小規模データ・セットでの定期推定のテスト

このトピックでは、小規模データ・セットで定期推定をテストするためのガイドラインを示します。

システム日付の上書き方法

システム日付または処理日は、定期推定プロセスの主要なドライバです。これにより、(定期推定構成に加えて)推定範囲の終了日時が決まります。単一の設備をテストするときに、この上書きにより、古いテスト・データ・セットを使用する場合に、希望する時間を超えて推定が実行されることがなくなります。

システム日付を上書きする方法は2つあります(どちらもYYYY-MM-DDの形式を使用します)。これらは、この項で説明する方法で機能します。

  • 「システム構成全般」機能構成の「システム上書き日」オプション: これは、すべてのユーザーおよびバッチに影響します

  • 特定のユーザーの「システム上書き日」特性: これは、特定のユーザーが実行した処理にのみ影響します

単一の設備のテスト

単一の設備をテストするには、F1-AutoTransitionBOビジネス・サービスを使用してD1-SMMTRバッチをエミュレートできます。このサービスは、D1-SMMTRバッチ管理とほぼ同様に、ビジネス・オブジェクトの現在の状態に対してモニター・アルゴリズムを実行します。このビジネス・サービスは、次の2つの方法のいずれかでコールできます。

  1. 特定の設備IDのビジネス・サービスをコールするビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトを作成します(次のサンプルを参照)。

  2. インバウンドWebサービスを作成し、SoapUIまたは類似製品を使用して、そのインバウンドWebサービスをコールします(次のサンプルを参照)。

  3. インバウンドWebサービスの発行に使用される証明書が、日付が上書きされた証明書であることを確認してください(単一ユーザーのシステム日付を上書きする場合)。

ビジネス・プロセス・アシスタント編集ステップの例:

move '724182144552' to "F1-AutoTransitionBO/primeKeyValues/pkValue1";
move 'D1-DEVICE' to "F1-AutoTransitionBO/mo";
move 'D1-SMMTR' to "F1-AutoTransitionBO/batchControl";
invokeBS 'F1-AutoTransitionBO' using "F1-AutoTransitionBO";

SOAPインバウンドWebサービス・ペイロードの例:

<soapenv:Envelope
xmlns:soapenv="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
xmlns:zz="http://ouaf.oracle.com/webservices/d1/ZZ-AutoTransitionBO">
   <soapenv:Header/>
   <<oapenv:Body>
      <zz:autoTran>
         <zz:mo>D1-DEVICE</zz:mo>
         <zz:primeKeyValues>
            <zz:pkValue1>344235660160</zz:pkValue1>
         </zz:primeKeyValues>
         <zz:batchControl>D1-SMMTR</zz:batchControl>
      </zz:autoTran>
   </soapenv:Body>
</soapenv:Envelope>

設備のサブセットのテスト

設備のサブセットをテストするために、プラグイン主導のバッチを作成できます。

  • アルゴリズムの選択: テストする設備IDを収集するSELECT文を作成します。これは、必要に応じてハードコードされたリストにできます(複数から選択するのみ)。

  • レコードの処理アルゴリズム: F1-AutoTransitionBOビジネス・サービスを使用しますが、現在のワーク・ユニット内の設備に対してコールします(これは基本的にD1-SMMTRが行います)