MySQL Serverのトラブルシューティング

MySQL Serverで見つかった問題をトラブルシューティングします。

SUPER_READ_ONLYおよびOFFLINE_MODEの問題の解決

MySQL Serverは、使用可能なディスク領域が特定の構成値を下回ると、SUPER_READ_ONLYおよびOFFLINE_MODEを有効にします。

状態モニターでは、次のシナリオでSUPER_READ_ONLYおよびOFFLINE_MODEが有効になります。

  • 使用可能なディスク領域は、disk_low_space_levelまたはdisk_low_space_percent(disk_low_space_duration秒)を下回ります。
  • 使用可能なディスク領域は、どの期間でもdisk_low_space_critical_levelを下回ります。

コンソールを使用した場合

コンソールを使用して、MySQL ServerのSUPER_READ_ONLYまたはOFFLINE_MODEの問題を解決します。

このタスクの前提は次のとおりです:
  • クライアントがMySQL Serverに接続しようとすると、次のエラーが発生します:
    MySQL Error 1290 (HY000): The MySQL server is running with the --super-read-only 
    option so it cannot execute this statement @ file bytes range [1400005472, 1500005697).
    MySQL Error 1290 (HY000): The MySQL server is running with the --offline-mode 
    option so it cannot execute this statement @ file bytes range [1400005472, 1500005697).
この問題を解決するには、次のいずれかを実行します:
  • ストレージ・サイズを増やし、DBシステムを再起動します。DB Systemストレージを増やすを参照してください。
  • ストレージ・サイズを増やせない場合は、次を実行します:
    1. DBシステムの手動バックアップを作成します。バックアップの作成を参照してください。
    2. 手動バックアップを使用して、ストレージ・サイズを増やした新しいDBシステムを作成します。バックアップからのDB Systemの作成を参照してください。

問題が発生しないようにするには、DbVolumeUtilizationメトリックを使用して、ディスク領域がクリティカル・レベルを下回る前にアラートを発行します。詳細は、DB Systemのストレージの確認を参照してください。

デバッグおよび診断ユーティリティ

デバッグおよび診断ユーティリティを使用して、MySQL Server上の診断データを収集します。

デバッグおよび診断ユーティリティを使用すると、MySQL ServerからRAW診断データを収集し、ローカル・ディレクトリまたは指定したパスのいずれかに診断レポートを生成できます。