通信フロー

次の表に、各Sensus RNIコマンドに対して作成される通信を示します。


コマンド	アウトバウンド通信	インバウンド通信	完了イベント
リモート接続	Sensus – 接続/切断の開始	Sensus – 接続/切断状態変更	設備接続完了イベント
リモート切断	Sensus – 接続/切断の開始	Sensus – 接続/切断状態変更	設備切断完了イベント
設備コミッション	Sensus – メーター追加通知		設備コミッション完了イベント
設備デコミッション	Sensus – メーター・リモート通知		設備デコミッション完了イベント
現在値読取 (スカラー)	Sensus – メーターIDによる検針の開始	Sensus – 検針変更済通知	IMD作成完了イベント
現在値読取 (インターバル)	インターバル・データはサポートされません
設備ステータス・チェック	Sensus – 供給中止検出の開始	Sensus – 供給中止検出イベント通知

現在値読取の単位フィルタ

現在値読取コマンドを介して返された検針は、設備および計量コンポーネントに対して構成された単位/TOU/使用量識別子(UOM/TOU/SQI)の組合せでフィルタされます。フィルタが有効な場合、構成済のUOM/TOU/SQIの組合せに一致する検針のみが処理されます。その他はすべてフィルタで除外されます。

フィルタは、D6-ReadingChgNotification (Sensus - 検針変更済通知SOAベース)ビジネス・オブジェクトの「完了イベントの作成」ステータスのD6-CCOMPEV (IMD作成完了イベント)アルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータ(デフォルトでは"false"に設定)によってデフォルトで有効になっています。

D6-ReadingChgNotification (Sensus - 検針変更済通知SOAベース)ビジネス・オブジェクトの「検証」ステータスのD6-VALDVCFIL (設備にフィルタ・エラーがあるかの確認)アルゴリズムを使用して、フィルタに関連するエラーを確認します。このアルゴリズムの「フィルタのオプトアウト」パラメータの値は、D6-CCOMPEVアルゴリズムのパラメータの値と一致している必要があります。これらのパラメータの両方をfalse (デフォルト)またはtrue (フィルタを無効にする場合)に設定する必要があります。