データ・アクセス制限の使用

Oracle Utilities Meter Data Managementの複数管轄区域サポートで注目する点は、ユーザー・インタフェースへのアクセス制限です。これは、事業会社別に異なるアクセス・グループを定義することによって行われ、サービス・ポイントをアクセス機能でマークします。サービス・ポイントには「アクセス・グループ」というフィールドがあり、これによってサービス・ポイントへの特定のアクセスを定義できます。

アクセス・グループがサービス・ポイントに設定されている場合は、Oracle Utilities Meter Data Management内のユーザー・インタフェース検索画面により、適切なアクセス役割に割り当てられているユーザーのみがそのサービス・ポイントにアクセスできます。

その他の情報は、「アクセス・グループの定義」を参照してください。

サービス・ポイントのアクセス・グループのデフォルト設定

管轄区域別にデフォルト・アクセス・グループを設定する場合は、市場の構成で実行できます。市場を定義するときに、「デフォルト・アクセス・グループ」を追加するオプションがあります。この値を使用して、新しく作成されたサービス・ポイントを、関連する市場で定義された同じアクセス・グループ値でマークします。

シナリオ例

次に、データ・アクセス制限の実装方法の例をいくつか示します。

例1: 市場別分割アクセス - 事業会社が3社あるユーティリティABC Energyの例。

シナリオ例

例2: 重要顧客の分離 - 事業会社が2社あるが、いずれかの会社の大口法人顧客へのアクセスを分離するユーティリティXYZ Energyの例。

シナリオ例