OS管理の既知の問題

次の既知の問題が、OS管理で確認されています。

ノート

リソース検出およびモニタリング機能に関連する既知の問題は、既知の問題を参照してください。

コンソールの「モジュール」ページに内部エラー・メッセージが表示されます

詳細
モジュール・ストリームのOS管理サポートには、Oracle Cloud Agent 1.23.0以上が必要です。Oracle Cloud Agentの最小バージョンがインストールされていない場合は、「モジュール」(「管理対象インスタンスの詳細」ページの「リソース」の下)をクリックすると、内部エラーが発生します。
回避策

この内部エラーが発生した場合は、次のステップに従ってoracle-cloud-agentパッケージを更新します。

  1. インスタンスにログインします。インスタンスへの接続を参照してください。
  2. oracle-cloud-agentパッケージを更新します。
    sudo dnf update oracle-cloud-agent

削除されたソフトウェア・ソースからのモジュール・ストリームが、コンソール、CLIおよびAPIにリストされます

詳細

アクティブなモジュール・ストリームを含むソフトウェア・ソースがインスタンスから削除(デタッチ)された場合、そのソフトウェア・ソースからのモジュール・ストリームは、コンソール、CLIおよびAPIに引き続き表示されます。このようなモジュール・ストリームからプロファイルをインストールしようとすると、これらのプロファイルに対する作業リクエストが失敗します。

重要

インスタンスにインストールされているアクティブなモジュール・ストリームおよびパッケージのソフトウェア・ソースを削除しないことをお薦めします。これを行うと、重要なセキュリティ・パッチおよび更新へのアクセスがインスタンスから削除されます。
回避策

この問題は認識されています。回避策はありませんが、インスタンスにインストールされているアクティブなモジュール・ストリームおよびパッケージのソフトウェア・ソースを削除しないでください。

インスタンス・グループの管理はモジュールではサポートされていません

詳細
管理対象インスタンス・グループは、現在、OS管理のモジュール機能ではサポートされていません。
回避策
解決に向けて取り組んでいます。現在、管理できるのは管理対象インスタンス上のモジュール、ストリームおよびプロファイルのみです。

モジュール・ストリームおよびプロファイルに加えた変更は、コンソールでスケジュールできません

詳細
モジュール・ストリームの有効化(または無効化)とプロファイルのインストール(または削除)は、コンソールで変更を保存した直後に実行されます。詳細は、管理対象インスタンスのモジュールの編集を参照してください。
回避策
解決に向けて取り組んでいます。

CentOSインスタンスを管理できません

詳細
OS管理では、CentOSストリームを使用するインスタンスを管理できません。
回避策

回避策はありません。OS管理では、CentOSストリームを使用するインスタンスはサポートされません。

DBシステムにパッチを適用できません

詳細
OS管理サービスはデータベースにパッチを適用できません。データベース・サービスは、ベア・メタルおよび仮想マシンDBシステムのデータベースにパッチを適用するための独自のソリューションを提供します。
回避策
データベースにパッチを適用するためのデータベース・サービス手順に従います。詳細は、Oracle Cloud Infrastructure Databaseの更新ドキュメントを参照してください。

OS管理コンソールおよびAPIと比較してコントロール・パネルに表示されるWindows更新プログラムの相違

詳細
コントロール・パネルに表示されるWindowsの更新がOS管理コンソールおよびAPIと一致しない場合があります。

OS管理サービスは、Windows Update Agent (WUA) APIから受け取ったデータに依存します。WUA APIを使用する場合、OS管理サービスは、Windows Server Update Service (WSUS) APIを使用する場合のように、使用可能なすべてのAPIに完全にアクセスできるわけではありません。何を実行できるかを制御するポリシーは、アップストリームのMicrosoft更新サービスにアクセスする場合とWSUSを使用して独自のポリシーを作成する場合とで異なります。

回避策
この動作は、現時点では想定されるものです。この問題を認識し、改善点を調査しています。

ソフトウェア・ソースがコンソールに最初にロードされるまで数分かかることがある

詳細
コンソールにソフトウェア・ソースを表示する場合、ソフトウェア・ソースが最初にロードされるまでに数分かかる場合があり、HTTPタイムアウトが発生する可能性があります。
回避策
HTTPタイムアウト・エラーが発生した場合は、ブラウザをリフレッシュします。

ManagedCompartmentForPaaSコンパートメントで見つかったインスタンスでOS管理サービスを使用できません

詳細
OS管理サービスは、ManagedCompartmentForPaaSコンパートメントで見つかったインスタンスでは使用できません。このコンパートメントは、Oracle Cloud Infrastructure上のOracle Platform Servicesで使用するユーザーのかわりに作成されます。このコンパートメントの詳細は、サポートされているPlatform Servicesに関する情報を参照してください。

OS管理は、Database Cloud Serviceインスタンスの更新の管理にも使用できません。詳細は、DBシステムにパッチを適用できませんを参照してください。

サードパーティ・ソフトウェア・リポジトリを使用してパッケージをインストールすると、Oracle Cloud AgentのOS管理サービス・エージェント・プラグインが失敗する

詳細
Python Package Index (PyPI)などのサードパーティ・ソフトウェア・リポジトリからパッケージをインストールすると、OS管理サービス・エージェント・プラグインのパッケージの依存関係要件を含む、基礎となるプラットフォーム・ディストリビューションに必要なパッケージが上書きされることがあります。
回避策
システムの依存関係が上書きされないようにするには、Python開発作業に仮想環境を使用します。仮想環境の詳細は、最新のPythonドキュメントを参照してください。

無効化されていたOracle Linux 8インスタンスでのOracle Cloud Agent 1.16.0への更新後のOS管理サービス・エージェント・プラグインのステータスの相違

詳細
Oracle Cloud Agent 1.16.0以降では、OS管理サービス・エージェント・プラグインがOracle Linux 8インスタンスに対してデフォルトで有効になっています。Oracle Cloud Agent 1.15.0以前では、OS管理サービス・エージェント・プラグインはOracle Linux 8インスタンスに対してデフォルトで無効でした。Oracle Cloud Agent 1.16.0に更新される前に無効化されていた既存のOracle Linux 8インスタンスは、Oracle Cloud Agent 1.16.0への更新後も引き続き無効です。アップグレード後、プラグインがこれらのインスタンスに対して有効であることが「Oracle Cloud Agent」タブに示されます。ただし、これらのインスタンスのステータスは、プラグインが「サポート対象外」であることを「構成でプラグインが無効になっている」というメッセージとともに示しています。
回避策

「Oracle Cloud Agent」タブのプラグインのステータスの相違を手動で解決するには:

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」をクリックし、「インスタンス」をクリックします。
  2. 関心のあるインスタンスをクリックします。
  3. 「Oracle Cloudエージェント」タブをクリックします。
  4. 「プラグインの有効化」スイッチを「無効」に切り替えます。
  5. 「プラグインの無効化」確認ダイアログで、「無効化」をクリックしてアクションを確認します。

このインスタンスでOracle Cloud Agent Service Agentプラグインを有効にする場合は、agent.yaml構成ファイルでプラグインを手動で有効にする必要があります。agent.ymlファイルでプラグインを有効にした後、「Oracle Cloud Agent」タブでスイッチを切り替えることで、プラグインを有効化または無効化できます。

agent.ymlファイルでプラグインを手動で有効にするには:

  1. インスタンスにログインします。インスタンスへの接続を参照してください。
  2. Oracle Cloud Agentソフトウェアがまだインストールされていない場合は、インストールします。
  3. 次のsedユーティリティ・スクリプトを実行して、OS管理サービス・エージェント・プラグインを有効にします。
    sudo sed -i.saved -e '/^  osms:/,/^  [a-z]*:/{
    s/\(.*disabled:.*\)true/\1false/
    /^.*disableByOs:$/,/^  [a-z]*:/{
    /^.*-.*Oracle Linux Server.*:$/d
    /^.*-.*8.x/d}}' /etc/oracle-cloud-agent/agent.yml

    このスクリプトは、/etc/oracle-cloud-agent/agent.ymlファイルのosms構成を次のように更新します:

    • disabled:パラメータの値をtrueからfalseに変更します。
    • disableByOS:セクションから次の行を削除します:
       - Oracle Linux Server:
            - 8.x
    ヒント

    また、このスクリプトでは、agent.yml.savedという名前のファイルに構成ファイルがバックアップされます。バックアップ・ファイルを使用して、agent.ymlをファイルの以前のバージョンにリストアできます。

  4. Oracle Cloud Agentサービスを再起動します。
    sudo systemctl restart oracle-cloud-agent.service

    プラグインが再起動するまで最大10分かかります。再起動後、「Oracle Cloud Agent」タブでOS管理サービス・エージェント・プラグインのステータスが「実行中」に変わります。その後、コンソールまたはAPIを使用してOS管理サービス・エージェント・プラグインを管理できます。

  5. OS管理サービス・エージェント・プラグインのステータスの確認に進みます。

古いインスタンスでは、Oracle Instant Client 18.3の基本パッケージを19.5に更新できません

詳細

パッケージの変更により、2020年3月18日より前に作成されたインスタンスでは、Oracle Instant Client 18.3基本パッケージを19.5に更新できません。

sudo yum remove oracle-instantclient18.3-basic
sudo yum install oracle-instantclient19.5-basic
回避策

Oracle Instant Clientを更新するには、Oracle Instant Client 18.3を手動で削除してから19.5をインストールします。次のコマンドを使用します:

sudo yum remove oracle-instantclient18.3-basic
sudo yum install oracle-instantclient19.5-basic

Oracle Instant ClientはAutonomous Linuxインスタンスにデフォルトでインストールされていません

詳細

2020年3月18日より後に作成されたOracle Autonomous Linuxインスタンスでは、Oracle Instant Clientはデフォルトではインストールされません。

回避策

Oracle Instant Client 19.5をインストールするには、パッケージを手動でインストールする必要があります。次のコマンドを使用します:

sudo yum install oracle-instantclient19.5-basic

Oracle Instant ClientリポジトリはAutonomous Linuxインスタンスではデフォルトでは使用できません

詳細

2020年12月9日に作成されたOracle Autonomous Linuxインスタンスでは、Oracle Instant Clientリポジトリ(ol7_oracleinstant client)はデフォルトで使用できません。

回避策

このリポジトリを追加するには、まずoracle-release-el7 releaseパッケージをインストールし、次にol7_oracle_instantclientリポジトリを有効にする必要があります。その後、適切なOracle Instant Clientバージョンのパッケージをインストールできます。次のコマンドを使用します:

sudo yum install oracle-release-el7
sudo yum-config-manager --enable ol7_oracle_instantclient

解決済の問題

次の既知の問題は、OS管理で解決されています。

UEK R7のソフトウェア・ソースは、デフォルトではOracle Linux 8インスタンスにアタッチされていません

詳細

2023年1月に作成されたOracle Linux 8プラットフォーム・イメージ以降、Unbreakable Enterprise Kernelリリース7 (UEK R7)がデフォルトのカーネルです。ただし、OS管理サービスは、これらのイメージのUnbreakable Enterprise Kernelリリース6 (UEK R6)ソフトウェア・ソースをアタッチします。その結果、インスタンスに使用可能なすべての更新を受け取ることはありません。

ヒント

Oracle Linux 8インスタンスで実行されているリポジトリおよびカーネルを確認するには、sudo yum repolistおよびuname -rコマンドを実行します。不一致が検出された場合は、OS管理でソフトウェア・ソースの割当てを確認してください。

回避策

この問題は解決されています。

解決
2023-07-10

Unbreakable Enterprise Kernelリリース7ソフトウェア・ソースはOracle Linux 8では使用できません

詳細
OS管理は、UEK R7ソフトウェア・ソースをOracle Linux 8で使用できるようにはしていません。
回避策
この問題は解決されています。
解決
2022-12-05