決済単位の理解

決済単位では、集計ディメンションの最小共通項セットを定義します。たとえば、料金クラス、区分、調達グループおよび供給会社に基づいて集計を実行すると、次のディメンションがこれらのディメンションの最小共通項セットとなります(これらが様々な供給会社で共有されるためです)。

  • 料金クラス

  • 区分

  • 調達グループ

決済単位では、ディメンション値の一意の組合せに基づいて係数値を定義します。決済単位のディメンションの一意の組合せごとに異なる係数値を定義できます。たとえば、料金クラス、区分および調達グループという決済単位の場合は、それらのディメンションの一意の組合せごとに異なる係数値にできます。決済単位に対して定義されたものと同じディメンションに基づく集計、推定および予測の計算を実行するとき、値導出アルゴリズムによって、このような複数可変係数値を取得できます。

たとえば、料金クラス、区分および調達グループを任意に組み合せてデータを集計する集計計量コンポーネントでは、同じディメンションの組合せに基づく料金クラス、区分および調達グループ決済単位から「損失」係数値を取得できます。集計計算で決済単位を参照する方法の例は、「損失の適用」を参照してください。

集計処理では、決済単位を使用して、これらのディメンションの組合せに基づいて予測するために必要な数のアカウントを生成します。

決済単位は、次のものによって定義されます。

  • ディメンション: 集計済データの分析時に基づく属性
  • ディメンション組合せ: 決済単位のディメンションの一意の組合せ(「決済単位ディメンション組合せ」ゾーンに定義されています)
  • 有効な係数: 有効な複数可変係数(「決済単位の有効な係数」ゾーンに定義されています)

決済単位およびそれぞれのディメンション組合せ、係数および係数値の設定の詳細は、「決済単位の構成」を参照してください。