Cloud Serviceユーザーを作成し、かわりにこのユーザーで、MaxLまたはCLIを使用してログインします。
構文(login)
login [-verbose] -essbaseurl https://instance-name.example.com/essbase -user username [-password password]
| オプション | 略称 | 説明 |
|---|---|---|
| -verbose | -v | 詳細説明を表示します |
| -essbaseurl | -url | Essbaseのインスタンスのアドレス |
| -user | -u | ユーザー名 |
| -password | -p | オプションです。ユーザーのパスワード。あるいは、setpasswordを使用してパスワードを設定できます。
スクリプトからloginコマンドを発行し、パスワードに特殊文字が含まれる場合は、二重引用符で囲みます(例: |
例1 (login)
esscs login -url https://myEssbase-test-myDomain.analytics.us2.example.com/essbase -u smith
例2 (login)
次の例では、ログインしているユーザーadmin1@example.comは、Oracle Cloud InfrastructureでのEssbaseのスタック・デプロイメント中に、初期のEssbase管理者として設定されたIdentity Cloud Service管理者です。この例ではパスワードが入力されていないため、管理者は次で、パスワードの入力を求められます。URLは、スタック・デプロイメントの結果であるジョブ出力のessbase_urlです。
esscs login -u admin1@example.com -url https://192.0.2.1/essbase
構文(logout)
logout
例(logout)
esscs logout