Oracle Cloud Infrastructureドキュメント

Helmチャートの追加

Helmチャートをデプロイメント用に追加する前に、そのチャートをOCIコンテナ・レジストリ・リポジトリに配置する必要があります。Helmチャートをパッケージ化して、ビルド・パイプラインからコンテナ・レジストリにプッシュできます。「マネージド・ビルド」ステージの追加を参照してください。デプロイについては、Helmチャートのデプロイを参照してください。

Helmチャートの整合性は、デプロイメント前に検証できます。この場合、Helmチャートは、バイナリ形式の有効なPretty Good Privacy (PGP)キー・ペアを介して署名される必要があります。Helmの来歴および整合性を参照してください。公開キーは、OCIボールトに格納することも、インラインで指定することもできます。Helmチャート・アーティファクトの追加中に公開キーが指定される場合、検証はHelmチャートをデプロイする前に発生します。検証に失敗した場合、Helmチャートはデプロイされません。

Helmチャートを含むリポジトリの場所を指し示すアーティファクト参照を作成する必要があります。アーティファクト参照を作成する前に、DevOpsプロジェクトが必要です。

Oracle Cloudコンソール、REST APIおよびCLIを使用したDevOpsへのアクセスについては、DevOpsへのアクセスを参照してください。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「開発者サービス」をクリックします。「DevOps」で、「プロジェクト」をクリックします。
    2. DevOpsプロジェクト・ページで、アーティファクトを追加するプロジェクトを選択します。
    3. プロジェクトの詳細ページで、左側から「アーティファクト」をクリックします。
    4. 「アーティファクト」ページで、「アーティファクトの追加」をクリックします。
    5. 「アーティファクトの追加」パネルで、次の詳細を指定します:
      1. アーティファクトの名前を入力します。
      2. 「タイプ」で、「Helmチャート」を選択します。
      3. HelmチャートURLを入力します。

        たとえば、oci://<region-key>.ocir.io/<tenancy-namespace>/<repo-name>は、OCIコンテナ・レジストリ・リポジトリにあるHelmチャートのURLです。ここで、<repo-name>は、コンテナ・レジストリのリポジトリです。

      4. デプロイするHelmチャート・バージョンを入力します。

        バージョンを指定する際は、セマンティック・バージョニング形式に従います。正規表現^v?([0-9]+)(\.[0-9]+)?(\.[0-9]+)?(-([0-9A-Za-z\-]+(\.[0-9A-Za-z\-]+)*))?(\+([0-9A-Za-z\-]+(\.[0-9A-Za-z\-]+)*))?$に対してバージョン値を検証できます。

        値を${chartVersion}と入力して、実行時にチャート・バージョンを指定することもできます。

      5. (オプション)指定されたオプションのいずれかを選択して、Helmチャートを検証します:
        1. なし: 検証は行われません。
        2. Vault: 公開キーが格納されているOCIボールトおよびボールト・シークレットを選択します。
        3. インライン公開キー: base64でエンコードされた現在の公開キーを入力します。キーのローテーションに使用する公開キーの前のバージョンを指定することもできます。
      6. (オプション)アーティファクトにタグを追加するには、「タグ付けオプションの表示」をクリックします。タグ付けとは、テナンシ内のリソースを整理およびトラッキングできるメタデータ・システムです。

        リソースを作成する権限がある場合、そのリソースにフリーフォーム・タグを追加する権限もあります。

        定義済タグを追加するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。

        詳細は、リソース・タグを参照してください。

    6. 「追加」をクリックします。

  • Helmチャートを追加するには、create-helm-repository-artifactコマンドを実行します:

    oci devops deploy-artifact create-helm-repository-artifact

    必須パラメータ:

    • --argument-substitution-mode

      値をNONEとして指定します。

    • --artifact-chart-url
    • --artifact-version
    • --artifact-type
    • --project-id

    deploy-artifactのすべてのコマンドを取得するには:

    oci devops deploy-artifact -h

    create-helm-repository-artifactコマンドのヘルプを取得するには:

    oci devops deploy-artifact create-helm-repository-artifact -h

  • Helmチャートを追加するには、CreateDeployArtifact操作を使用します。deployArtifactType属性には、値としてHELM_CHARTを指定します。