メーター・インサイト調査ビューアの使用

メーター・インサイトおよび調査機能は、Oracle Utilities Analytics Insightsビジネス・フラグ統合を使用して、Oracle Utilities Meter Data Management (またはOracle Utilities Meter Solution Cloud Service)を使用した調査について、Oracle Utilities Analytics Insightsから収益保護イベント(インサイトと呼ばれる)を受信します。調査についてOracle Utilities Analytics Insightsから送信される収益保護インサイトは、無効なメーターからの予期しない消費量、メーターの不正使用の証拠、不適切に取り付けられたメーターの検出(上下逆または裏表逆に取り付けられたメーターなど)など、収益の盗難または損失の可能性を示唆するイベントです。Oracle Utilities Analytics Insightsから受信したインサイトにより、ビジネス・フラグが作成されます。これにより、関連するメーター・インサイト調査サービス・タスク(調査と呼ばれる)が作成されます。ビジネス・ユーザーは、「メーター・インサイト調査ビューア」ポータルを使用して、これらの調査を検索、表示および調査できます。このポータルは、ユーザーがポータルを離れることなく可能なかぎり多くの作業を完了できるように、可能なかぎり多くの調査情報を提供することを目的としています。

検索

調査を検索する手順は、次のとおりです。

  1. 「メイン」「インサイト」「メーター・インサイト調査ビューア」の順に選択して、ポータルにナビゲートします。

    デフォルトでは、「調査」ゾーンには、未割当のレコードおよび現在のユーザーに割り当てられたレコードの検索結果が表示されます。

  2. 特定の検索基準で検索するか、検索基準およびフィルタを表示するには、「フィルタの表示」リンクまたはアイコンをクリックします。「調査」ゾーンが展開され、次のような使用可能な検索フィルタが表示されます。
    • ビジネス・フラグ・タイプ

    • 住所(「市区町村」および「郵便番号」を含む)

    • 平均日次使用

    • 優先度

    • サービス・タイプ

    • サービス・ポイント・タイプ 

    • 割当先ユーザーID

    • 未割当レコード、および現在の有効なフィールド活動がある調査を含めるフラグ。

  3. 検索基準を入力し、「検索」をクリックします。

「調査」ゾーンには、それぞれの調査に関するデフォルトのデータ・セットが表示されます。それぞれについて表示する情報を選択するには、「表示」リンクまたはアイコンをクリックし、表示または非表示にするデータを選択または選択解除して、「表示」をクリックします。 

サービス問題モニターおよび消費量の表示

調査に関する追加情報を表示するには、左端の列にある「セクションの拡張」アイコンをクリックします。セクションが展開され、次のものが表示されます。

  • コメント

  • サービス・ポイント情報

  • フィールド作業情報

  • 調査に関連するインサイト(ビジネス・フラグ)のリスト

  • 消費量(「360度表示」ポータルの「最終値オーバーレイ」ゾーンと同様のセクション)

調査、サービス・ポイントまたはフィールド活動に関する追加情報を表示するには、情報文字列の最後にあるアイコンをクリックします。新しいブラウザ・ウィンドウが開き、「360度表示」ポータルまたは「活動」ポータルの「サービス・タスク」または「サービス・ポイント」タブが(それぞれ)表示されます。これにより、ユーザーは、「メーター・インサイト調査ビューア」ポータルからナビゲートしなくても、必要に応じて問題をより詳細に調査できます。

「消費量」セクションを展開するには、「消費量」セクションの見出しの右端にある「セクションの拡張 - 消費量」アイコンをクリックします。セクションが展開され、次のものが表示されます。

  • パラメータ: サービス・ポイントの消費量を表示するために使用されるデフォルト・パラメータ。これには、「計量コンポーネント」「値識別子タイプ」「開始日時」「終了日時」「最終値オーバーレイ・プロファイル」および「イベント・バー・プロファイル」が含まれます。これらの値は、調査の「調査タイプ」(サービス・タスク・タイプ)の「消費量データ・ソース」のパラメータに基づきます。計量コンポーネントおよび値識別子タイプは、サービス・ポイント・タイプ、インターバル/スカラー・フラグおよび単位/TOU/使用量識別子の組合せに基づき、日付範囲は、調査の開始日と終了日、および「グラフにする前日数」パラメータと「グラフにする後日数」パラメータに基づきます。

  • グラフにする値: 現在の「最終値オーバーレイ・プロファイル」で定義された計量コンポーネント、およびユーザーが選択したその他の計量コンポーネントを含む、グラフ化する計量コンポーネントのリスト。

  • 測定データ: 消費量とグラフにする値、および現在の「イベント・バー・プロファイル」に基づくイベント・バーのグラフおよび表形式表示。

表示された消費量を変更するには、「パラメータ」および「グラフにする値」を調整し、「ロード」(「パラメータ」セクション)をクリックします。

調査の操作

ユーザーは、このポータルからコメントの追加、作業予定登録の受信者の割当、および調査のステータスの変更を行うこともできます。 

  • コメントを追加または編集するには、左から2番目の列にある「編集」アイコンをクリックします。「編集」アイコンがチェックマーク・アイコンと「X」アイコンに置き換えられ、「コメント」ボックスが開きます。コメント・テキストを入力または編集し、チェックマーク・アイコンをクリックします。コメントを削除するには、「X」アイコンをクリックします。

    コメントは調査に保存され、「サービス・タスク」ポータルの「ログ」タブから表示できます。
  • 作業予定登録の受信者を割り当てるには、左から2番目の列にある「編集」アイコンをクリックします。「編集」アイコンがチェックマーク・アイコンと「X」アイコンに置き換えられ、「割当先」列にドロップダウン・リストが表示されます。作業予定登録を割り当てるユーザーを選択し、チェックマーク・アイコンをクリックします。

  • 調査のステータスを変更するには、「処理」列のアイコンをクリックします。ポップアップ・メニューが開き、次のような使用可能なオプションが表示されます。

    • フィールド作業の開始: フィールドから問題を調査するためのフィールド活動を作成するには、これを選択します(これにより、調査が「フィールド作業の待機」状態に遷移します)。

    • 問題解決済: 問題が解決された場合は、これを選択します(これにより、調査が「問題解決済」状態に遷移します)。

    • 問題なし: 問題がない場合は、これを選択します(これにより、調査が「問題なし」状態に遷移します)。

    • 不確定: 調査が不確定である場合/ときは、これを選択します(これにより、調査が「不確定」状態に遷移します)。

    • 破棄済: 問題を破棄するには、これを選択します(これにより、調査が「破棄済」状態に遷移します)。

調査がこれらのいずれかの状態になったときの動作の詳細は、『管理ユーザー・ガイド』 「メーター・インサイトおよび調査処理」 を参照してください。