「マネージド・ビルド」ステージの追加

ビルド・パイプラインに「管理対象ビルド」ステージを追加します。

ビルドのために、このステージでコード・リポジトリを追加する必要があります。リポジトリは、「マネージド・ビルド」ステージを追加する前に構成する必要があります。リポジトリの作成については、コード・リポジトリの管理を参照してください。

ステージを追加する前に、ビルド・パイプラインが必要です。

Oracle Cloudコンソール、REST APIおよびCLIを使用したDevOpsへのアクセスについては、DevOpsへのアクセスを参照してください。

    1. ナビゲーション・メニューを開き、「開発者サービス」をクリックします。「DevOps」で、「プロジェクト」をクリックします。
    2. プロジェクトおよびビルド・パイプラインを選択します。
    3. パイプラインにステージを追加するには、「+」アイコンをクリックし、「ステージの追加」を選択します。
    4. 「ステージ・タイプ」で、「マネージド・ビルド」を選択して「次」をクリックします。
    5. ステージの名前と説明を入力します。説明の追加はオプションです。
    6. ビルド ランナー シェイプを選択します。

      デフォルトのシェイプ(クイック・スタート・オプション)を選択するか、必要なOCPU数およびメモリー量(GB)を選択してカスタマイズできます。カスタマイズのプロビジョニングには時間がかかります。

    7. ベース・コンテナ・イメージとして「Oracle Linux 7」を選択します。
    8. (オプション)プライベート仮想ネットワークにアクセスするには:
      1. テナンシ内の仮想クラウド・ネットワーク(VCN)およびリージョナル・サブネットを選択します。
      2. (オプション) VCNへのアクセスを制限するために、VCN内のネットワーク・セキュリティ・グループ(NSG)を選択できます。

      VCNの内部ドメイン・ネーム・システム(DNS)解決は、プライベート・アクセスではサポートされていません。IPを使用して、プライベート・ネットワークでホストされているサービスと通信します。

    9. (オプション)ビルド仕様ファイルのパスを入力します。

      ビルド仕様には、ビルド・パイプラインがビルドの実行に使用するビルド・ステップおよび設定が含まれています。

      ノート

      このステップは、ビルド仕様ファイルbuild_spec.yamlがプライマリ・コード・リポジトリのルート・ディレクトリに存在しない場合にのみ必要です。
    10. ビルドのプライマリ・コード・リポジトリを選択します。
      • リポジトリの接続タイプおよび接続を選択します。サポートされる接続タイプは:

        すでに構成した外部接続のみを選択できます。接続が存在しない場合は、「接続の作成」リンクをクリックします。

      • 「GitHub」または「GitLab」を選択した場合は、リポジトリを選択します。
      • 「Bitbucketクラウド」を選択した場合は、ワークスペースとリポジトリを選択します。
      • 「Visual Builder Studio (VBS)」を選択した場合は、外部VBSプロジェクトとリポジトリを選択します。
      • 「Bitbucketサーバー」または「GitLabサーバー」を選択した場合は、ビルド・ソースを含むリポジトリURLを入力します。
      • 選択したコード・リポジトリのブランチを選択または入力します。

        ビルドは、ビルド実行をトリガーするブランチで実行され、ビルド・ステージの追加時に構成されるブランチからは実行されません。構成されたブランチは、ビルド実行がOCIコンソールを介して手動でトリガーされる場合に使用できます。

      • 「ビルド・ソース名」に、ビルド・ランナーでソース・コードがダウンロードされるフォルダの一意の名前を入力します。例: Source1、Source2
      • 変更を保存します。
    11. さらにコード・リポジトリを追加するには、「ビルド・ソースの追加」をクリックし、リポジトリを選択します。
    12. (オプション)ステージのタイムアウト値(秒)を入力します。
    13. (オプション)ステージにタグを追加するには、「タグ付けオプションの表示」をクリックします。タグ付けとは、テナンシ内のリソースを整理およびトラッキングできるメタデータ・システムです。

      リソースを作成する権限がある場合、それにフリーフォーム・タグを追加する権限もあります。

      定義済タグを追加するには、タグ・ネームスペースを使用する権限が必要です。

      詳細は、リソース・タグを参照してください。

    14. ステージをパイプラインに追加するには、「追加」をクリックします。

      ステージ・プレビューによって、構成のスナップショットが提供されます。

    次のステージをパイプラインに順次またはパラレルに追加できます:
    • アーティファクトの配信: 「マネージド・ビルド」ステージで作成したソフトウェア・アプリケーションを、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)アーティファクト・レジストリまたはOCIコンテナ・レジストリ・リポジトリに格納します。
    • デプロイメントのトリガー: デプロイメント・パイプラインを開始して、ビルド・パイプラインからの出力をデプロイします。
    • 待機: ビルド・パイプラインをテストするために特定の期間一時停止します。

    コード・リポジトリに変更をコミットしたときに、手動でビルドを実行するか、自動的にビルド実行をトリガーできます。手動実行では、コード・リポジトリに対する最新コミットが使用されます。特定のコミットに基づいてビルドを実行するには、コミットの詳細を指定します。

  • ビルド・パイプラインを作成するには、createコマンドを実行します:

    oci devops build-pipeline create --project-id

    パイプラインに「マネージド・ビルド」ステージを追加するには、create-build-stageコマンドを実行します:

    oci devops build-pipeline-stage create-build-stage

    必須パラメータは:

    • --build-pipeline-id
    • --build-source-collection
    • --image
    • --stage-predecessor-collection

    ビルド・ランナー・シェイプを構成するためのオプション・パラメータは:

    --build-runner-config

    build-pipelineおよびbuild-pipeline-stageのすべてのコマンドを取得するには:

    oci devops build-pipeline -h
    oci devops build-pipeline-stage -h

    create-build-stageコマンドのヘルプを取得するには:

    oci devops build-pipeline-stage create-build-stage -h
  • ビルド・パイプラインを作成するには、CreateBuildPipeline操作を使用します。

    パイプラインに「マネージド・ビルド」ステージを追加するには、CreateBuildPipelineStage操作を使用します。buildPipelineStageType属性には、値としてBUILDを指定します。

    CreateBuildStageDetailsリクエストに加えて、ビルド・ランナー・シェイプをカスタマイズするために、指定された属性の1つを追加する必要があります:

    .buildRunnerShapeConfig(CustomBuildRunnerShapeConfig.builder().ocpus(<no_of_ocpus>).memoryInGBs(<memory_in_gbs>).build())
    .buildRunnerShapeConfig(DefaultBuildRunnerShapeConfig.builder().build())