ピア・ノードの属性
ピア・ノードは、トランザクションの読取り、エンドースおよびブロックチェーン・レジャーへの書込みを実行します。ノードの属性は、ネットワーク上でのノードのパフォーマンスおよび動作を決定します。
ノードの属性を変更できます。User権限がある場合、ノードの属性を表示できます。
表A-5ピア・ノード- 一般属性
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ピアのID | これは、ノードの作成時にOracle Blockchain Platformによってノードに割り当てられた識別子または名前です。 | peer0 |
| ローカルMSP ID | これは、組織に割り当てられたMSP IDです。このIDは変更できません。 | 組織固有です。 |
| ロール | ピアのロールがメンバーか管理者かを指定します。ほとんどの場合、このフィールドには「メンバー」と表示されます。
このロールは、チェーンコードのエンドポイント・ポリシーで使用されます。エンドースメント・ポリシーでは、署名者ピアのアイデンティティおよび署名者ピアのロールを検証する必要があるMSPを指定します。Adminロールは通常、機密操作をさらに保護する必要がある状況で割り当てられ、それらの操作が特定のピアによってエンドースされていることを確認します。 インスタンスで作成されたピアには、メンバー・ロールが割り当てられています。 |
メンバー |
| リスニング・ポート | これは、Oracle Blockchain Platformによってノードに割り当てられたリスニング・ポートです。ポート番号は変更できません。 | 組織固有です。 |
| ログ・レベル | ノードに使用するログ・レベルを指定します。Oracleでは、開発またはテストにDEBUGを使用することをお薦めします。また、本番にはERRORを使用します。 | INFO |
| エイリアス | オプションで、ピアIDを超えるピアをさらに識別するためのテキストを入力します。 | NA |
表A-6ピア・ノード- 拡張属性- Gossipタブ
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| ブートストラップ・ピア |
起動時にピアが他のピアへの接続に使用するサービス名のアドレスおよびポートを指定します。このエンドポイントは、同じ組織内のピアのエンドポイントと一致する必要があります。 |
NA |
| 格納する最大ブロック数 | メモリーに格納するブロックの最大数を入力します。 | 10 |
| 最大伝播バースト・レイテンシ(ミリ秒) | メッセージ・プッシュ間のミリ秒数を入力します。 | 10 |
| 最大伝播バースト・サイズ | プッシュ・リモート・ピアがトリガーされるまでに格納されるメッセージ数を入力します。 | 10 |
| 伝播の推移 | メッセージがピアにプッシュされる回数を入力します。 | 1 |
| 最大接続試行回数 | ピアへの接続時に行う最大試行回数を入力します。 | 120 |
| メッセージ失効係数 | アライブ・メッセージのメッセージ有効期限ファクタを入力します。 | 20 |
| 伝播ピア数 | メッセージを送信するピアの数を入力します。 | 3 |
| プル間隔(秒) | プル・フェーズ間の秒数を入力します。 | 4 |
| プル・ピア数 | プルするピア数を入力します。 | 3 |
| 状態情報のリクエスト間隔(秒) | ピアから状態情報メッセージをプルする頻度を入力します。 | 4 |
| 状態情報のパブリッシュ間隔(秒) | ピアに状態情報メッセージを送信する頻度を入力します。 | 4 |
| 証明書のパブリッシュ期間(秒) | 証明書がアライブ・メッセージに組み込まれる起動からの秒数を入力します。 | 10 |
| ダイヤル・タイムアウト(秒) | ダイヤルがタイムアウトするまでの秒数を入力します。 | 3 |
| 接続タイムアウト(秒 | 接続がタイムアウトするまでの秒数を入力します。 | 2 |
| 受信バッファ・サイズ | 受信したメッセージ用のバッファ・サイズを入力します。 | 20 |
| 送信バッファ・サイズ | 送信するメッセージ用のバッファ・サイズを入力します。 | 200 |
| ダイジェスト待機時間(秒) | プル・エンジンが受信ダイジェストを処理するまで待機する秒数を入力します。 | 1 |
| リクエスト待機時間(秒) | プル・エンジンが受信nonceを削除するまで待機する秒数を入力します。 | 1,500 |
| レスポンス待機時間(秒 | プルを終了するまでプル・エンジンが待機する秒数を入力します。 | 2 |
| アライブ時間間隔(秒) | アライブ時間をチェックする頻度を入力します。 | 5 |
| アライブ有効期限タイムアウト(秒) | アライブ有効期限がタイムアウトするまで待機する秒数を入力します。 | 25 |
| 再接続間隔(秒) | 再接続まで待機する秒数を入力します。 | 25 |
| ブロック検証をスキップ | ブロック検証をスキップする場合にクリックします。 | 未選択 |
表A-7ピア・ノード- 拡張属性- Gossip/Electionタブ
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| メンバーシップのサンプル間隔(秒) | ピアがネットワークの安定性をチェックする頻度(秒単位)。 | 1 |
| リーダー・アライブしきい値(秒) | 最後の宣言メッセージが送信される前、およびピアがリーダーの選出を決定する前に経過する秒数。 | 10 |
| リーダー選挙期間(秒) | ピアが提案メッセージを送信して自身をリーダーと宣言した後に経過する秒数。 | 5 |
| リーダー | チャネルのリーダー・ピアは、ブロックを受信してクラスタ内の他のピアに配布します。ピアがリーダーの決定に使用するモードを指定します。
|
OrgLeader |
表A-8ピア・ノード- 拡張属性- イベント・サービス・タブ
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| バッファ・サイズ | バッファに格納できるイベントの最大数を入力します。システムは、この数値を超えるイベントを送信しません。 | 100 |
| タイムアウト(ミリ秒 | ビジネス・ネットワークがイベントを送信するために許容される最長時間(ミリ秒)を入力します。 | 10 |
表A-9ピア・ノード- 拡張属性- チェーンコード・タブ
| 属性 | 説明 | デフォルト値 |
|---|---|---|
| 起動タイムアウト(秒) | コンテナが起動してレジストリが応答する間の最大待機時間を秒単位で入力します。 | 300 |
| 実行タイムアウト(秒) | チェーンコードが実行を試みる、タイムアウトまでの最長時間(秒)を入力します。 | 30 |
| モード | システムによるチェーンコードの実行状況を表示します。この値は常にネットです。 | ネットワーク |
| キープアライブ(秒) | 通信にプロキシを使用している場合は、ピアとチェーンコード間の接続を維持する最大時間を秒単位で入力します。 | 0 |
| ログ・レベル | チェーンコード・コンテナ内のすべてのロガーに使用するログ・レベルを指定します。Oracleでは、開発またはテストにDEBUGを使用することをお薦めします。また、本番にはERRORを使用します。 | INFO |
| Shimレベル | shimロガーに使用するログ・レベルを指定します。 | WARNING |