このCLIコマンドは、キューブにデータをロードします。使用するには、少なくともデータベースの更新権限が必要です。
このコマンドでは、次のオプションのいずれかが必要です。
データ・ファイルおよびオプションのルール・ファイル
ルール・ファイルおよびユーザー名とパスワード
保存されているローカル接続を参照するストリーム・オプション
すべてのデータベース・ドライバがJavaプロキシを使用できるわけではないので、クライアント・ネットワークからソース・データベースにアクセスできる必要があります。
データをロードするには、最初にデータ・ロードおよびルール・ファイルをキューブ・ディレクトリにアップロードする必要があります。CLIを使用してファイルをアップロードできます。Upload: キューブ・ファイルの追加を参照してください。
構文
dataload [-verbose] -application appname -db cubename -file filename [| -catalogfile catalogFile] [-rule rulesFile | -catalogrulefile catalogRulesFile] [-user username [-password password]] [-stream] [-connection connectionName][-query queryString] [-rows n]] [-abortOnError]
オプション | 略称 | 説明 |
---|---|---|
-verbose | -v | 詳細説明を表示します |
-application | -a | アプリケーション名 |
-db | -d | データベース(キューブ)名 |
-file | -f | データ・ロード・ファイル名。フル・パスを指定する必要はありません。ファイルは関連するデータベース・ディレクトリ内にあるとみなされます。このオプションのかわりに-catalogfileを使用できます。 |
-rule | -r | オプションです。ルール・ファイル名。フル・パスを指定する必要はありません。ファイルは関連するデータベース・ディレクトリ内にあるとみなされます。このオプションのかわりに-catalogrulefileを使用できます。 |
-catalogfile | -CF | ファイル・カタログのデータ・ロード・ファイル名。このオプションは、-file のかわりに使用できます。 |
-catalogrulefile | -CRF | ファイル・カタログのルール・ファイル名。このオプションは、-rule のかわりに使用できます。 |
-user | -u | オプションです。ユーザー名。使用する場合はパスワードが必要です。
保存済の接続やデータソースを使用している場合、ユーザー名およびパスワードは必要ありません。保存済の接続を使用しておらず、ルール・ファイルがRDBMSに接続する場合は、ユーザー名とパスワードを指定してRDBMSに接続します。 |
-password | -p | オプションです。ユーザーのパスワード。省略した場合、ユーザーはパスワードの入力を求められます。 |
-stream | -S | オプションです。ストリーミング・データ・ロードを使用します。使用する場合は-connオプションが必要です。 |
-connection | -conn | ストリーム・オプションを使用する場合は必須です。createlocalconnection CLIコマンドを使用して作成された保存済の接続の名前。 |
-query | -q | オプションです。ストリーミング・データ・ロードとともに発行するデータベース問合せ。 |
-rows | -rows | オプションです。同時にストリームする行数。デフォルトは100です。 |
-abortOnError | -abort | エラーが検出された場合にデータ・ロードを中止します |
例
esscs dataload -a Sample -db Basic -f Calcdat.txt -abort true
esscs dataload -a Sample -db Basic -r Basic.rul -S -conn oraConn -q "Select * from Data" -rows 50
esscs dataload -a Sample -db Basic -CF /users/weblogic/Data_Basic.txt -r Data.rul -abortonerror
esscs dataload -a Sample -db Basic -CF /users/weblogic/Data_Basic.txt -CRF /shared/Data.rul -abort
esscs dataload -a Sample -db Basic -CRF /shared/Data.rul -S -conn localConnectionName -q "Select * from Table"
データは、キューブ・デザイナや、Essbase Webインタフェースの「ジョブ」またはREST API、MaxLのimport dataを使用してロードすることもできます。