計量コンポーネント比較タイプの理解

計量コンポーネント比較タイプでは、評価されている特定の日に最もよく似ている日を決定するために計量コンポーネント・データの比較に使用できる詳細を定義します。たとえば、計量コンポーネントで計量コンポーネント比較タイプを使用すると、天候データを格納して、温度に基づいて比較を行うことができます。これらがプロキシ日推定を実行する際に使用されることにより、履歴データに似た日(たとえば、前月や前年の同じ日付)を検索して、推定の基礎として使用できるようになります。

計量コンポーネント比較タイプでは、次のパラメータを使用します。

  • データ比較を有効にするために計算される特定のメトリック。基本パッケージに付属している「比較係数の計算 - ピアソン相関係数」アルゴリズムを使用すると、2つのデータ・セット間(特に計量コンポーネントに格納された天候データと比較オブジェクトに格納された天候データ間)の線形相関に基づいて係数を計算できます。

  • 比較される特定のオブジェクト。これは、同じ計量コンポーネント(同じ計量コンポーネントの履歴データと比較する場合)または係数プロファイル(プロファイル・データと比較する場合)のいずれかにすることができます。

  • 比較期間の日付範囲。比較期間の開始(現在日、昨年の同日、あるいはその両方)、各日の比較の計算終了時間、比較オブジェクトと比較される開始日の前後の日数などです。

  • 平均差異適用: 比較に適格な現在日の平均を上回るか下回る平均値。たとえば、現在日の平均が75で、前日の平均が72であるとします。「平均差異適用」が3に設定されている場合、前日の72という値は現在日の平均である75との比較に適格です。

  • 計量コンポーネント比較可能期間として格納する必要がある計算結果の最大数。

  • 各曜日と隣接しているとみなす日を定義するテンプレート(たとえば、平日は他の平日と隣接し、週末は他の週末と隣接しています)。このテンプレートは、「隣接する日適用テンプレート」拡張可能参照のレコードであると定義されています。

  • 特定のデータを他の週末と比較するのか、以前の年の同じ日付と比較するのかを決定し、比較に使用される履歴データからどの日付を除外するのか(ある場合)を決定するために使用する作業カレンダ。