Stablecoin分析

Oracle Blockchain Platform Digital Assets Editionには、stablecoinシナリオ用のサンプルOracle Analyticsワークブックが含まれています。

サンプルのOracle Analyticsワークブックを使用するには、Oracle REST Data Services (ORDS)スクリプトを実行してデータベース・ビュー定義を設定し、ワークブック・ファイルをインポートしてOracle Analytics Cloudを構成する必要があります。

StablecoinのOracle Databaseビュー定義

Oracle Analyticsワークブックをstablecoinシナリオで使用する前に、データベース・ビュー定義を設定する必要があります。

  1. リッチ履歴データベースを有効化および構成します。
    詳細は、Oracle Blockchain Platformの使用リッチ履歴データベースの有効化および構成を参照してください。
  2. リッチ履歴データベースに書き込むチェーンコード・データを含むチャネルで、リッチ履歴を有効にします。詳細は、Oracle Blockchain Platformの使用リッチ履歴データベースにデータを書き込むチャネルの構成を参照してください。
  3. Node.jsバージョン18以降をダウンロードしてインストールします。
  4. Oracle Blockchain Platform「デジタル・アセット」ページで、「Stablecoin」を選択します。
  5. 「データベース・ビュー定義パッケージのダウンロード」をクリックします。
  6. ダウンロードしたアーカイブ・ファイルを抽出します。
  7. 次のコマンドを実行して、ORDSscriptフォルダに移動し、必要な依存関係をインストールします。
    npm install
  8. スクリプトに付属している.envファイルを編集して、環境に合せて構成します。
    Oracle REST Data Servicesエンドポイントでは、次の一般的な形式が使用されます。
    <base_URL>/<user_name>/<resource_link>
    環境/構成タイプ 環境/構成の変数 説明
    DB Connection CONNECTION_STRING データベースの接続文字列。
    CONNECTION_STRING="(description= (retry_count=20)(retry_delay=3)(address=(protocol=tcps)(port=1522)
    (host=adg.ap-sydney-1.example.com))(connect_data=
    (service_name=g536390e55ee33f4_db_high.adg.example.com))(security=(ssl_server_dn_match=yes)))"
    View Configuration CHAINCODE_NAME リッチ履歴データベースからトランザクション詳細をフェッチするチェーンコードの名前。 CHAINCODE_NAME="Stablecoin"
    View Configuration INSTANCE_NAME チェーンコードがデプロイされるインスタンスの名前。 INSTANCE_NAME="Stablecoin"
    View Configuration CHANNEL_NAME チェーンコードが配置されているチャネルの名前。 CHANNEL_NAME="default"
    ORDS Endpoint Setup MODULE_NAME 使用するORDSモジュールの名前。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 MODULE_NAME="demotest"
    ORDS Endpoint Setup BASE_PATH ORDS URLのベース・パス。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 BASE_PATH="demotest"
    ORDS Endpoint Setup PATTERN ORDS URLのパターン名。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 PATTERN="accountTransactionDetails"
    ORDS REST Endpoint ORDS_REST_BASE_URL データベースのORDS RESTエンドポイントのベースURL。 ORDS_REST_BASE_URL="https://g536390e55ee33f4_db_high.adg.ap-sydney-1.example.com"
    Alias Configuration ALIAS_NAME RESTエンドポイントURLのユーザー名のかわりに使用する別名。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 ALIAS_NAME="demotestAlias"
    ORDS Role ROLE_NAME ユーザーに割り当てられているORDSロール。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 ROLE_NAME="demotest_role"
    ORDS Privilege PRIVILEGE_NAME ユーザーに割り当てられたORDS権限。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 PRIVILEGE_NAME="demotest_priv"
    ORDS Privilege LABEL ORDS権限のラベル。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 LABEL="demotest_label"
    ORDS Privilege DESCRIPTION ORDS権限の説明。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 DESCRIPTION="demotest_description"
    OAuth Configuration CLIENT_NAME ORDS RESTエンドポイントでのOAuth認証に使用するクライアント名。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 CLIENT_NAME="demotest_client"
    OAuth Configuration OWNER ORDS RESTエンドポイントでのOAuth認証に使用する所有者名。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 OWNER="demotest"
    OAuth Configuration DESCRIPTION OAuth構成の説明。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 DESCRIPTION="demotest_description"
    OAuth Configuration SUPPORT_EMAIL OAuth構成のサポート電子メール・アドレス。これは、データベース内の既存のアセットと競合しない任意の値です。 SUPPORT_EMAIL="test@example.com"

    スクリプトによって生成されるOracle Analyticsビューは、ACCOUNTS_MODTRANSACTION_MODおよびACCOUNTS_TRANSACTION_MODです。

  9. 次のコマンドを使用してORDSスクリプトを実行します。
    npm run start
    コマンドを実行すると、次のプロンプトが表示されます。
    Enter your DB User Name
    リッチ履歴データベースのユーザー名を入力します。アカウントには、ビューおよびORDSエンドポイントの作成に必要な権限が必要です。
    Enter your DB Password
    リッチ履歴データベースのパスワードを入力します。
    Please select a chaincode type
    「STABLECOIN」を選択します。矢印キーを使用してナビゲートし、[Enter]キーを押して選択を確認します。
    Do you want to create the View and ORDS Endpoint? (y/n)
    ビューおよびエンドポイントを作成するには、yと入力します。ビューおよびエンドポイントをすでに作成している場合は、nと入力します。
    Please select the language of your chaincode? (TS/GO)
    以前にyと入力した場合は、TypeScriptにTSと入力します。
    Do you want to generate ORDS Endpoint URL and Bearer Token? (y/n)
    エンドポイント資格証明を生成するには、yと入力します。それ以外の場合は、nを入力します。

Stablecoin用のOracle Analytics Cloudの構成

次のステップを実行して、Oracle Analytics Cloudを構成し、stablecoinシナリオに分析ワークブックを使用します。

  1. Oracle Autonomous Databaseのインスタンスを作成します。
  2. データベース・ビュー定義を設定します。stablecoinサンプルのデータベース・ビュー定義を設定する方法の詳細は、Oracle Database Stablecoinのビュー定義を参照してください。
  3. Oracle Cloud Infrastructure (OCI)でOracle Analytics Cloudのインスタンスを作成します。
    1. OCIコンソールにログオンします。
    2. 「分析とAI」「Oracle Analytics Cloud」をクリックします。
    3. 「インスタンスの作成」を選択し、必要な情報を追加してください。
    4. 「作成」を選択し、インスタンスの作成が完了するまで待機します。
    Oracle Analytics Cloudの詳細は、Oracle Analytics Cloudを参照してください。
  4. Oracle Blockchain Platform Digital Assets Editionの「デジタル・アセット」ページの「サンプルStablecoin Analyticsワークブック」で、「サンプル分析パッケージのダウンロード」を選択します。サンプル・アプリケーションを含むStablecoinAnalyticsPackage.zipファイルがコンピュータにダウンロードされます。
  5. StablecoinAnalyticsPackageディレクトリを含むStablecoinAnalyticsPackage.zipファイルを抽出します。ワークブック(.dva)ファイルは、StablecoinAnalyticsPackageディレクトリにあります。
  6. ワークブック・ファイルSystem Owner Dashboard.dvaParticipating Org Dashboard.dvaの両方をバックアップします。
  7. OCIコンソールでOracle Analytics Cloudに移動し、「アナリティクスのホームページ」を選択します。
  8. 「ワークブック/フローのインポート」を選択し、両方のワークブック・ファイルをインポートします。「すべての権限を含める(存在する場合)」を選択します。パスワードとしてOraAnalytic@2025と入力します。詳細は、ワークブック・ファイルのインポートを参照してください。
  9. Analytics_Connectionデータセットのデータ・ソース接続詳細を更新します。
    1. Oracle Analytics Cloudの「データ」ページに移動します。
    2. Analytics_Connectionデータセットを検索し、「検査/編集」「データベース接続の更新」を選択します。
    3. データベース・ビューのマップ
    4. 「保存」を選択します。
    Oracle Autonomous Transaction ProcessingをOracle Analytics Cloudに接続する方法の詳細は、Oracle Autonomous Transaction Processingに接続を参照してください。
  10. システム所有者および参加者組織ダッシュボードのロールおよび権限を設定します。
    1. Oracle Analytics Cloudで、「コンソール」を選択します。
    2. 「ロールおよび権限」を選択し、「アプリケーション・ロール」を選択します。
    3. 「アプリケーション・ロールの作成」を選択し、SystemOwnerRoleアプリケーション・ロールを作成します。
    4. 「メンバー」で、「グループ」「グループの追加」の順に選択します。
    5. SystemOwnerRoleおよびBI Dataload Authorロールにグループを割り当てます。Oracle Analytics CloudデータをOracle Visual Builderに埋め込むには、BI Dataload Authorロールが必要です。サンプル・アプリケーションに関連付けられているOracle Identity Cloud Service (IDCS)グループをBI Dataload Authorロールにマップする必要があります。SystemOwnerRoleロールとBI Dataload Authorロールがマップされていない場合、Oracle Analytics CloudがOracle Visual Builderと統合されていても、分析データはサンプル・アプリケーションに表示されません。関連するすべてのIDCSグループをサンプル・アプリケーションからこれらのロールにマップします。たとえば、次のグループをマップします。
      • SYSTEM_ADMINS
      • SYSTEM_AUDITORS
      • SYSTEM_CREATORS
      • SYSTEM_MANAGERS
      • SYSTEM_ISSUERS
      • SYSTEM_RETIRERS
    6. 参加者組織のロール(ParticipantOrg1RoleParticipantOrg2Roleなど)を作成します。
    7. 参加者組織ロールおよびBI Dataload Authorロールにグループを割り当てます。次の例のグループなど、任意の名前でグループを作成できます。次の例では、グループ名の参加者組織の番号を、対応する組織ロールと一致するように変更します。
      • ORG1_ADMINS
      • ORG1_AUDITORS
      • ORG1_MANAGERS
      • ORG1_OFFICERS
    詳細は、グループへのアプリケーション・ロールの割当てを参照してください。
  11. システム所有者ダッシュボードおよび参加者組織ダッシュボードのインスタンス名パラメータを更新します。
    1. 管理者としてログインし、システム所有者ダッシュボードを開きます。
    2. 「編集」を選択します。
    3. 「パラメータ」で、右クリックしてシステム所有者インスタンス名のパラメータを編集します。
    4. システム オーナー インスタンス名またはメンバーシップ サービス プロバイダ(MSP) IDを入力します。たとえば、「CB」と入力します。
    5. 前のステップを繰り返して、参加者組織ダッシュボードのシステム所有者インスタンス名を更新します。
  12. 参加者組織ダッシュボードでロールを更新します。
    1. 参加者組織ダッシュボードを開き、「ダッシュボードの編集」を選択します。
    2. 「データ」タブを選択し、System_Owner_Account_Trans_Mod-Participating_Orgビューを選択します。
    3. 「結合ダイアグラム」を選択します。
    4. 各参加者のロールおよびフィルタを追加します。
      1. 「ロール・フィルタ」の横にある「追加」ボタンを選択します。
      2. 問合せを含むフィルタ式を追加します。たとえば、Org1およびOrg2を参加者組織として指定する次のSQL問合せをParticipantOrg1Roleロールに追加します。
        FROM_ORG_ID = 'Org1' AND TO_ORG_ID = 'Org2'
        次のロールに進む前に、ロールとフィルタ式を順番に追加する必要があります。
      3. ParticipantOrg2Roleロール、ParticipantOrg3Roleロールなどに対してこのプロセスを繰り返します。
  13. ダッシュボードをOracle Analytics Cloudの共有フォルダに移動します。
    1. 「カタログ」「マイ・フォルダ」にナビゲートします。
    2. Shared FoldersディレクトリにSharedという名前のフォルダを作成します。
    3. ダッシュボードをMy Foldersディレクトリから、「共有フォルダ」ディレクトリ内のSharedフォルダに移動します。
  14. 徹底的にテストして、すべてのビジュアライゼーション、データ接続、ユーザー・アクセスおよびその他の機能が期待どおりに機能することを確認します。