市場製品タイプの理解
市場製品タイプでは、決済処理に使用される製品のタイプを定義します。
市場製品タイプは主に次の2つのタイプがあり、それぞれ特定のビジネス・オブジェクトに基づいています。
- 市場製品タイプ: 落札割当が市場落札割当の決済計算ルールの構成に基づく市場製品タイプで使用されます。
- 式ベースの市場タイプ: 複雑な落札割当の市場製品タイプで使用されます。このビジネス・オブジェクトを使用すると、インターバル変数とスカラー変数の両方を取る複雑な条件計算を構成できます。
市場製品タイプは、次によって定義されます。
- 部門: 市場製品タイプに関連付けられた部門。
- 小数点以下の桁数: このタイプの市場製品に基づく市場落札数量に使用される小数値の桁数。
- 製品ビジネス・オブジェクト: このタイプの市場製品に使用される市場製品ビジネス・オブジェクト。
- 落札ビジネス・オブジェクト: このタイプの市場製品に基づく市場落札に使用される市場落札ビジネス・オブジェクト。
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計算詳細: 式ベースの製品タイプのみに適用可能です。このタイプの市場製品に対する式ベースの計算の実行で使用される詳細。次の詳細が含まれます。
- 計算の前処理: このタイプの製品に対して計算を実行する前に実行される1つ以上のアルゴリズム。これには、計算で使用されるデータが有効であることを確認するのに使用される検証アルゴリズム、および後で計算で使用される値を取得、計算および保存するアルゴリズムが含まれます。
- 計算入力: このタイプの製品に対して実行される計算で使用される入力変数(「固定変数」、「落札アドホック特性」、「係数番号」および「計算済数量」を含む)、および入力ベクトル(「固定ベクトル変数」、「計算済数量」および「係数プロファイル」)。
- 計算: このタイプの製品に対して実行される1つ以上の計算(「計算入力」に基づく)。計算は単純な式または条件式に基づくことができます。
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計算の後処理: 計算の結果を保存して後で処理で使用する方法の詳細。次のオプションがあります。
- 計算済数量への結果の保存: 市場製品計算を開始し、市場契約に割り当てられた(該当する場合)決済トランザクションに、計算結果を使用量として保存する方法を定義します。
- 結果を特性に保存: 市場製品計算を開始した決済トランザクションに、計算結果を特性値として保存する方法を定義します。