処理予定表タイプの理解
処理予定表タイプでは、Oracle Utilities Meter Data ManagementやOracle Utilities Market Settlements ManagementなどのOracle Utilitiesアプリケーション内の、様々なプロセスおよびオブジェクトで参照できるスケジュールのタイプを定義します。たとえば、毎日外部システムにデータを要求する必要があるプロセスに対して、日次処理予定表タイプを使用すると、このスケジュールの詳細を定義できます。
処理予定表タイプは、スタンドアロン・データ要求計量コンポーネントがデータ要求の処理時に基づくスケジュールを制御するために使用します(たとえば、決済プロセスではゾーン・ロードが毎日要求されます)。属性データ・スナップショットの作成プロセスでも使用されます。
基本パッケージには、特定のスケジュール・パターンで使用される処理予定表タイプ・ビジネス・オブジェクトが2つ含まれています。
- 日次処理予定表: 日次スケジュールに使用します
- 定義された日付処理スケジュール: 特定の日付に実行する必要があるスケジュールに使用します。
処理予定表タイプの定義に使用するパラメータには、次のようなものがあります。
- 実行頻度クラス: 処理予定表のタイプとして「日次」または「定義された日付」(ビジネス・オブジェクトに基づく)を指定します
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スケジューリング情報: 次を含む、スケジュールの実行方法に関する詳細。
- 期間締め時間: 期間の終了を表す時刻。多くのインスタンスでは12:00 AMです。ただし、「ガス日」などの場合は09:00 AMに設定できます。
- 最早実行時間: 各日のこの時間が経過するまで、レコードの処理を防ぐために使用されます。この時間は処理時間に関連します。
- ラグ/リード: 過去(ラグ)または将来(リード)の期間に処理する必要があるかどうかを示すフラグ(「日次」スケジュールのみに適用)
- ラグ日数/リード日数: 処理する必要がある過去(ラグ)または将来(リード)の日数(「日次」スケジュールのみに適用)
- 作業カレンダによる処理の制限: 作業カレンダに構成された稼働日のみに処理を制限し、カレンダに追加された休日を除外します(「日次」スケジュールのみに適用)
- ワークフロー情報: 警告時間や期日時間など、処理予定表をプロセス・ワークフローと整合させる方法の詳細
- 処理日: プロセスを実行する必要がある特定の日付のリスト(「定義された日付処理スケジュール」でのみ使用)