ターゲットDB Systemへの初期データのロード
インバウンド・レプリケーションの構成時にソース・サーバーにデータがないかぎり、ソース・サーバーからのデータの一貫したスナップショットをターゲットDBシステムにロードする必要があります。
次のいずれかの方法を使用することをお薦めします。
- MySQLシェルを使用した論理エクスポートおよび論理インポート
- MySQLシェルを使用して、ソース・サーバーからデータをエクスポートします。「MySQLインスタンスのエクスポート」を参照してください。
- データを新しいターゲットDBシステムにインポートします。「データ・インポート機能を使用したインポート」を参照してください。
または、MySQLシェルを使用して、既存のターゲットDBシステムにデータをインポートできます。MySQLシェルを使用したインポートを参照してください。
updateGtidSet:"append"
オプションを指定して、初期データで実行されたすべてのトランザクションのGTIDセットがgtid_purged
変数に移入されるようにする必要があります。
- DBシステムのバックアップおよびリストア
ノート
このメソッドは、ソース・サーバーがHeatWave DBシステムの場合にのみ適用されます。- ソースDBシステムをバックアップします。手動バックアップの作成を参照してください。
- 新しいターゲットDBシステムにバックアップをリストアします。「バックアップからのリストア」を参照してください。
ノート
ソースDBシステムとバックアップDBシステムが異なるリージョンにある場合は、リストア前に、ソースDBシステムのリージョンからターゲットDBシステムのリージョンにバックアップをコピーできます。別のリージョンへのバックアップのコピーを参照してください。
sys.SET_GTID_PURGED
ストアド・プロシージャを起動してgtid_purged
変数を更新する必要があります。
gtid_purged
変数の設定
チャネルを作成または有効化する前に
gtid_purged
変数を設定する必要がある場合は、次の操作を実行できます。
- ターゲットDBシステムにロードされた初期データより前に実行されたすべてのトランザクションのGTIDセットを識別します。
- 次のコマンドを使用して、ターゲットDBシステムに接続し、GTIDセットを
gtid_purged
に追加します。
このコマンドは、DBシステムでストアド・プロシージャを実行して、CALL sys.SET_GTID_PURGED("+<gtidSet>")
gtid_purged
システム変数の値を変更します。<gtidSet>
はGTIDセットの値です。+
記号は、GTIDセットをDBシステムのgtid_purged
システム変数に追加します。