logMsg()

デバッグ中にルールのロジックに関する特定の情報を取得します。必要な場合はログ文をJavaScript式に配置して、ルールの動作を示すために定義された変数およびメッセージの値を表示します。

構文

logMsg(argument)

パラメータ

パラメータ	必須/オプション	説明
argument	必須	debug.Only stringsおよび numbersについて記録および表示する式または変数値が引数としてサポートされており、これはこれらの型の変数を使用できることを意味します。 ヒント: オブジェクトを引数として使用する場合は、stringify()メソッドを使用して文字列として渡す必要があります。

戻り値

logMsg()ヘルパー関数に渡された引数の値が返され、デバッグ時にログ・ウィンドウに表示されます。

使用上のヒント

• logMsg()ヘルパー関数はデバッグ・モードでのみ実行されるため、ルールを公開する前にコールを削除する必要はありません。

例)

例3-82変数のラベルの使用

変数のロギング時にラベルを使用すると、出力のフォローが容易になります。

logMsg("weight: "+weight); // logs the label and the variable value

ログ・ウィンドウでの出力

weight: 160

例3-83ログ文を使用したルール・ロジックのデバッグ

メッセージをフラグとしてログに記録し、ルールの動作を駆動するロジックを表示します。

var weight = "All visits"."Form Demo"."item weight";
logMsg("weight: "+weight); // logs the label and the variable value
if(weight >160){ 
    logMsg("weight > 160"); // log the execution path for "if" return false; }
else{ 
    logMsg("NOT weight > 160"); // log the execution path for "else" return true;}

ログ・ウィンドウでの出力

weight: 160
NOT weight > 160

例3-84 stringify()メソッドを使用したオブジェクトの受渡し

stringify() メソッドを使用してオブジェクトを文字列に解析し、ログ文で使用できるようにします。

var val1 = getValues("dt1","tpt"); 
logMsg("dt1 = "+JSON.stringify(dt1));

ログ・ウィンドウでの出力

dt1 =
      [{"visitName":"SCR","deleted":false,"tableRowInstance":null,"branchName":null,"eventType":"ScreeningVisit","formRepeatNumber":1,
"value":"2022-03-09T00:00:00.000Z","cycleNumber":null,"empty":false,"treatmentArm":null},
{"visitName":"SCR","deleted":false,"tableRowInstance":null,"branchName":null,"eventType":"ScreeningVisit","formRepeatNumber":2,
"value":"2022-03-09T00:02:00.000Z","cycleNumber":null,"empty":false,"treatmentArm":null},
{"visitName":"SCR","deleted":false,"tableRowInstance":null,"branchName":null,"eventType":"ScreeningVisit","formRepeatNumber":3,
"value":"2022-03-09T06:00:00.000Z","cycleNumber":null,"empty":false,"treatmentArm":null}]