キューブ作成プロセスの一部としてシナリオのモデリングを有効にすることは、ユーザー・インタフェースでのチェック・ボックスの選択、またはアプリケーション・ワークブックでの適切なフィールドへの移入と同じくらい簡単です。
シナリオのモデリングのためにキューブを作成したり、有効にしたりするには、次のいずれかの方法を使用します。
データ監査証跡は、シナリオが使用可能なキューブではサポートされません。
キューブ作成プロセス中に「シナリオを使用可能にする」チェック・ボックスを選択することで、シナリオが使用可能なキューブをEssbase Webインタフェースで作成できます。
シナリオが使用可能なキューブには、シナリオ管理の使用に必要な特化されたディメンションがあります。これには、サンドボックス・ディメンションおよびCellPropertiesディメンションが含まれます。CellPropertiesは、キューブの構築、データのロード、キューブの計算などのEssbaseタスクの実行時に相互作用する必要がない非表示ディメンションとみなされます。
アプリケーション・ホーム・ページで、「アプリケーションの作成」をクリックします。
「アプリケーションの作成」ダイアログ・ボックスで、アプリケーション名とデータベース名(キューブ名)を入力します。
「データベース・タイプ」で「ブロック・ストレージ(BSO)」が選択されていることを確認します。
「シナリオを使用可能にする」を選択します。
「OK」をクリックします。
シナリオが使用可能なサンプル・アプリケーション・ワークブックをインポートすると、シナリオが使用可能なキューブを作成できます。
「ギャラリ」 > 「アプリケーション」 >デモ・サンプル > 「ブロック・ストレージ」
にドリルダウンします。Essbase Webインタフェースの「シナリオ」ボタンをクリックし、作成するシナリオ・メンバーの数を調整することで、既存のキューブでシナリオ管理を有効にできます。
アプリケーション・マネージャ・ロールがある場合、既存のキューブを有効にして、シナリオのモデリングを使用できます。これは、オリジナル・キューブのコピーで実行するのが最善です。基本メンバーでは、既存のスクリプト、ルールおよび問合せが以前のように動作します。サンドボックス・メンバーで実行する必要がある場合は、シナリオ起動シートから実行できます。
シナリオ起動シートとは、Webインタフェースでシナリオから起動されたExcelシートです。Essbase Webインタフェースからのシナリオ・データの表示および操作を参照してください。
デフォルトでは、新しいシナリオ対応キューブには100個のサンドボックス・メンバーが含まれています。追加のサンドボックス・メンバー(最大1000個)を作成できます。