データ分析に関連する複数のEssbaseキューブがある場合、キューブ間でデータを共有できます。これを行うには、パーティションまたは@XREF/@XWRITE (あるいはその両方)を実装してそれらを接続します。
パーティションで接続された2つのキューブは、ソースとターゲットのペアと考えることができます。@XREF/@XWRITEを使用する場合は、ローカル・キューブとリモート・キューブを考えるのが最も簡単です。
同じEssbaseインスタンス上のキューブ間でパーティションを使用する場合は、ホスト・インスタンスまたはログイン資格証明を参照する必要はありません。一方、接続するキューブが別個のEssbaseインスタンスにある場合は、2つのインスタンスをリンクするために、再利用可能な接続を最初に作成しておく必要があります。
パーティションを使用するには、ユーザーをローカル・キューブのみでなくリモート・キューブに対してもプロビジョニングする必要があります。
パーティションのソース・キューブとターゲット・キューブは、同じバージョンのEssbaseに存在する必要があります。
NATゲートウェイを設定して、パブリックおよびプライベート・サブネットを使用する場合、パーティションが機能するには、ロード・バランサ・セキュリティ・ルールのイングレス・ルールにNATゲートウェイを追加する必要があります。