アプリケーションの開発を開始する前に、使用している開発システムに接続先のデータベースへのネットワーク・アクセスがあることを確認する必要があります。

The network visibility of an Autonomous Database is determined by the networking configuration of the dedicated infrastructure hosting it.

このネットワーキング構成は、インフラストラクチャのフリート管理者およびOracle Cloudテナンシのネットワーク管理者が設計して実装するもので、インフラストラクチャ上に作成するデータベースのセキュリティ・ニーズに応じて、非常にオープンなアクセスから非常に制限の強いアクセスまで様々に設定できます。このネットワーキング構成の詳細は、アクセス制御の計画およびサポート・リソースの作成を参照してください。

最も一般的な2つのネットワーク構成と、その構成で作成されたデータベースへのネットワーク・アクセスを持つ開発システムを構成する手順を次に示します。

• プライベートOracle Cloudネットワーク。データベースはパブリックIPアドレスを持たず、パブリック・インターネットからネットワーク経由で見えません。

  この場合は、Oracle Cloud Computeインスタンスを作成してソフトウェアをそれにインストールすることで、ニーズを満たす開発システムにする必要があります。ネットワーク構成の詳細に応じて、このインスタンスをデータベースと同じVCN (仮想クラウド・ネットワーク)およびサブネット内に作成するか、別のサブネットの同じVCN内に作成するか、あるいはデータベースのVCNとネットワーク・ピアリングされた別のVCNおよびサブネット内に作成することができます。

  このようなインスタンスの作成を簡単にするために、Oracleでは、すでに多くの開発ツールおよびユーティリティが含まれたMarketplaceイメージが提供されています。このイメージを使用して開発システムを作成する手順については、開発システムとしてのコンピュートVMを参照してください。

• VPNへのゲートウェイを使用するプライベートOracle Cloudネットワーク。データベースはパブリックIPアドレスを持たず、パブリック・インターネットからネットワーク経由で見えませんが、データベースが属するプライベート・クラウド・ネットワークはVPNへのゲートウェイを持ちます。

  この場合は、既存の開発システムはVPNに接続されると、データベースへのネットワーク・アクセスを持ちます。

あまり一般的でない2つのネットワーク構成と、その構成で作成されたデータベースへのネットワーク・アクセスを持つ開発システムを構成する手順を次に示します。

• ゲートウェイを使用するパブリック・インターネット。データベースは、パブリック・インターネット上の特定のIPアドレス・リストからネットワーク経由で見えます。

  この場合は、パブリック・アクセスを制限するインターネット・ゲートウェイに追加された既存の開発システムのパブリックIPアドレスを取得する必要があります。接続先のデータベースを作成したDBAが、これを行う手順を提供できます。

• パブリック・インターネット。データベースはパブリック・インターネットからネットワーク経由で見えます。

  この場合は、システムにインターネット・アクセスがあれば、既存の開発システムはデータベースへのネットワーク・アクセスを持ちます。

• 開発システムとしてのコンピュートVM